ガールズHマインド(女の子だってスケベ心いっぱい)

jun( ̄▽ ̄)ノ

文字の大きさ
125 / 125

怪獣が出た 13

しおりを挟む
怪獣が出た 13

「ぅ……な、なに?」

 ユラリン、突如として目の前がぐらーっと歪む事に気づく。

「ひょーほほ、かすり傷を負ったのがいけないのだよ、ユラリン」

「いったい何をしたというの!」

「この槍の先に毒を塗ったのさぁ、目が回るだろう? それでこの槍攻撃を交わせるかなぁ」

「く……」

 再び来た猫又の槍突き、ユラリンはそれを刀で捌く。だが目の前がグラーっと幻めいて歪むゆえ、どうしても後退を余儀なくされる。

「ほーれ、どうしたユラリン、下がっているぞぉ、反応速度も少しずつ落ちているぞぉ」

 このままではやられる! そう思ったユラリン、バッと大きく後ろに飛んで距離を取ると、なんと手にしている刀を捨てた。

「武器を……勝負を捨てたか?」

 猫又が怪訝な顔をすると、ユラリンは両手をにぎりサンチン立ちになった。そして体をボッと上がった青いオーラで包む。

「猫又、祈るがいいわ、勝負で一瞬で決まる。そしてこれが今生の別れになる」

「何を!」

 猫又の尻尾から放たれる光の矢は、すべて青いオーラを貫けない。

「いまこそ!」

 ユラリンが動く。それは猫又が槍攻撃をする余裕をまったく与えない、青い風というダッシュであり、次の瞬間にはグッと猫又に抱きついていた。

「ユラリン・ダイナマイト!」

 ユラリンが叫んだら、ドーン! っとものすごい大爆発が発生。それは猫又を粉々に吹き飛ばす猛烈な攻撃だった。

「え、自爆したっていうの?」

 離れたところか見ていた悠人、ユラリン・ダイナマイトにショックを受けた。

「え、イヤだよ、いくら正義が勝つとか言っても、そんな、自爆なんてそんな」

 悠人の中に湧き上がる切なさ。ユラリンが死ぬとすれば、それは由良もユリもプリンも全員が消えるということ。そんなひどい事に耐えられるはずがない。

「由良……ユリ、お姉さん……」

 悠人の目からスーッと涙が出てきた。こんな展開、誰も幸せになれないじゃん! と泣きそうになっていく。だがそのときだ、ヒューっと青い光がやさしく絡み合うように集まっていく。そして再びユラリンの姿がそこに登場。

「ユラリン!」

 泣きかけていた悠人の顔に笑顔が戻る。それはこの世に平和が戻ったって事でもあった。

「テュア!」

 ユラリンが大空へ飛んでいく。それはおそらくマッハ25くらいだろうって猛スピードだった。

「ユラリーン、ありがとう!」

 悠人は思わず空を見上げながら駆けていた。そして手を振り、平和のために戦ってくれたユラリンに礼を言い続けたのだった。

 で、この後どうなるの? と、冷静になったときに思ったら、後ろから悠人! と名前を呼ばれて振り返る。するとそこには由良、ユリ、プリンの3人が立っていた。どうやら元に戻って無事に一件落着となったみたいだ。

「悠人、なんかすごい久しぶりって感じ」

 由良は真っ先に悠人へ抱きつく。ムニュウっとやわらかい弾力にいいニオイがぷーんとして悠人がうにゅうっと目を回す。

「ったく、正義の味方って仕事が終わったばかりなのに盛るんじゃないわよ」

 プリンが由良を悠人から引き離すと、タイミングよく躓いたりする。するとまたボワンとやわらかい弾力にいいニオイ。

「げぇ、あざとい……プリンって年上のくせに根性が一番うす汚い女」

「なんですって!」

 由良とプリンがギャーギャー言い合っているとき、ユリがクールなオーラで悠人に言う、だいじょうぶだった? とか。

「うん、ユリもありがとう」

 一瞬漂う悠人とユリのいい感じみたいな空気、だから由良とプリンがすかさず割り込み、そして悠人を見ながら言った。
「悠人、悠人は誰が一番好きなの?」

 問われた悠人、眼前にいてジーっと、きつい女子力目線を向ける3人にタジタジ。

「と、とりあえず……みんな好き。みんなステキな女の子でみんな好き」

 悠人は平和主義者らしい言葉を発してこの場を丸めようとした。しかし女子力の電圧が上がっている3人にそれは通じない。

「はぁ? なにそれ!」

 ギン! っとメスライオンみたいな目を6つも向けられたら、悠人はキャン! っと子犬みたいに逃げ出すしかできなかった。

 こうしてこの世の平和は守られた。女子たちと悠人の熱いラブな日常はこれからも平和にまったり、そしてヌメーっと続いていくことだろう。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

入れ替わり夫婦

廣瀬純七
ファンタジー
モニターで送られてきた性別交換クリームで入れ替わった新婚夫婦の話

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

妹の仇 兄の復讐

MisakiNonagase
青春
神奈川県の海に近い住宅街。夏の終わりが、夕焼けに溶けていく季節だった。 僕、寺内勇人は高校三年生。妹の茜は高校一年生。父と母との四人暮らし。ごく普通の家庭で、僕と茜は、ブラコンやシスコンと騒がれるほどではないが、それなりに仲の良い兄妹だった。茜は少し内気で、真面目な顔をしているが、家族の前ではよく笑う。特に、幼馴染で僕の交際相手でもある佑香が来ると、姉のように慕って明るくなる。 その平穏が、ほんの些細な噂によって、静かに、しかし深く切り裂かれようとは、その時はまだ知らなかった。

中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
 中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ  ★作品はマリーの語り、一人称で進行します。

処理中です...