中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ

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84・光の服選びって……・中1・Eカップ

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 84・光の服選びって……・中1・Eカップ


「光、今日は空いてる?」

「ごめん、今日は空いてない」

「あ、なんか用事とかあるんだ? やっぱり小説ですか?」

「今日はちょっと、ウニクロに買い物とかしに行くから」

「はぁ? だったらなんでわたしに声をかけないの?」

「え?」

「服を買うならとなりに彼女がいて損することないはず。わたし行くから、絶対いっしょに行くから」

「えぇ……」

 こんなやり取りを学校でやったから、家に帰ったらすぐに着替えてすぐに待ち合わせ場所に行った。

「光!」

「あぁ……マリー」

「え、なにテンション低いぞ! どういうこと?」

「べ、別に意味なんかない」

「テンションが低くても彼女のTシャツに浮かぶ巨乳って部分はしっかりチラチラ見てくれるんだね、おっぱい星人!」


「う、うるさいな……」

 わたしはなぜに光のテンションが低いのだろうと不思議に思っていた。今日は一日調子が悪い日? という風には、少なくとも学校が終わるまでは見えなかったから。

「で、今日は具体的に何を買うの?」

「えっと……トランクスに靴下にカジュアルなシャツにTシャツにジーンズってところ」

「要するに一式か、よし、マリーが援護射撃してあげるから、大船に乗ったキモチでいたまえ!」

「ん……」

 こうしてたどり着いた店に入ったのだけれど、わたしはすぐさま驚かされた。光はカゴを持ってシャツ売り場に立つと、全体をクゥーっと眺めたと思ったら、ま、これかなとか言ってあっさりカゴに入れていく。そこにはわたしが思うあってしかるべき吟味タイムがない。

「光、こっちの赤と紫のチェックもいいと思うんだけど」

「いや、今はこっちのグレーチェックがいい思った」

「こっちは?」

「シャツはもういいよ」

 光はサラサラっと流れる川みたいな感じでシャツを選び終えた。時間にしたら5分も経っていない。それはわたしにとってみれば衝撃的な展開だった。

「うっそぉ……全然吟味しないなんて、光、それはおかしいよ」

「え、何がおかしいと?」

「もうちょっとさぁ、これはどう? これはどう? と、大げさにいえば毒見するような慎重さがあってしかるべきでは?」

「いや、フィーリング優先だから。だいたいそれでいい感じになれるのがマイライフですから」

「いや、分かるような気もするけどさぁ……」

 フィーリング優先だって、たしかにそれは光らしいという気がした。でもあんまりにもあっさり選びすぎでは? と言いたくなる。もし光がわたしの弟だったら、おまえちょっと待て! とストップをかけているところだね。

 次のTシャツもびっくり。こんなにたくさんあるのに、一応はチラチラっと見はしたけれど、わたしに言わせれば一瞬で即決みたいな、そんな速さで決めてしまう。

「光……おかしくない?」

「なにが?」

「だってそうでしょう! シャツにTシャツに靴下にとあっさり選んだのに、なんでトランクスには時間をかける?」

「あ、いや、だって……恥ずかしいじゃんか」

「恥ずかしい? トランクスなんて見えない部分でしょうが」

「洗濯に出したら見られるし、それにフィーリングが合わないとかドハデなトランクスを穿くとかイヤだなぁと思わずにいられないし」

 うわぁ、光って絶対何かがおかしい。いかにも光らしいと思いつつ、なんかどこかおかしい! という気がしてならない。

 光はジーンズもさっくり選んで、その後で調整のために試着室にと向かっていった。わたしはそれが終わるまで店内を歩き回りながら、これはいったいどういうこと? と考え……ひとつ分かった。

「あ、そうか……男って、少なくとも光って男は……女の買い物に付き合うのがイヤっていうのと、時間をかけて買い物するのがニガテっていうのがイコールなのか。だからか、わたしが同行するって言ったらテンションが下がったのはそういうことだったのか。フィーリング優先とかいって、一度も彼女であるわたしの意見なんか聞かなかった」

 あぁ、そうか……つまるところ光はファッションに対してちょっと危ういやつなのだとわかった。たしかに光の選んだモノは悪くはなかったしセンスもあった。だけどファッションに気遣いがあるかどうかと言われたらあやしい。そのギリギリというのを光本人は才能で乗り切れるみたいなうぬぼれ、別の言い方なら天才のように思わせて保守的なんだとわたしは理解した。

「おまたせ」

 買い物を終えた光はテンションが上がっている。あぁ、そうか、光にとって服の買い物というのは基本的にたのしむぞぉ! って行事ではないのか。

「どうしたんだよマリー、テンション低くない?」

「光……」

「なに?」

「自分にファッションセンスってあると思う?」

「え、ふつうくらいにはあるんじゃないかなぁって……」

 うわぁ、ダメだ、これはダメだ! 我が彼氏には小説を書いたりする能力があるけれど、そのせいで偏りが生じて肝心なところが弱いんだ。彼女としてこれは育成しなければいけないところだと思った。
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