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110・彼氏のがんばって生きているってサマが大好き!
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110・彼氏のがんばって生きているってサマが大好き!
「うぅ、さっぶ!」
となりを歩く光が軽く凍えるみたいにつぶやいた。
「すっかり冬だもんね、でもまぁ、歩いていたら温まると思うから、ウォーキングデートをがんばって続けまっしょい!」
わたしも寒いのはイヤだなぁと思いつつ、光といっしょに歩くことを止めたくないから頑張る。こういうのも青春ですなぁって、冗談声で言いかけた。
「あ、ちょっと待って」
ここで光がクッと立ち止まる。そして〇〇池のウォーキングを中断することに全力をかけるように端っこへ寄ると大急ぎアクションをもってスマホを取り出す。
「ごめん、すぐ終わるから」
「いいよ」
わたしは両手をこすったり、左右の平にハァと息をかけたり、その場を軽く回って動いたりして待つ。なぜならこれはジャマできないというより、彼女としてジャマしたくないと思うことだったから。
光によると話のネタとかアイデアは突然飛び込んでくるらしい。でもってそれは、まるでゴキブリみたいな素早さで隠れてしまうから、その前に捕獲して記録止めしなきゃいけないらしい。
光によるとパソコンにはアイデア帳というのがあるらしく、使っていない話のネタが200個くらいあって、ピン! と来たら使うけれど、そうならない時は待機させているのだとかなんとか。
わたしは話を思いつくとかできない。でも捕まえないとアイデアが逃げていくというのはわかる気がしている。だから光がこうやって、わたしの事そっちのけみたいになっても、必死になってアイデアをメモ帳に整理している光にぶつぶつ言うなんてありえないよ。
「よし! 書けた、これでだいじょうぶ!」
やったぜ! という光の顔が愛しい……わたしの胸にバッキューン! って来ちゃう。やっぱりあれ、何かに打ち込んで生きているって、そんな姿を拝む彼女って立場は最高だなぁって思っちゃう。
「光はいいよねぇ、話が思い浮かんだりして」
「え?」
「わたしなんて……そういう事したいと思っても出来ないし」
ちょっと拗ねてみた。もしかすると今のわたし、光にちょっと甘えたいとか思っているのかもしれない。あるいは光がどう返すのか見たいって事かもしれない。
「ん……なんでと言われても困るんだけど……でも、最初からこういう感じだったわけでもないよ?」
「え、どういうこと?」
「話とか作って思っても、何かが飛び込んでくるなんて小6になるまで一回もなかった。それまでは……まぁ……男子がいて女子がいてただ会話して過ごすだけみたいな、そういう事しか思いつかなかった。だからマンガ家とかラノベ作家とか、すごいなぁといつも感心していた。だからもしかしたらマリーも、話を作ってみようとか頑張っていたらできるかもよ? もしできるようになったらさ、2人で共作とか出来るかも!」
うわぁ……なんてステキな返しだろう。わたしの胸をギュウっとつかんで濃厚に感じ入りさせてくれる。ここが外ではなく室内だったら、一歩進んだ感情が沸くのかもしれない。
「光……」
「なに?」
「光がアイデア整理で立ち止まったから、すっかり寒くなっちゃったよ」。これ絶対に光のせいでありますよ?」
「あ、ごめん」
「だから……いっしょに温まろう」
わたしはそう言って光と手をつないだ。そしてお互い冷たくなっちゃってみたいな手を動かし温め合う。そうするわたしは思わずにいられないんだ。近い将来には光と心身共々愛し合って、もうちょい先の未来では作家とかで成功した光と結婚して、でもって作家の妻でありマネージャーとして生きる物語を歩みたいなぁって。
「うぅ、さっぶ!」
となりを歩く光が軽く凍えるみたいにつぶやいた。
「すっかり冬だもんね、でもまぁ、歩いていたら温まると思うから、ウォーキングデートをがんばって続けまっしょい!」
わたしも寒いのはイヤだなぁと思いつつ、光といっしょに歩くことを止めたくないから頑張る。こういうのも青春ですなぁって、冗談声で言いかけた。
「あ、ちょっと待って」
ここで光がクッと立ち止まる。そして〇〇池のウォーキングを中断することに全力をかけるように端っこへ寄ると大急ぎアクションをもってスマホを取り出す。
「ごめん、すぐ終わるから」
「いいよ」
わたしは両手をこすったり、左右の平にハァと息をかけたり、その場を軽く回って動いたりして待つ。なぜならこれはジャマできないというより、彼女としてジャマしたくないと思うことだったから。
光によると話のネタとかアイデアは突然飛び込んでくるらしい。でもってそれは、まるでゴキブリみたいな素早さで隠れてしまうから、その前に捕獲して記録止めしなきゃいけないらしい。
光によるとパソコンにはアイデア帳というのがあるらしく、使っていない話のネタが200個くらいあって、ピン! と来たら使うけれど、そうならない時は待機させているのだとかなんとか。
わたしは話を思いつくとかできない。でも捕まえないとアイデアが逃げていくというのはわかる気がしている。だから光がこうやって、わたしの事そっちのけみたいになっても、必死になってアイデアをメモ帳に整理している光にぶつぶつ言うなんてありえないよ。
「よし! 書けた、これでだいじょうぶ!」
やったぜ! という光の顔が愛しい……わたしの胸にバッキューン! って来ちゃう。やっぱりあれ、何かに打ち込んで生きているって、そんな姿を拝む彼女って立場は最高だなぁって思っちゃう。
「光はいいよねぇ、話が思い浮かんだりして」
「え?」
「わたしなんて……そういう事したいと思っても出来ないし」
ちょっと拗ねてみた。もしかすると今のわたし、光にちょっと甘えたいとか思っているのかもしれない。あるいは光がどう返すのか見たいって事かもしれない。
「ん……なんでと言われても困るんだけど……でも、最初からこういう感じだったわけでもないよ?」
「え、どういうこと?」
「話とか作って思っても、何かが飛び込んでくるなんて小6になるまで一回もなかった。それまでは……まぁ……男子がいて女子がいてただ会話して過ごすだけみたいな、そういう事しか思いつかなかった。だからマンガ家とかラノベ作家とか、すごいなぁといつも感心していた。だからもしかしたらマリーも、話を作ってみようとか頑張っていたらできるかもよ? もしできるようになったらさ、2人で共作とか出来るかも!」
うわぁ……なんてステキな返しだろう。わたしの胸をギュウっとつかんで濃厚に感じ入りさせてくれる。ここが外ではなく室内だったら、一歩進んだ感情が沸くのかもしれない。
「光……」
「なに?」
「光がアイデア整理で立ち止まったから、すっかり寒くなっちゃったよ」。これ絶対に光のせいでありますよ?」
「あ、ごめん」
「だから……いっしょに温まろう」
わたしはそう言って光と手をつないだ。そしてお互い冷たくなっちゃってみたいな手を動かし温め合う。そうするわたしは思わずにいられないんだ。近い将来には光と心身共々愛し合って、もうちょい先の未来では作家とかで成功した光と結婚して、でもって作家の妻でありマネージャーとして生きる物語を歩みたいなぁって。
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