異世界✕兄妹✕姉妹

jun( ̄▽ ̄)ノ

文字の大きさ
39 / 46

ホリーVS親衛隊1

しおりを挟む
39・ホリーVS親衛隊1


(さて……と)

 ホリーは身構えながら親衛隊3人を見て分析。とっても元気がよさそうなのが一人、巨乳の姉よりさらにグラマーな爆乳が一人、得体のしれない感じが一人と。

「今度は仕留める」

 エンミが剣を持ってダッシュ。そのスピードは確かな自身に乗っかったモノ。そして風速で剣を振り下ろす。

―キーンー

 剣のぶつかった音が印象的に響く。それはホリーにこう思わせた。レストラン前で会った時よりは随分つよくなったなぁと。

「ポニー親衛隊の斬り込み隊長ことエンミを甘く見てもらっては困る」

 エンミの体から湯気が立ち上がってきた。そしてグググっと猛烈な力で押してくる。それは見た目に似合わないパワーだ。

(エンミを援護しなきゃ!)

 外野のイロミが心のの中でつぶやく。この少女は親衛隊では一番の爆乳女子として目立つものの、運動能力は基本低かった。それを補うために接近戦より少し離れたところからの援護役をメインにした方がいいとされていた。ゆえに今ここは自分の出番では? と胸に興奮を抱く。こんな自分でも活躍できると見せたい願望が踊りだす。だからしてがっちり磨いたと自信持つ技を放つのだった。

「パープルケルビン!」

 イロミが剣を振ると紫色の風が生まれホリーに向かっていく。でもそれはけっこうな熱を含んでいるらしく、赤ではない炎の動きと表現する方が正しい。

(当たった!)

 イロミがそう信じてうなづいた。実際ホリーの背面でパーン! と音がしてパープルが弾けた。でもそれはホリーの背中が焼け焦げた深いダメージにはつながっていない。

「あちち……」

 いつの間にやらホリーは両手で剣を持ち、左手の側の剣を背中に回し立てる。それはイロミが放ったパープルの大半を斬って砕け飛ばす。その際、わずかな熱がホリーの着ている赤いTシャツの肩を破く。だから内にあるブラのストラップが顔を見せる。

「やる……」

 相手のファインプレーに激おどろいたエンミ、ほんの一瞬押し込む剣の力が弱まった。するとグイっと相手の右手だけで持っている剣にグワっと押され体勢を崩す。それで後ずさりなどしてしまうと、一瞬意識がモノクロっぽくなって硬直する。。

(あ……)

 しまった! とばかり顔を上に向けるエンミ。そこには宙に待ったホリーの姿があり、今まさに剣を振り下ろそうとしている。

「ジェットストリーム!」

 そう叫んでホリーが剣を振る。でもそれはちょっとおかしかった。真下にいるエンミに対して振り下ろすと思われたのに、ホリーは体をねじり反転して技を放ったのである。するとジェットストリームはエンミではなく、爆乳のイロミに向かって飛んでいく。

「え、え、え!!!」

 すごい風が自分に向かってきたと思った次の瞬間、ブワ! っと風が吹き抜ける。するとイロミのまとっている服がすべて粉々になって吹き飛んだ。そうすると色白で凄すぎるグラマーさんってHカップ女子の体が余すところなく大サービスのように出現。

「はんぅ!」

 びっくりしたイロミ、恵まれすぎって実りの乳房をたまらず恥じらいアクションに移行。片方の腕で揺れ動いた豊満なふくらみを隠そうとし、伸ばしたもう片方の先にある手で口では言いづらいって部分を隠そうとする。真っ赤な顔したグラマー女子がその場にへたり込んでしまう。

「わかっているけど……デカい……」

 エンミはイロミのダイナマイトボディーにちょっと見入ってしまった。戦っている最中なのに……同じ女同士なのに……いっしょにお風呂へ入れば好きなだけ拝み放題だというのに、とんでもないスキをこしらえてしまう。だから当たり前の事としてエンミはホリーの姿を見失った。

「え、上?」

 思いっきり焦って顔を上に向けたがそこに敵の姿なし。

「う、後ろ?」

 慌てて振り返ろうとしたら、声が聞こえた。

「遅いなぁ」

 下から上に強烈な右のパンチがひとつ、エンミのみぞおちに入る。それは痛烈な一撃だっったので目を丸くして震えるだけでは飽き足らない。手に持っている剣を落としたら、それをホリーに取り上げられてしまった。

「今はちょっと寝てて」

 両膝を落としてからバッタリ倒れてしまったエンミにつぶやくホリー。ごめんね! と片手を倒れたモノに向けた後、さてと……と言いながら残っているもうひとりの方へ向き直るのだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう

お餅ミトコンドリア
ファンタジー
 パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。  だが、全くの無名。  彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。  若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。  弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。  独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。  が、ある日。 「お久しぶりです、師匠!」  絶世の美少女が家を訪れた。  彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。 「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」  精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。 「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」  これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。 (※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。 もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです! 何卒宜しくお願いいたします!)

裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね

魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。 元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、 王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。 代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。 父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。 カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。 その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。 ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。 「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」 そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。 もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。 

花鳥見聞録

木野もくば
ファンタジー
花の妖精のルイは、メジロのモクの背中に乗って旅をしています。ルイは記憶喪失でした。自分が花の妖精だったことしか思い出せません。失くした記憶を探すため、さまざまな世界を冒険します。

SSSレア・スライムに転生した魚屋さん ~戦うつもりはないけど、どんどん強くなる~

草笛あたる(乱暴)
ファンタジー
転生したらスライムの突然変異だった。 レアらしくて、成長が異常に早いよ。 せっかくだから、自分の特技を活かして、日本の魚屋技術を異世界に広めたいな。 出刃包丁がない世界だったので、スライムの体内で作ったら、名刀に仕上がっちゃった。

処理中です...