魔力無し転生者の最強異世界物語 ~なぜ、こうなる!!~

月見酒

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第一章 魔力無し転生者は冒険者を目指す

第四十九話 武闘大会個人戦学園代表選抜最終日第二試合 下

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(あの三体を素手で殴るなんて正気の沙汰ではないわ。なのにどうして笑っているの。いえ、分かるわその気持ち。強いとどうしても強い相手を求めてしまう。やっぱりジンも私と同じだったのね)

「なら、遠慮はしないわよ!」
「うおっ!」
「まさか今のを躱すなんて思わなかったわ」
 そりゃ、背後からお前の気配がしたからな。気づくさ。

「それにしてもまさかあれを使わないとは思わなかったわ!」
「腕が使えなくなるからな、だったら自力で倒すまでだ!」
 俺たちは闘いながら会話をする。別に余裕があるわけじゃいが、少しだけの間ならそれも出来る。
 だが、それにしたってどれだけ魔力を込めたんだ。未だに攻撃してくる。流石にこの4対1はキツイぞ。それに楽しんでいる余裕も無い。残り時間10分を切った。流石にジュリアスとの約束もあるからな。真剣に闘わないと拙いな!
 俺はイザベラが魔法で産み出した3体の融合魔法騎士を殴り倒す作戦を止め、掌で触れる事にした。
 その瞬間――

『なっ!これは学科別団体戦でも見せた魔法を霧散させる能力!仕組みは一切分かりませんがこれではイザベラ選手の守護者たちも意味をなさないぞ!』
「時間も無いからな。悪いがやっぱりあの技を使わせて貰ったぞ」
 再び1対1となった俺は手の痛みを我慢しながら不敵な笑みでイザベラに言葉を発した。

「遠慮されて勝っても嬉しくないわ」
「そうか、それなら良かった!」
 予想通りの返答に笑みを零した。やっぱりイザベラらしいな。
 地面を蹴ってイザベラとの距離を縮め一気に試合を終わらせようとした。

「ええ、本当に!」
 だが、読まれていたらしく剣先を俺に向けたかと思うと炎弾フレイムヴァレットが襲い掛かって来た。
 チッ!アイツの武器も魔法銃剣ガンソードだったのか!これじゃ近づけない。

「私が対策も無しで闘うわけないでしょ」
「それもそうだな」
 一度負けた相手に作戦無しで挑むほど馬鹿じゃないよな。

「だけど、判定に持ち込むのも望んではいないわ。勝つなら確実に勝ちたいものね!炎爆柱フレイムピラー!」
「チッ!」
 ドンッ!ドンッ!ドンッ!ドンッ!ドンッ!ドンッ!
 爆炎の火柱かよ!まるで噴火だぞ。一瞬しか具現化しないしどこから出てくるか分からねぇから俺の技も使えない。なら、イザベラに取り付くまでだ!

「どこから出てくるか分からない。なら敵に接近すれば攻撃されなくなる。ジンならそうすると思ってたわ」
 誘導か!
 
「これは防げなかったわよね!」
 サブマシンガン?

「っ!まさかそれは!」
「ええ、そうよ。魔法銃器でも魔導銃器でもない。ただのサブマシンガン。私が忘れるわけないでしょ!」
 拙い!空中じゃ回避行動は無理だ!

「こで終わりよ!」
 バババババババババババババババババババババババババババババババババババババババッ!!!

「おまけよ!炎爆柱フレイムピラー!」
 ドオオオオォォッン!
 
『弾丸の嵐がジン選手を襲った!ですがあの武器は?』
『はい。ただのサブマシンガンですね』
『魔法を霧散させる力の弱点なのでしょう。イザベラ選手はジン選手の事を徹底的に調べてきていたようですね』
『それに空中で回避するのは不可能。ましてや最後に高火力の炎爆柱フレイムピラーですからね。ジン選手の負けでしょう』
『どうやら煙が晴れてジン選手の姿が確認できるようになってきたみたいです!』
 ステージを覆っていた黒煙がようやく晴れるとイザベラと、

『倒れています!ジン選手が倒れています!』
(やった……やったのね……ついに私はジンにか――)
「勝者、イザ――」


「おいおい、勝手に試合を終わらせるんじゃねぇよ」

『え?』
 主審とイザベラの困惑した声が重なる。
 ゆっくりと立ち上がる仁。
 ゴキッ!ゴキッ!

「ああ……流石に死ぬかと思ったぞ」
 首を鳴らす音が静寂と化した会場内に突き刺すように響き渡る。

「でも、ようやく楽しくなってきた」
 ――ゾッ!
 血と肉が焼けた不愉快極まりない異臭となって身体から漂わせる仁の姿にイザベラは戦慄を覚える。
 しかし重症の身体の持ち主である仁は不気味なまでの不敵な笑みをイザベラに向けていた。
(なんなの……なんで立てるの?なんでそんな好奇心に満ちた目をしているの?なんで嬉しそうに嗤えるの!?)
 意味不明、理解不能、常識外の存在。
 共に過ごしてきたどの姿にも当て嵌まらない姿。
 一度も見た事の無い姿。
 自分の知らない不気味で悍ましい仁の姿にイザベラの本能が叫ぶ。
(……化物)

『…………』
『………っ!ミューラ実況!』
『はっ!た、立ち上がりました!至近距離から弾丸の嵐を浴び、炎爆柱フレイムピラーの爆炎に包み焼かれたのにも拘らず立ち上がっています。彼の生命力をいったいどうなっているのでしょうか!』
「それじゃイザベラ、試合再開といこうか」
「え?」
『ど、どうやらジン選手はまだ闘うつもりのようだ。彼のどこにそれだけの強い意志があるというんだ!』
「ま、待って!その体で闘うつもりなの!」
「体?」
 体に視線を向けると大量の風穴と黒く焼けた皮膚。こりゃあ酷でぇな。常人なら重症と言ってもおかしくないぞ。

「だがイザベラは知ってるだろ。以前居た場所じゃ日常茶飯事だったつうの」
「でも!」
 あれ?これでも駄目なの?なら、

「おい、審判」
「なんだ?」
「勝敗の判定ってどんなのがあるんだ?」
「勝敗の基準は選手の一人が戦闘不能になるか、負けを認めるか。もしくは場外に出たら負けだ。また制限時間以内に勝敗が決まらなかった場合は審判が判定して決める」
「そうだよな。つまり俺はまだ戦闘不能でも無いし、負けも認めてねぇ、場外にも出てない。制限時間は残り5分。どこに試合を終わらせる理由があるんだ?」
(そうだったわね。世界共通で勝負事で負けるのが好きな人間はいない。こんな当たり前な事を忘れるなんて、私らしくも無いわ!)

「分かったわ。残り5分に私の全部をぶつけるわ!」
「ああ、それでいい」
 やばい。流石にあの攻撃をまともに食らったのは拙かったな。今の力制限で残り5分を闘える体力はないな。

「「っ!」」
 俺たちは二人同時にして相手目掛けて地面を蹴った。
 こんなに一心不乱に拳を突き出したのはいつ以来だ。死ぬかもしれないって思ったのはいつ以来だ。だがそれで良い。アイツも言っていたじゃねぇか。

『ただ退屈な時を長く生きるより、命を賭けた戦いがあってこそ人生よ!』
 ああ、まさにそうだ!ようやく意味が分かったぜ。師匠!

「おらっ!」
「ぐっ!」
『ふ、吹き飛んだ!イザベラ選手がまたしても吹き飛んだ!いったいジン選手のどこにそれだけの力があるっていうのでしょうか!』
 だけどな師匠。この学園に来て分かったことがある。確かにこの世は力だ。戦闘力、知力、権力、財力を持っていた者が強者であり、無いものが弱者だ。願いも想いも力があってこそ叶える事が出来る。
 だが時に、想いは力の糧にすらなり得るだぜ!

「イザベラ、これが最後だ。だからお前には特別大サービスだ」
「良いわ。私も最後の魔力をこの一振りに乗せるわ」
 そうか、それは嬉しいね。

「十八番其の壱」
「火属性魔法、炎纏い」
 対峙する俺たちの距離は約5メートル。互いに地面を蹴れば一瞬にして零距離になる距離だ。

「+0.3%殴り!」
十字の炎刻クロスフレイム!」
 楽しかったぜイザベラ。やっぱりお前は学園最強だ。命の危険を感じるほどの闘いが出来るとは思わなかった。次は団体戦だな。闘えるのを楽しみにしているぜ。
 ――そん時はもっと強くなっていろよ!

「しょ、勝者、オニガワラ・ジン!」
『決まったあああああああああああぁぁぁ!長い闘いを制したのは冒険科オニガワラ・ジン選手!』
 審判が俺の勝利を宣言した所までは聞こえていた。だけどその後からは何にも聞こえなかった。だけどここでぶっ倒れるわけには行かない。だってここで倒れたら三試合目が闘えないだろ。絶対あのアヴァ先生に止められる。それだけは勘弁だ。
 大丈夫だ。疲れたとはいえ、驚くほどに視界は良好だ。それに廊下まで来れた。あとは目の前のソファーに座るだけ。
 カクッ。
 やべ、急に足から力が――

「まったくお前と言う奴は本当に無茶をする」
 廊下に倒れるかと思った瞬間柔らかく温かい感触が俺の体を受け止めたのを感じ取り、耳元からここ数か月で嫌と言うほど聞かされた叱責の言葉と声音が入って来た。
 倒れかけの俺を受け止めてくれたルームメイトに視線を向けて、俺は呟いた。

「ジュリアスか」
「そうだ。心配させるな馬鹿者」
「ほんとだよ!」
「俺たちの心臓を止めるつもりかお前は!」
「無茶だけはしないで下さい。来週からは団体戦もあるのですから」
 どうやらジュリアスだけでなく、レオリオ、エミリア、フェリシティーまで来てくれたようだ。ほんといい仲間に巡り会えたものだ。

「悪かったな。それよりそこのソファーに座らせてくれ」
「それよりこのまま保健室に行くぞ」
「悪いがそれは無しだ」
「なにを馬鹿な事を言ってるんだ!」
 ジュリアスの申し出を断ると同時に予想通りの怒鳴り声が飛んでくる。怪我人に向かって怒鳴り散らすなよな。

「そうだよ!このままじゃ死んじゃうよ!」
「あと一試合で終わるんだ。こんなところでリタイアしてたまるかよ」
「お前の代表入りは決まってるんだ。闘う必要はないはずだ!」
 確かに結果で言えばそうかもしれない。

「ジュリアス、それは違うぞ」
「何が違うと言うんだ」
 怒気を含んだ声音。しかしその表情は軽く歪み不安を隠しきれていなかった。

「お前に言ったじゃねぇか。個人戦は必ず俺が優勝するって」
 だが次の瞬間、不安で歪んだ表情が大きく目を見開いた驚きの表情に変わった。

「まさかあの時の約束を……」
「当たり前だろ。だから悪いが保健室は最後の試合が終わった後にしてくれ。ま、なんて言われようが出るけどな」
「お前と言う奴は本当の馬鹿者だ」
 嘆息交じりのジュリアスの言葉。しかし表情は不安と嬉しさの両方が混ざり合った優しい笑みと変わっていた。
 まったく酷い言われようだな

「なら、さっそく悪いが購買で大量の包帯と消毒液と食い物と水を買ってきてくれないか」
「分かった、私が行ってくる!」
「なら、俺も行ってくるぜ!」
「少しなら治療の仕方を知ってますから私がそばで看病します!」
 文句も言わずに俺の我侭を受け入れてくれるなんてな。

「本当にお前らは良い奴だよな」
「それは違うぞ」
「はい、違いますね」
「なら、なんだ?」
「諦めているだけだ」
「諦めているだけです」
 なんだそりゃ。

「お前の我侭なんかこの数ヶ月で何度耳にしたと思うんだ」
「もう、それを治すのは諦めていますから」
「全然嬉しくないな」
「そう思うのなら治してみるか?」
「いや、無理だ。治る気がしないからな」
「お前自身がそう言うなら末期だな」
「そうですね」
 こんな状況でも皮肉が言い合える仲間。あの場所にいた時は考えもしなかった出来事だ。

「包帯と消毒と食べ物と飲み物勝って来たよ!」
「では、まずは消毒から」
 正直その後の記憶はない。あるのは美味い匂いで目を覚まして大量のパンやおにぎりを食べた記憶だけだった。

            ************************

 私が目を覚ましたのは保健室ではなく会場の壁際だった。

「イザベラ様!」
「ロイド……私また負けたのね……」
「はい……」
 搾り出すように答えたロイド。アナタがそこまで悔しがる必要はないのよ。
 今でも気絶する瞬間の光景が鮮明に思い出せる。
 ジンの楽しそうな笑顔。あれはまさに闘いを強い者との闘いを楽しむ者の顔。私も以前はしていて忘れていた顔。
 そのあとは私の一撃があたる十数センチのところでジンの拳が私の顔面を捉えていた。そこから後の記憶はない。

「でも少しは近づけたと思うわ」
 前の模擬戦では私、ロイド、お兄様の三人がかりで0.9%までしか本気を出させることが出来なかった。だけど今回の闘いでは私一人で1%まで引き出すことができた。これは大きな快挙だ。必ず次は勝って見せる。どれだけ強大な敵であろうと必ず。

「それで今何時なの?まさかもう放課後とか?」
「いえ、試合が終わってから30分しか経っていません」
「そう、それで第三試合は何時から?」
「3時からですので30分後です」
「そう、なら私も出るわ」
「ですが、そのお体では!」
「ただ殴られて気絶しただけよ。怪我の重傷度で言えば私よりジンの方が酷いわ」
「それはそうですが……」
 ほんとロイドは立派な騎士になったわね。小さい時と比べたら大違い。

「私は学園最強と言われる紅炎の剣姫フレイム・ヴァルキュウリー。残りの試合ぐらい闘えるわ」
「分かりました。最後まで見守らせて頂きます」
「それよりアナタは自分の試合に集中しなさい」
「では、さっさと終わらせて見守らせて頂きます」
 別に訂正する必要はないんだけど。

「そう言えばジンの姿が見えないようだけど?」
「あの怪我です。保健室で今頃寝ているんでしょう」
「ならアヴァ先生の事だから第三試合はオスカーの不戦勝になりそうね」
「きっと彼も残念がると思います」
 最終試合を私が勝ったとする。そしてリーグ戦の結果だけ見れば私、ジン、オスカーの前代未聞の三人同率一位。と結果になる。だけど全然嬉しいと感じない。不完全燃焼。きっとオスカーも同じ気持ちのはず。
 私はジンに負けた。オスカーは闘ってもいない。それなのに一位。これほど腹立たしい一位はない。

「でも今は最終試合を勝利して終わることが最優先ね」
「その通りです」
 ジン、本当の決着は団体戦、もしくは二学期の武闘大会本戦でつけましょう。

            ************************
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