272 / 274
第三章 魔力無し転生者はランクを上げていく
第九一話 夜逃げから始まるダンジョン攻略! ㉒
しおりを挟む
それから更に40分程してアイン達Cチームが戻ってきた。
Cチームには亜空間収納機能を持ったアインが居る。
亜空間収納はアイテムボックスと似た能力だが、あの糞女神が与えた能力ではなく、科学者が一から創り出した機能に過ぎない。
アイテムボックス内は時間の流れが無く、収納した瞬間から時間が停止するため食料の運搬に向いているが、亜空間収納内は普通に時間の流れがあるため食料などの賞味期限がある物の運搬には向かない。
簡単に言ってしまえば、アイテムボックスの劣化版なわけだが、それでも持ち歩かなくて良いと言う意味では遥かに運搬が楽で費用も掛からない。
そんな高性能な機能を考え開発してしまった科学者はやはり天才と言うべき人物なんだろうが、人格設定はどうやら間違えたらしい。もしも間違えていないのであれば、その科学者は間違いなくただの変態だろう。
ま、科学者の話はさておき、亜空間収納が有るか無いかで移動速度にも影響してくるわけだが、アインが居る以上移動が遅くなるとわけがない。
それなのに大量の魔物と戦闘をして途中で切り上げたBチームの影光たちとは違い、Dチームの戦綾香ちゃんたちは時間ギリギリまで探索を続けていた。そんな綾香ちゃんたちよりも帰還が遅いとなると帰還途中で魔物の群れと遭遇し戦闘をしていたのかとも思ったが、アインたちの実力を考えれば綾香ちゃんたちが帰って来てから40分も遅れて帰還するなんて事はないだろう。
ま、食後の後にでも理由を聞けば済む話か。と考えるのを止めようとアイン達Cチームに視線を向けた瞬間遅れた理由が分かってしまった。いや、この場合察したと言うべきか。
満足げに鼻歌交じりで歩くヘレン。
それとは正反対に体長3メートルを超える姿になった銀の背中に荷物のように運ばれているのは、疲労困憊で呻き声を漏らす愛莉。
砂漠の大地にも拘わらず気品すら感じさせる歩みで平然としているアイン。
それだけで俺だけでなく影光たちフリーダムメンバーも即座に理解した。
アインが魔物と遭遇しないと言っていたからな、きっとあの後、我慢の限界を迎えたヘレンが魔物を探すために砂漠地帯を走り回り魔物の群れを見つけては戦闘を続けていたんだろう。で、それのループをさっきまでしてたんだろうな。
ヘレンより体力も戦闘力も上の銀とアインは平気として、計画性皆無のヘレンの暴挙に付き合わされた愛莉は完全に体力が無くなって銀の背中で運ばれたってところだろうな。
「もう、嫌だ……フリーダムには真面な人は居ないの……」
涙声で小さく呟く愛莉。うん、聞こえなかったフリをしよう。昨日みたいな愚痴を聞くのはごめんだ。グリードがどことなく同情の眼差しを向けているが、気にしないでおこう。きっとグリードが愛莉の相手をしてくれるだろう。
そう思いながら愛莉とは視線を合わせないようにしつつ、俺は煙草を吸う。
愛莉たちも綾香ちゃんたち同様にテント内で体を濡らしたタオルで汚れを拭きとるのを待つ間、俺は影光たちと談笑しながら時間を潰す。因みにアインはどういう訳か一切汚れていないのか、銀にブラッシングしていた。アイツだって絶対汚れてるだろ。と思ったが口にには出さない。
それから30分ほどしてようやく全員の支度が整い夕食に入る。前に、おい、誰かクレイヴを叩き起こしてくれ。
今日の献立は肉じゃがと肉炒めである。え?肉炒めってなんぞや?って思うかもしれいが、野菜炒めの比率が肉の方が高いと言うだけである。因みに比率は8:2で肉である。うん、殆ど肉。
肉じゃがにも肉は入っているが良く食べるフリーダムメンバーがそれだけで足りる筈も無く、ましてや今日は全員が戦闘を経験しているから昨日以上にお腹を空かせた奴ばかりだ。
肉じゃがを用意したのは和食を食べる事が殆どであろう綾香ちゃんたちのためにグリードが気を利かせたからなのだろう。
醤油や味噌などの調味料も持ってきてはいるが、他の調味料に比べてその量は少ないだろうにやっぱりグリードは優しいな。そう思うと俺が作ったわけじゃないが、美味しそうに食べる綾香ちゃんたちの姿を見て満足な気持ちになる。
楽しい夕食タイムの後は食後のティータイムである。せっかく楽しい一時を直ぐに本題に入るのはKYと言う奴だろう。俺も食後の一服がしたいしな。
お茶を一口飲んで喉を潤した後煙草に火を着ける。
10分ほどして食後のティータイムにも満足したので今日の報告会を始めるためスマホで時間を確認する。
現在の時刻は午後8時20分。
各々の成果を報告するのには丁度良い時間と言えるだろう。
そう思った俺は頭を切り替えると言う意味も込めて吸い終わりかけの煙草を全員で囲むような形で置かれているファイアグリルに投げ込む。
「それじゃ、さっそくそれぞれのチームの今日の成果を聞くとしよう」
俺がそう呟くと先ほどまで緩んでいた頬が引き締まるのが見て取れる。ま、何故か分からないが、こっちを睨んでいる奴が数人程いるが一々気にしていたら話が進む無いから無視の方向で行こう。
「まずは俺たちAチームだが、予想外な事に昨日の戦闘が影響しているのまったくと言って良いほど魔物に遭遇しなかった。そのせいで戦闘よりも探索に時間を取られ過ぎたせいで進展はない。以上だ」
これ以上話せる事も無いので次の影光にバトンを渡す意味も込めて視線を向ける。聞きたくないけどな。
話を切り上げた俺の言葉に対して誰も疑問をぶつけて来る事は無かった。
自分が担当した場所にどれだけの魔物が出現したか身を持って知っているからだろう。
だからこそ俺の視線に気づいた影光たちBチームの愚痴とも言える報告に俺とアリサは誰にも目を合わせようとはせず平静を装う事しか出来なかった。他の連中の呆れた視線が突き刺さって痛かった。
Cチームの報告に関しては俺と似ている内容だったが、ヘレンの行動もあってか支配者が生息していそうな場所は南方面にはいないと粗方判断を出していた。明日探索して最終確認を行うと言っていた。
さて最後はBチームほどでは無いにしろ大量の魔物と戦闘を繰り広げた綾香ちゃんたちDチームの報告を聞くとするか。
しかし報告するのは綾香ちゃんではなく、萩之介だった。数度魔物の戦闘をしたからと言って綾香ちゃんはプロじゃない。少しばかり毛が生えた程度の素人に過ぎない。
その事は俺を含めて全員が理解しているため誰も文句を言う事も無く萩之介の報告を聞く事にする。
しかし聞くまでも無くその内容は予想を超えるものではなかった。
アインが襲われていると言った際は流石に焦ったが思い返してみれば、軽い負傷程度で魔物の群れを全滅する事が出来るのであれば砂漠棘蟲の群れ程大きいものではないと推察する事が出来る。
個体の魔物大きさや強さにもよるだろうが全滅させてる時点でなんの問題も無いと分かる。それに既に終わった事だしな。
問題は支配者に関連するような魔物が居たかどうかだが、どうやら今回は見当たらなかったらしい。
「なら明日は今日探索出来なかった範囲を優先的に探索するとして、何か意見はあるか?」
これ以上報告会を続けていると俺とアリサが変な目で見られそうなので、報告会を終わらせて明日の打ち合わせに移る事にする。未だにアインと影光が変な目で見て来るが気にしないでおこう。
「チーム編成はどうするつもりだ?明日も今日と同じで行くのか?」
影光からそう問われる。
「そのつもりだ。体調が悪い奴や今日の負傷で明日の探索に影響しそうなら変えるが、問題はあるか?」
そう言って全員に視線を向けるが誰も挙手するどころか、口を開かず首を横に振る。大丈夫みたいだな。
そう判断した俺は話を切り上げて報告会を終了すると全員に告げた。そうだ、消費した弾薬等の物資についてクレイヴたちに聞いておかないとな。
解散となった報告会の後、それぞれ自由行動に移す。俺もクレイヴたちに必要な物資を聞いてアイテムボックスから取り出して渡すだけで、それが終わるとファイアグリルの前で一服してからテントで寝る事にした。
=================
お久しぶりです。月見酒です。
すいませんが、今回は短めです。
Cチームには亜空間収納機能を持ったアインが居る。
亜空間収納はアイテムボックスと似た能力だが、あの糞女神が与えた能力ではなく、科学者が一から創り出した機能に過ぎない。
アイテムボックス内は時間の流れが無く、収納した瞬間から時間が停止するため食料の運搬に向いているが、亜空間収納内は普通に時間の流れがあるため食料などの賞味期限がある物の運搬には向かない。
簡単に言ってしまえば、アイテムボックスの劣化版なわけだが、それでも持ち歩かなくて良いと言う意味では遥かに運搬が楽で費用も掛からない。
そんな高性能な機能を考え開発してしまった科学者はやはり天才と言うべき人物なんだろうが、人格設定はどうやら間違えたらしい。もしも間違えていないのであれば、その科学者は間違いなくただの変態だろう。
ま、科学者の話はさておき、亜空間収納が有るか無いかで移動速度にも影響してくるわけだが、アインが居る以上移動が遅くなるとわけがない。
それなのに大量の魔物と戦闘をして途中で切り上げたBチームの影光たちとは違い、Dチームの戦綾香ちゃんたちは時間ギリギリまで探索を続けていた。そんな綾香ちゃんたちよりも帰還が遅いとなると帰還途中で魔物の群れと遭遇し戦闘をしていたのかとも思ったが、アインたちの実力を考えれば綾香ちゃんたちが帰って来てから40分も遅れて帰還するなんて事はないだろう。
ま、食後の後にでも理由を聞けば済む話か。と考えるのを止めようとアイン達Cチームに視線を向けた瞬間遅れた理由が分かってしまった。いや、この場合察したと言うべきか。
満足げに鼻歌交じりで歩くヘレン。
それとは正反対に体長3メートルを超える姿になった銀の背中に荷物のように運ばれているのは、疲労困憊で呻き声を漏らす愛莉。
砂漠の大地にも拘わらず気品すら感じさせる歩みで平然としているアイン。
それだけで俺だけでなく影光たちフリーダムメンバーも即座に理解した。
アインが魔物と遭遇しないと言っていたからな、きっとあの後、我慢の限界を迎えたヘレンが魔物を探すために砂漠地帯を走り回り魔物の群れを見つけては戦闘を続けていたんだろう。で、それのループをさっきまでしてたんだろうな。
ヘレンより体力も戦闘力も上の銀とアインは平気として、計画性皆無のヘレンの暴挙に付き合わされた愛莉は完全に体力が無くなって銀の背中で運ばれたってところだろうな。
「もう、嫌だ……フリーダムには真面な人は居ないの……」
涙声で小さく呟く愛莉。うん、聞こえなかったフリをしよう。昨日みたいな愚痴を聞くのはごめんだ。グリードがどことなく同情の眼差しを向けているが、気にしないでおこう。きっとグリードが愛莉の相手をしてくれるだろう。
そう思いながら愛莉とは視線を合わせないようにしつつ、俺は煙草を吸う。
愛莉たちも綾香ちゃんたち同様にテント内で体を濡らしたタオルで汚れを拭きとるのを待つ間、俺は影光たちと談笑しながら時間を潰す。因みにアインはどういう訳か一切汚れていないのか、銀にブラッシングしていた。アイツだって絶対汚れてるだろ。と思ったが口にには出さない。
それから30分ほどしてようやく全員の支度が整い夕食に入る。前に、おい、誰かクレイヴを叩き起こしてくれ。
今日の献立は肉じゃがと肉炒めである。え?肉炒めってなんぞや?って思うかもしれいが、野菜炒めの比率が肉の方が高いと言うだけである。因みに比率は8:2で肉である。うん、殆ど肉。
肉じゃがにも肉は入っているが良く食べるフリーダムメンバーがそれだけで足りる筈も無く、ましてや今日は全員が戦闘を経験しているから昨日以上にお腹を空かせた奴ばかりだ。
肉じゃがを用意したのは和食を食べる事が殆どであろう綾香ちゃんたちのためにグリードが気を利かせたからなのだろう。
醤油や味噌などの調味料も持ってきてはいるが、他の調味料に比べてその量は少ないだろうにやっぱりグリードは優しいな。そう思うと俺が作ったわけじゃないが、美味しそうに食べる綾香ちゃんたちの姿を見て満足な気持ちになる。
楽しい夕食タイムの後は食後のティータイムである。せっかく楽しい一時を直ぐに本題に入るのはKYと言う奴だろう。俺も食後の一服がしたいしな。
お茶を一口飲んで喉を潤した後煙草に火を着ける。
10分ほどして食後のティータイムにも満足したので今日の報告会を始めるためスマホで時間を確認する。
現在の時刻は午後8時20分。
各々の成果を報告するのには丁度良い時間と言えるだろう。
そう思った俺は頭を切り替えると言う意味も込めて吸い終わりかけの煙草を全員で囲むような形で置かれているファイアグリルに投げ込む。
「それじゃ、さっそくそれぞれのチームの今日の成果を聞くとしよう」
俺がそう呟くと先ほどまで緩んでいた頬が引き締まるのが見て取れる。ま、何故か分からないが、こっちを睨んでいる奴が数人程いるが一々気にしていたら話が進む無いから無視の方向で行こう。
「まずは俺たちAチームだが、予想外な事に昨日の戦闘が影響しているのまったくと言って良いほど魔物に遭遇しなかった。そのせいで戦闘よりも探索に時間を取られ過ぎたせいで進展はない。以上だ」
これ以上話せる事も無いので次の影光にバトンを渡す意味も込めて視線を向ける。聞きたくないけどな。
話を切り上げた俺の言葉に対して誰も疑問をぶつけて来る事は無かった。
自分が担当した場所にどれだけの魔物が出現したか身を持って知っているからだろう。
だからこそ俺の視線に気づいた影光たちBチームの愚痴とも言える報告に俺とアリサは誰にも目を合わせようとはせず平静を装う事しか出来なかった。他の連中の呆れた視線が突き刺さって痛かった。
Cチームの報告に関しては俺と似ている内容だったが、ヘレンの行動もあってか支配者が生息していそうな場所は南方面にはいないと粗方判断を出していた。明日探索して最終確認を行うと言っていた。
さて最後はBチームほどでは無いにしろ大量の魔物と戦闘を繰り広げた綾香ちゃんたちDチームの報告を聞くとするか。
しかし報告するのは綾香ちゃんではなく、萩之介だった。数度魔物の戦闘をしたからと言って綾香ちゃんはプロじゃない。少しばかり毛が生えた程度の素人に過ぎない。
その事は俺を含めて全員が理解しているため誰も文句を言う事も無く萩之介の報告を聞く事にする。
しかし聞くまでも無くその内容は予想を超えるものではなかった。
アインが襲われていると言った際は流石に焦ったが思い返してみれば、軽い負傷程度で魔物の群れを全滅する事が出来るのであれば砂漠棘蟲の群れ程大きいものではないと推察する事が出来る。
個体の魔物大きさや強さにもよるだろうが全滅させてる時点でなんの問題も無いと分かる。それに既に終わった事だしな。
問題は支配者に関連するような魔物が居たかどうかだが、どうやら今回は見当たらなかったらしい。
「なら明日は今日探索出来なかった範囲を優先的に探索するとして、何か意見はあるか?」
これ以上報告会を続けていると俺とアリサが変な目で見られそうなので、報告会を終わらせて明日の打ち合わせに移る事にする。未だにアインと影光が変な目で見て来るが気にしないでおこう。
「チーム編成はどうするつもりだ?明日も今日と同じで行くのか?」
影光からそう問われる。
「そのつもりだ。体調が悪い奴や今日の負傷で明日の探索に影響しそうなら変えるが、問題はあるか?」
そう言って全員に視線を向けるが誰も挙手するどころか、口を開かず首を横に振る。大丈夫みたいだな。
そう判断した俺は話を切り上げて報告会を終了すると全員に告げた。そうだ、消費した弾薬等の物資についてクレイヴたちに聞いておかないとな。
解散となった報告会の後、それぞれ自由行動に移す。俺もクレイヴたちに必要な物資を聞いてアイテムボックスから取り出して渡すだけで、それが終わるとファイアグリルの前で一服してからテントで寝る事にした。
=================
お久しぶりです。月見酒です。
すいませんが、今回は短めです。
0
あなたにおすすめの小説
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる