122 / 351
第六章 帰って早々、呆気なくフィリス聖王国調査を始めました。
第八幕 勇者パーティーVS月夜の酒鬼 終盤 二
しおりを挟む
エルザたちが正利と戦っている頃、エリーゼとミレーネは怒りで冷静さを失った勇治と戦っていた。
威力もスピードも段違いに上がった勇治の斬撃。しかし、エリーゼは淡々といなしていく。
上段からの攻撃なら、躱すか受け流し。中断から横一文字には剣で受け止める。
躱す事も可能な攻撃にも時々付き合うエリーゼ。これにはきっとエリーゼの思うところがあるのかもしれない。
(ごめんなさいね。大切仲間を傷つけて。でもね、これも貴方たちが強くなるためなの。私たちの世界の問題に巻き込んでしまったお詫びなの)
憤怒させる事がお詫びなんて、誰も納得はしないだろう。しかし、死んで欲しくないからこその所業と思ってもらいたいと心から、そう願うエリーゼであった。
「エリーゼお姉さま。そろそろ」
「ええ、分かってるわ」
後方で控えるミレーネの言葉に勇治から視線を逸らす事無く応答する。
「もっと強くなりなさい!」
叩き斬る思いで振り下ろされた剣が再び持ち上げられる事は無かった。
振り下ろされた剣を躱しすと剣の腹で剣を握る勇治の手を叩いたのだ。
痛みに顔を歪める勇治は痛みで力が入らなくなり剣を落としてしまう。それでも勇治の闘志の炎が消える事はなく、痛みで手を押さえながらもエリーゼ睨み付けていた。
「人を恨むな、憎むな。とは言わないわ。でもね、けしてそれに呑みこまれちゃ駄目よ。大切な者を守りたければ強くなりなさい。その憎しみと恨み。そして悔しさが貴方を強くする。二度と味わいたくない。という願望によってね」
「何を言っている! お前たちは真由美を紅葉を!」
「殺してはいないわよ」
「え?」
怒りで周りが見えていなかったのか勇治は呆けた返事をしてしまう。
「貴方たちの大切な仲間は旦那様が治癒魔法で傷を癒しているわ。それでも目を覚ますのは明日になるでしょうけどね」
エリーゼの言葉に勇治は千夜の方に視線を向ける。
そこでは奏が真由美たちの傍で看病している姿があった。
その姿に安堵する勇治だが、
「ぐはっ!」
突如、腹部に鈍痛が襲う。全ての空気を吐き出すだけではなく、食べたものまで吐き出していた。
「い、いきなり……何を…する」
腹部を押さえ蹲りながらもエリーゼを見上げる。そこには真顔で見下ろすエリーゼの姿があった。
「何を言っているの? まだ終わってはないわよ」
「それはこちらの台詞だ。俺は武器がない。その時点で――」
「ほんと旦那様が言っていた通り甘いわね」
「な……に……」
「これは模擬戦よ」
「そう……だ……」
「つまりは戦場での戦いを想定した戦いなの。つまりこれは試合じゃない。決闘でもない。死なないだけで、ここは立派な戦場なの。分かる?」
「………」
「戦場で武器を落としたから見逃してくれ。なんて甘いわよ。武器が無いなら木で戦えば良い。木が無いなら素手で戦えば良い。接近戦が無理なら魔法で攻撃すればいい。魔力が尽きたなら石を投げれば良い。いかなる時でも生きる事を諦めてはならない。そのためには周りの状況把握を怠ってはならない。それが戦場よ」
鋭い視線で相手を見下ろすエリーゼ。その姿に勇治は恐怖した。
「僕の負け――」
「何を言っているのですか?」
「え?」
「エリーゼお姉さまが言っていたでしょう。どんな状況であろうと生きる事を諦めてはならない。これは確かに模擬戦で死ぬ事はありません。しかし貴方はここで諦めるのですか? それはつまりここが戦場ならば貴方は生きる事を放棄すると同義ですけど、よろしいのですね?」
笑顔で語りかけるミレーネ。その姿はとても戦場とは不釣合いの美しさを醸し出していた。
しかし、その言葉で勇治の心に覆っていた影は綺麗に消えていた。
「ああ、そうだね。ここで諦めたらどこでも戦えなくなる。そんな事では舞おう討伐なんて出来るはずが無い」
体中から悲鳴が上がるが、己自身を鼓舞しながら勇治は立ち上がる。
「それでこそ、勇者殿ですよ」
勇治は拳を構える。
「エリーゼお姉さま、ここは私に」
「ええ、好きにして良いわよ」
まるで玩具の譲り合いのような会話に聞こえる。
後方に下がったエリーゼの姿などすでに勇治の視界には入っていなかった。今見えるのはただ目の前の敵のみ。
「ふっ!」
息を吐くと同時にミレーネに接近する勇治。しかし、そう易々と近寄らせてくれる相手ではない。
「アクアバレット」
短縮詠唱によって発動した魔法は大量の水の弾。
数えきれない程の水弾は接近しようとする勇治目掛けて次々と襲い掛かる。
「くっ!」
月夜の酒鬼の中でも魔法を得意とするミレーネの魔力量は無尽蔵に近いほどだ。ましてやアクアバレットは初級魔法に分類される魔法。そこまで魔力を消費しないがために勇治にとって長期戦は好ましくないのだ。
「まだまだ、いきますよ」
弾んだ声で告げるミレーネ。その姿に千夜ですら勇治に同情の念を覚えてならなかった。
まともに近寄る事も出来ないまま、十数分の攻防が続く。正確には一方的だが。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
なんとか耐え抜いた勇治。しかし、20発以上も食らってしまった勇治の身体はびしょ濡れになり、体中が鈍器で殴られたような鈍痛が勇治の行動を制限させる。
「そろそろ、終わりにしましょうか」
(来る!)
声を出す事も辛いほどまでに疲労している勇治は覚悟を決める。
「フラットトルネード」
短縮詠唱によって呟かれた呪文。
その瞬間勇治の周りを大量の水が発生する。しかしその発生スピードと量は異常であった。まるで洪水の如く勇治を飲み込み、水の竜巻となった。
「ぐっ! がはっ!」
耐え抜く気でいた勇治だがまともに息する事も出来ず、全ての空気を吐き出してしまう。その原因は体中に襲い掛かる水の刃。
高速で回転する水は触れただけで相手の身体を斬りつける。
圧倒的硬さを誇るダイアモンドですら高圧で発射される水の刃には勝てないのだから。
それほどの威力が竜巻の中で勇治に襲い掛かる。逆に数分持ちこたえただけでも褒めるに値する魔法なのだ。
魔法を解除した瞬間地面に倒れ伏す勇治。警戒しながら近づくエリーゼは安否を確かめる。
「命に別状はないわ。気絶はしているけどね」
その言葉と同時に月夜の酒鬼の勝利となったのだった。
威力もスピードも段違いに上がった勇治の斬撃。しかし、エリーゼは淡々といなしていく。
上段からの攻撃なら、躱すか受け流し。中断から横一文字には剣で受け止める。
躱す事も可能な攻撃にも時々付き合うエリーゼ。これにはきっとエリーゼの思うところがあるのかもしれない。
(ごめんなさいね。大切仲間を傷つけて。でもね、これも貴方たちが強くなるためなの。私たちの世界の問題に巻き込んでしまったお詫びなの)
憤怒させる事がお詫びなんて、誰も納得はしないだろう。しかし、死んで欲しくないからこその所業と思ってもらいたいと心から、そう願うエリーゼであった。
「エリーゼお姉さま。そろそろ」
「ええ、分かってるわ」
後方で控えるミレーネの言葉に勇治から視線を逸らす事無く応答する。
「もっと強くなりなさい!」
叩き斬る思いで振り下ろされた剣が再び持ち上げられる事は無かった。
振り下ろされた剣を躱しすと剣の腹で剣を握る勇治の手を叩いたのだ。
痛みに顔を歪める勇治は痛みで力が入らなくなり剣を落としてしまう。それでも勇治の闘志の炎が消える事はなく、痛みで手を押さえながらもエリーゼ睨み付けていた。
「人を恨むな、憎むな。とは言わないわ。でもね、けしてそれに呑みこまれちゃ駄目よ。大切な者を守りたければ強くなりなさい。その憎しみと恨み。そして悔しさが貴方を強くする。二度と味わいたくない。という願望によってね」
「何を言っている! お前たちは真由美を紅葉を!」
「殺してはいないわよ」
「え?」
怒りで周りが見えていなかったのか勇治は呆けた返事をしてしまう。
「貴方たちの大切な仲間は旦那様が治癒魔法で傷を癒しているわ。それでも目を覚ますのは明日になるでしょうけどね」
エリーゼの言葉に勇治は千夜の方に視線を向ける。
そこでは奏が真由美たちの傍で看病している姿があった。
その姿に安堵する勇治だが、
「ぐはっ!」
突如、腹部に鈍痛が襲う。全ての空気を吐き出すだけではなく、食べたものまで吐き出していた。
「い、いきなり……何を…する」
腹部を押さえ蹲りながらもエリーゼを見上げる。そこには真顔で見下ろすエリーゼの姿があった。
「何を言っているの? まだ終わってはないわよ」
「それはこちらの台詞だ。俺は武器がない。その時点で――」
「ほんと旦那様が言っていた通り甘いわね」
「な……に……」
「これは模擬戦よ」
「そう……だ……」
「つまりは戦場での戦いを想定した戦いなの。つまりこれは試合じゃない。決闘でもない。死なないだけで、ここは立派な戦場なの。分かる?」
「………」
「戦場で武器を落としたから見逃してくれ。なんて甘いわよ。武器が無いなら木で戦えば良い。木が無いなら素手で戦えば良い。接近戦が無理なら魔法で攻撃すればいい。魔力が尽きたなら石を投げれば良い。いかなる時でも生きる事を諦めてはならない。そのためには周りの状況把握を怠ってはならない。それが戦場よ」
鋭い視線で相手を見下ろすエリーゼ。その姿に勇治は恐怖した。
「僕の負け――」
「何を言っているのですか?」
「え?」
「エリーゼお姉さまが言っていたでしょう。どんな状況であろうと生きる事を諦めてはならない。これは確かに模擬戦で死ぬ事はありません。しかし貴方はここで諦めるのですか? それはつまりここが戦場ならば貴方は生きる事を放棄すると同義ですけど、よろしいのですね?」
笑顔で語りかけるミレーネ。その姿はとても戦場とは不釣合いの美しさを醸し出していた。
しかし、その言葉で勇治の心に覆っていた影は綺麗に消えていた。
「ああ、そうだね。ここで諦めたらどこでも戦えなくなる。そんな事では舞おう討伐なんて出来るはずが無い」
体中から悲鳴が上がるが、己自身を鼓舞しながら勇治は立ち上がる。
「それでこそ、勇者殿ですよ」
勇治は拳を構える。
「エリーゼお姉さま、ここは私に」
「ええ、好きにして良いわよ」
まるで玩具の譲り合いのような会話に聞こえる。
後方に下がったエリーゼの姿などすでに勇治の視界には入っていなかった。今見えるのはただ目の前の敵のみ。
「ふっ!」
息を吐くと同時にミレーネに接近する勇治。しかし、そう易々と近寄らせてくれる相手ではない。
「アクアバレット」
短縮詠唱によって発動した魔法は大量の水の弾。
数えきれない程の水弾は接近しようとする勇治目掛けて次々と襲い掛かる。
「くっ!」
月夜の酒鬼の中でも魔法を得意とするミレーネの魔力量は無尽蔵に近いほどだ。ましてやアクアバレットは初級魔法に分類される魔法。そこまで魔力を消費しないがために勇治にとって長期戦は好ましくないのだ。
「まだまだ、いきますよ」
弾んだ声で告げるミレーネ。その姿に千夜ですら勇治に同情の念を覚えてならなかった。
まともに近寄る事も出来ないまま、十数分の攻防が続く。正確には一方的だが。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
なんとか耐え抜いた勇治。しかし、20発以上も食らってしまった勇治の身体はびしょ濡れになり、体中が鈍器で殴られたような鈍痛が勇治の行動を制限させる。
「そろそろ、終わりにしましょうか」
(来る!)
声を出す事も辛いほどまでに疲労している勇治は覚悟を決める。
「フラットトルネード」
短縮詠唱によって呟かれた呪文。
その瞬間勇治の周りを大量の水が発生する。しかしその発生スピードと量は異常であった。まるで洪水の如く勇治を飲み込み、水の竜巻となった。
「ぐっ! がはっ!」
耐え抜く気でいた勇治だがまともに息する事も出来ず、全ての空気を吐き出してしまう。その原因は体中に襲い掛かる水の刃。
高速で回転する水は触れただけで相手の身体を斬りつける。
圧倒的硬さを誇るダイアモンドですら高圧で発射される水の刃には勝てないのだから。
それほどの威力が竜巻の中で勇治に襲い掛かる。逆に数分持ちこたえただけでも褒めるに値する魔法なのだ。
魔法を解除した瞬間地面に倒れ伏す勇治。警戒しながら近づくエリーゼは安否を確かめる。
「命に別状はないわ。気絶はしているけどね」
その言葉と同時に月夜の酒鬼の勝利となったのだった。
20
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“
瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
だが、死亡する原因には不可解な点が…
数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、
神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。