この人は顔面偏差値が高すぎて心がザワつく

かどちゃん

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相応しい人になるのです!

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その後、宇佐田様は俺の傍から離れること無く、相応しい王子候補へと見守っててくれた。

「宇佐田様。俺。王子なんかになれますか?」
いくら宇佐田に育てて貰って居るのに成長出来ない。そんな俺を見捨てないのだから優しい。いや。頑張らないと。

 ひょっとして以前から気に入った男をこうやって優しく接してたのかな。
現実世界ではないんだから、宇佐田もずっと偉い立場にいられないよな。俺も今は宇佐田に優しく接してくれている。そう考えると多分、こういう風に接するのは一般的なことなのかも知れない。
  だが、自分は宇佐田のNo.1になると決めたのだ。
自分で決めた甘えは禁物。出来れば王子についての勉強も1人でやりたい。というか大好きな宇佐田の前だとドキドキして落ち着かない。もっと集中したい。ぶっちゃけそれが本音だ。
  「ふっ……わかってるよ。啓君はこれから立派な王子候補になるんだもんね。でも今日だけは無理しないで甘えてきてね。」
「うぅ……」
甘々ボイスで言われると抵抗したく無くなってしまうのだ。
俺は恥などを捨てて、今夜は宇佐田とずっと一緒にいることにした。

  就寝前のお風呂
   「宇佐田様なんで。」
     「?」
   「今夜は俺と一緒にいると約束しましたよね。」
     「い、いや。お風呂はちょっと。」
   「今日は甘えますからね。」
と言い切った。
……いいよね。今日だけなら。相応しい王子候補になるには罪悪感があるけど一日だけは宇佐田と一緒に過ごすという事が1番の勉強になるかと思ったから。

  まぁ男同士で風呂って現実ではドン引きをされるがこの世界ではそれを許してくれた。
数分前に戻る。
お風呂の清掃係にこう告げたのだ。
「今日は、宇佐田様と入らせてもらいます」
と。
「なぁ啓。一緒に入るってそ、そういうことだよなぁ?」
宇佐田は、顔を真っ赤かにして普段見れない1面を見せてくれた。
いくら同じ性だとしても恥ずかしいものだ。
「あ、危ない⁉️」
何とか俺はツルっとした床をバランスを保ちながら宇佐田のいる洗い場までと歩いた。
すると、バランスを崩し、宇佐田に抱きついてしまったのだ。
「け、啓。だ、大丈夫か?」
「宇佐田様……ありがとうございます」
危うく俺は享年を若くして去るところだった。
宇佐田がいて本当に良かった。
「啓。啓はまだこの屋敷の風呂は慣れていないんだから慣れるまで俺と入ろう。」
「で、でも宇佐田様、宇佐田様に無理をしてもらわなくても大丈夫です。だって俺こんなにも助けてばかりじゃ立派な王子になれませんから」
言ってからハッと気づいた。やらかしてしまったことを。
だが、しかし宇佐田はこの言葉をこう返してくれたのだ。
「啓。こんなことを話せるなんてきっと相応しい王子になれるよ。」
お風呂を出て自分の部屋でこの世界で学んだことを書き写し、目標を生み出した。
しかし、俺は1つ気がかりなことがまだあった。
宇佐田の話だとここは宇佐田の祖先が生み出した世界だとか。
だけど、やたらと女性がThe女性では無い。
何故かと言うとここは女性は乙女か男気ある女かに選べるとか。

覚悟を決めた俺は相応しい王子になるための執事の日々を過ごすという選択をしたのだった。
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