ボッチスパイ一般女性に手込めにされる

最強スパイ尻に敷かれる

あぁ…

ジュイィィィィン、ジジ、ジジ、ジジジ、

スパイは自宅の修復をしていた。

「ねぇ、ひま」

「はぁ？瓦礫一箇所に集めろって言っただろ！お前が原因なんだサボんな。」

「終わったのに…」

　女性が少し落ち込んで言った。彼女の傍らにはこんもりと瓦礫の山が作られていた。

　あっ、コイツ人外だったわ

「しょんぼりした、甘えていい？」

　女性が両腕をスパイの背中回そうとした。

待て、待て待て待て！コイツの力で抱きつかれたら死ねる！

　スパイは慌てて振り払おうと手を伸ばす。

ボフッ。

スパイの手が女性の頭にすっぽり収まった。

「んぐっ！…ん、コレいい。」

「そ、そうか？」

　あ、危なかったー。奉仕してるようで気に食わないが、プロテクターがない今、コイツに抱きつかれたら確実に死ぬ！

「満足したか？」

「もうちょっとして、」

「あぁ」

　可愛いなコイツずっとこうなら良いんだな。すぐに離婚しよう。優しい人に拾ってもらえ

　彼は段ボールと紙、油性ペンを用意した。

「結婚、なんでダメなの？」

「俺様と一緒にいるのは危険だからな一般じゃ荷が重い」

　コイツ、またナチュラルに心を…待て、コイツ事件に巻き込まれても返り討ちにしそうだぞ？理論破綻してないか？

「どこが駄目なの？」

　う゛っ、それは…顔は、悪くない。いや待て、命の危険が…違う！俺様が未熟だからか！ネガティブリストで考えれば隙がない！完璧か！？

　過度なストレスは人の思考を大いに乱す。

「ありがとう、気持ちよかった。お返し」

「おい！唐突に何だ！？ヤメロォーー！！」

　鯖折りにされた。

　分かった。コイツに足りないのは知性だ。それをどうにか出来れば！