ボッチスパイ一般女性に手込めにされる

最強スパイ尻に敷かれる

お父さん！？

　実は前日、奴に父親がいることが判明した。いや、当たり前といえば当たり前なのだが、どうにも信じることができない。

　よって、スパイは調査を開始した。手始めに女性の携帯電話をハッキングする。

　この時代にガラケーなのか…

「見ないで！」

　女性はスパイから電話を奪い取る

「恥ずかしい…」

　彼女は頬を赤らめて俯く。

　いや、お前、家族以外の連絡先ねぇじゃねえか。何処がダメなんだよ！？

「見ること自体が、ダメ。でも、そんなに見たいなら見せてあげる。その変わり…」

「ほらよ、これで文句ないか？」

　スパイはサブのスマホを取り出す。その中には、一般人の連絡先しか入っていない。

「じゃあ、何されても抵抗しないで、」

「やめろ！」

　クソッ！ナチュラルに心読んできやがる…なんで読めるんだよ。

「あなたの事なら、何でもわかる。よ？」

「やめだ！やめだ！こんな会話してたら頭おかしくなる。こう言う時は…そう、何か作っ…」

ピンポーン

　ん？隣の婆さんか？最近うるさかったからな。言いくるめる準備するか。

　タンスから書類と写真を取り出す。

「あっ……」

　玄関を開けると2メートルはある大男が立っていた。

「ちょっと、失礼するぞ」

　大男は腰を屈めてドアを括る。

「あっ、お父さん、」

「呼ばれた気がしての。来ちゃった」

　お父さん！？

「娘はやらん！」

　お前も読めるんかい！