14 / 14
宣言
しおりを挟む
ゲームを一通り遊び終えた後、時間がまだあったので、何をしようか相談が始まった。
「外で野球しようぜー!」
「いや、サッカーだろ!」
「いやドッジだね!」
みんなが盛り上がる中、自分はその輪の中に入ることなく、その様子を眺めていた。
病気の為、激しい運動が出来ないミハルがいるから、外遊びには安易に賛成できないのだ。
「ミハルは何するー?」
友達の内の1人がミハルに尋ねる。
ミハルは少し困った様子を浮かべた。
「んー、アタシ運動できないからなー....みんながやるのを見てるよ」
「えー、一緒にやろうぜー」
「ちょっとくらい大丈夫だろー」
ゲームをして距離が縮まったこともあってか、みんなのミハルに対しての遠慮がなくなってきていた。
ミハルが助けを求めるように自分の方を見る。
でも、自分には分からなかった。
この場を上手くまとめる方法が。
みんなをもう一度ゲームに誘う?
ミハルもできる他の遊びを考える?
とりあえず、ミハルは運動が出来ないから、みんなだけで遊ぶよう自分からも伝える?
どれも正解ではない気がした。
学校の勉強は簡単に分かるのに、どうして今は答えが分からないんだろう。
何も言えず、自分が固まっていると、友達の内の1人が、口をへの字に曲げて言う。
「じゃー良いよ。俺らだけでやってるから」
「つまんねーの!」
みんなゲームを置いて、外へと向かっていく。その内の1人に声を掛けられる。
「陽太も行こーぜー」
そう言われたが、すぐには返事が出来なかった。チラリと隣のミハルを見る。
ミハルは、またいつものように優しくニコリと微笑んだ。
「アタシのことは気にしなくていーよ!いってらっしゃい!」
背中をポンと叩かれる。
何と返して良いか分からなかった。
もどかしい。
何で分からないんだよ。
何で.....
「ほらほら!」
ミハルに背中を押される。
「でも.....」
歯切れの悪い言葉しか出てこない。
そんな自分を見て、少し考える仕草を見せたミハルが唐突に宣言した。
「仕方ない!アタシもやる!」
「外で野球しようぜー!」
「いや、サッカーだろ!」
「いやドッジだね!」
みんなが盛り上がる中、自分はその輪の中に入ることなく、その様子を眺めていた。
病気の為、激しい運動が出来ないミハルがいるから、外遊びには安易に賛成できないのだ。
「ミハルは何するー?」
友達の内の1人がミハルに尋ねる。
ミハルは少し困った様子を浮かべた。
「んー、アタシ運動できないからなー....みんながやるのを見てるよ」
「えー、一緒にやろうぜー」
「ちょっとくらい大丈夫だろー」
ゲームをして距離が縮まったこともあってか、みんなのミハルに対しての遠慮がなくなってきていた。
ミハルが助けを求めるように自分の方を見る。
でも、自分には分からなかった。
この場を上手くまとめる方法が。
みんなをもう一度ゲームに誘う?
ミハルもできる他の遊びを考える?
とりあえず、ミハルは運動が出来ないから、みんなだけで遊ぶよう自分からも伝える?
どれも正解ではない気がした。
学校の勉強は簡単に分かるのに、どうして今は答えが分からないんだろう。
何も言えず、自分が固まっていると、友達の内の1人が、口をへの字に曲げて言う。
「じゃー良いよ。俺らだけでやってるから」
「つまんねーの!」
みんなゲームを置いて、外へと向かっていく。その内の1人に声を掛けられる。
「陽太も行こーぜー」
そう言われたが、すぐには返事が出来なかった。チラリと隣のミハルを見る。
ミハルは、またいつものように優しくニコリと微笑んだ。
「アタシのことは気にしなくていーよ!いってらっしゃい!」
背中をポンと叩かれる。
何と返して良いか分からなかった。
もどかしい。
何で分からないんだよ。
何で.....
「ほらほら!」
ミハルに背中を押される。
「でも.....」
歯切れの悪い言葉しか出てこない。
そんな自分を見て、少し考える仕草を見せたミハルが唐突に宣言した。
「仕方ない!アタシもやる!」
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
婚約者の幼馴染?それが何か?
仏白目
恋愛
タバサは学園で婚約者のリカルドと食堂で昼食をとっていた
「あ〜、リカルドここにいたの?もう、待っててっていったのにぃ〜」
目の前にいる私の事はガン無視である
「マリサ・・・これからはタバサと昼食は一緒にとるから、君は遠慮してくれないか?」
リカルドにそう言われたマリサは
「酷いわ!リカルド!私達あんなに愛し合っていたのに、私を捨てるの?」
ん?愛し合っていた?今聞き捨てならない言葉が・・・
「マリサ!誤解を招くような言い方はやめてくれ!僕たちは幼馴染ってだけだろう?」
「そんな!リカルド酷い!」
マリサはテーブルに突っ伏してワアワア泣き出した、およそ貴族令嬢とは思えない姿を晒している
この騒ぎ自体 とんだ恥晒しだわ
タバサは席を立ち 冷めた目でリカルドを見ると、「この事は父に相談します、お先に失礼しますわ」
「まってくれタバサ!誤解なんだ」
リカルドを置いて、タバサは席を立った
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる