黒魔女と白王子

皇藍羅

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プロローグ

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  この世界は始祖と呼ばれる神が創ったとされている。空や、大地や、海や、木、そして人間でさえも。


  この世界には魔法と呼ばれる物が存在する。それは始祖が世界を創った際に生まれた“ マナ ”と呼ばれる魔力の結晶がこの大地には地下深くに眠っており、大地に染み出てきたマナが気化した物を消費してようやく人々は魔法を使うことが出来る。

  しかし、始祖でさえも知り得なかったイレギュラーな存在も稀に存在する。

  神歴966年12月31日。雷鳴が轟く中、時を同じくして全世界の主要国、エルトンドの地に二人の男女の赤子が産声を上げる。

  それは世界の終焉の除幕か、それとも世界の始まりへの除幕か。確かに言えるのは、終わりの始まりが始まったということだ。

  これはある因縁に巻き込まれた女と男の戦いの物語である。
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