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第4話その2
しおりを挟むあ・・・暑い・・・
あの放送から30分くらい経ったけど・・・体育祭はまだまだ序盤の序盤なんだよね。
最高の暇潰しツールのスマホは熱を持ってしまい、充電も残り20パーセントを切ってしまった。しかも黒い髪の毛が太陽の熱を吸収してしまい、もう頭はフラフラだ。
「くそっ!まだあと3時間もある!」
でも・・・でもここで退く私じゃない!出番が多すぎて暑がってる暇も無いリア充や陽キャベツになんか負けないぞ!!
「続きましてお待ちかね応援団のパフォーマンスです!」
ザッ。
このクソ暑い中で私は何故か寒気を覚えた。だって・・・
「みんな!いよいよ本番だ!今までの練習無駄にすんじゃねえぞ!」
「「「うい!」」」
「最高に楽しむぞ!」
「「「うい!」」」
「最高の思い出作りにしようぜー!」
「「「おおおおおおおおおおおおおおお!!」」」
「・・・おえっ!」ケポッ
ヤバい。オーラに耐えきれずにゲロ吐いちゃった。だって見てみろよ!
学ランにサラシ巻いたフシダラな男女が円陣組んでるんだぜ?ないだろ!
・・・別に羨ましくなんかないよ。思い出なんて今の一瞬だけだし。一人が好きなんだもん。
ーーーーーーーーーーーー
お・・・終わった。いやー・・・
クオリティ低かったね。あんなの私でも全然出来るし。サビの振り付けとかももう覚えたよ。余裕だね。
「応援団お疲れー!一緒に写真撮ろうよ!」
「おっけー!」
パシャッ!
・・・さっきまで私と一緒に座ってた人達は応援団の友達と写真を撮りに席を立ってしまった。
陰キャの癖に。裏切り者共。
「えへへ!凄かったよー!この写真LINEで送ってあげるね!」
「サンキュー!いやーずっと良い思い出に残ると良いね!」
・・・はっ!ずっと人の話を聞いてたら・・・捻くれちゃう!捻くれちゃうわ!
・・・プツン
「えー、障害物競争に出る選手の皆さんは速やかに第1ゲートに移動してください。」
・・・へへっ。
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