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ボケて民が転生したらお笑い芸人でした。

帰ったぞ。

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「シェフ!こっちを向いて下さい!」

「きゃー!本物!本物の料理の天才よー!」

「今作ってる最中だから邪魔しないでくれる?」

「きゃー!!!」

俺はあの後、全員を殺してただ一人生き返り、無事料理のコンテストへ出演し、優勝出来た。こいつらはマスコミだ。

「かっこいいなあ!俺憧れちゃう!」

「ありがとうございます。いよいしょっと!」

ボオッ!

「「「出たあああああ!伝説のフランベだああああ!」」」

「普通のフランベだ。」

俺はなんやかんやでこの世に戻り、こんなに富と名声を得られたんだ。だからそれで良かったじゃないか。

「シェフ!」

「どうした?」

「あるお客様が呼んでいます。有名なお笑い芸人のお客様です。」

「ほうほう。」


テーブルにて


「どうされましたお客様。」

「死ね。」

「・・・何故そのような事を申すのですか?もしかして虫が」

「おらあっ!」

ギリギリギリギリ・・・

「うっ・・・ぐううっ・・・」

俺は首を絞められた。

「まさかあんたにあんなところで遭遇するとはねえ!お笑い向いてない癖に!」

「お・・・お前は?」

「あんたがあの空間の中で刺した一人だよ!分かりませんでしたか?連日テレビに出てるのに!」

「な・・・何で?」

「俺に才能があったからだよ!だから刺されても生き返れたの!運が良かったな!」

「そ・・・そんな・・・」

「そんなじゃねえよあんな目に遭わせやがって!・・・あーあ!さー!」

俺の意識はここで途切れた。

終わり

お久しぶりです。想像以上にシリアスでしたね。ごめんなさい。あとガ◯ツ冒頭しか読んだ事ない。

新しい長編小説の案が2、3個浮かんでいます。公開出来るかは謎。(おい。)










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