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第ニ章
旗
しおりを挟むあの出来事から暫くが経ち、文化祭はあと5日に迫って来た。あれから俺と相川は急速に仲が良くなり、二人でじゃれ合う事も多くなった。
そしてそんな中、俺は今日からいよいよ体育館で文化祭の旗作りに専念する事になった。いよいよ最後の文化祭、頑張って盛り上げるぞ!
「旗作る人こっち集合!」
「「「はーい!」」」
「竜司!早くあっち行こ?」
「・・・おう。」
俺は星野に腕を掴まれ、体育館の隅へ向かう。
「はい、では今日から皆さんに旗を作っていただきます。下書きはもう美術部の人が描いてくれてるからここに集まった皆さんは色を塗って下さい。色も指摘してあるからその色の通りに塗るように。」
「「「はーい。」」」
「じゃ、竜司!一緒のところで色塗ろう!」
「・・・そうやな」
「ここで先生からも指摘がある!」
「え?」
指摘?何や急に。
「効率良く進めるために、クラスの出席番号順で場所を区切ってやって貰いたいと思う!」
「「「えー!?」」」
「何それ!竜司と離れちゃうじゃん!絶対やだ!」
「まあまあ落ち着けよ!それで周りに迷惑掛けたら別れるぞ?」
「・・・分かった。んもう!」
そっかあ、もう5日前だから結構ハイペースでやらなきゃ駄目なんだな。美術部のペースがちょっとだけ落ちてたみたいだし。
「じゃ、早速やって貰うぞー!スタート!」
「絶対やめてね竜司ー!!浮気とかー!!」
「黙っとれや!!声デカい!!田所、あとよろしく!」
「ういっす!ほら、今はスマホ出しちゃ駄目だよ授業中なんだから!」
「連絡!ちょっと竜司にだけ連絡するだけ!」
「だって君離れてる間ずっとあいつにラ○ン送るでしょ!?駄目よ!」
はあ・・・何とか今の時間はあいつから解放されそうや。えーと、気を取り直して俺はB組やから・・・
「渡辺さーん!こっちこっち!」
「早よこいホモ鍋!」
あそこだな!
「絵描!腐理!今行く!
・・・うーい!」
「ちょっと飛び込まないでよ!危ないでしょ!?」
「飛び込むなら男の胸にしろよ!」
「うーいさーせん!」
「・・・ていうかさ、あの例の子、大丈夫なの?もう中毒だよね。ヤバくない?あの子のSNSとか見たけど毎日遅くまで連れ出されてるんでしょ!?サッカーにも全然行けてないみたいだし!」
「嘘!?2次元でヤンデレ展開は許されても3次元でここまでするのは御法度だよね!ヤバい!あと君お泊まりしたらその都度毎回必ずSNSに書かれてるよ・・・。もしもこれが男だったらあんな事や」
「知ってる。・・・まあ、今は大分場所も離れてるし大丈夫だろ。」
「・・・そっか。大丈夫・・・なら良いんだけど。」
「・・・あ、ホモ鍋の隣の人来たよ!出席番号一番最後だから他のクラスのひとと隣になるんだよね!」
「あ、そうだな!あと普通に呼べよ俺はホモ鍋じゃね・・・」
「・・・・・・。」
相川。
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