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第ニ章
灰色
しおりを挟む「やっと着いたな!じゃ、俺はこっちで描くから。お前はちゃんとあっちに行け。今から連絡するのも禁止。」
「・・・ちいっ!
うん!分かってるよそれぐらい!」
俺は体育館に着いてから星野と分かれて旗を塗り始めた。グレーの絵の具を太い絵筆でベタベタと白に貼り付けていく。
「渡辺、相川さんは?」
「相川君が居ないと始まんないでしょ!」
「ああ・・・少し遅れて来るよ。多分そろそろ着いていい頃だと思うけど・・・」
「渡辺。」
「来た!」
「おはよう、さっきはありがとう。」
「・・・気にすんなよ!」
良かった。昨日よりも口を聞いて貰えるようになった。でもこいつと明るく話したらまたこいつが危ない。
「でも、ヤリチンは嫌だから。」
そっか。上げて落とすスタイル?逆に安心したわ。
「今はもう誰ともシてないぜ?」
「それはあの子に縛られてるからでしょ?ねえねえ、あとさ、花の種いつくれるの?」
「えーとな、ああ。」
星野が凄い形相でこっちを見ている。このままじゃマズい。突き放さなきゃ。
「お前好きな人いる!?」
よーし!これで一応俺と相川は脈が無い風には見える!これで乗り切れば
「・・・いるよ。」
・・・え?
「マジ?」
「・・・マジ、だけど。」
「どこで知り合った?」
「えーと・・・それは・・・」
え、まさか・・・。
「・・・どこ惚れた。」
「・・・性格。」
「他には?」
「・・・もう良いじゃん、この話題。」
「勝手に話辞めてんじゃねーぞキチガイ。」
「殺す。何あんた本当にキモい!もうあんたなんか知らない。あと種ポピーが良い。」
「もうやらへんわ。・・・どうせ俺の事散々馬鹿にしてるけど、色んな女の事抱きまくってるヤクザみてーな奴なんじゃねーの?」
「っっ!!」
相川はギクッと体を震わせた。
「図星?」
「どんな奴でも別に関係ないでしょ!?あんたなんかと比べ物にならないくらい全然いい男だし!!そんなことより早く旗描かないと!あーあ、感謝して、損した!」
・・・訳わかんね。やっぱキチガイや。
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