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第三章
あれから
しおりを挟むあれから1ヶ月、里奈子は何とか一命を取り留めた。
「里奈子無事で良かったー!」
「痛い抱きつかないで!」
そして星野は現在、少年院に留置されている。そしてその後、ストーカー更生施設に送られる事になったらしい。それであいつが本当に更生するのかは分からないけど、とにかくもう二度と俺の目の前には姿を現さないで欲しい。
そして俺は「Erチャンネル」のアカウントを消す事にした。だってもう俺にはもう必要ねえし!俺も少しずつ変わらないとな。
そして一つ、残念なお知らせがある。里奈子が隣の県に引っ越す事になった。理由はあの事件によって家が少し噂になってしまい、もうここには居られなくなったらしい。そして学校もそれと同時に編入する事になった。更にアカウントも消滅するから夜も会えなくなる。
今日は里奈子とのお別れの日だ。
「里奈子!お前引っ越すんだってな!どの辺越すの?山の中?」
「違うし!まあとにかく連絡先はお互い持ってるんだから大丈夫だよ!いつでも会おうと思えば会えるから!」
「そっか・・・」
「相川さん、ウチの子が色々ご迷惑をおかけしました。」
「いえいえとんでもない・・・」
「ほら、ちゃんと挨拶しなさい。」
ガシッ!!
「いてっ・・・」
「・・・ねえ、渡辺!大学入ったら一人暮らししちゃえば?」
「どして?」
「なんとなく自由度が上がるから!」
『ティロン♪』
『逃げちゃえ逃げちゃえ!』
「・・・考えとこっかな!」
「えへへ!」
「おーい里奈子!そろそろ行くぞ!」
「はーい!じゃ、また遊ぼうね!」
「またなー!」
バタンッ
ブロロロロロロロロロ・・・
「おうおう、仰山素っ気ない感じで行きおったのう!」
「ふふっ、そうね。」
「・・・・・・。」
「おら竜司!さっさとこっちに来んかい!今からハーバードに向けて12時間勉強や」
「・・・・・・。」
「これで子供はワシの思い通り。将来は安泰じゃ!」
「里奈子!!」
「おい!」
俺は里奈子の家の車に向かって走り出した。
「里奈子おおおお!!俺!頑張るから!!お前も頑張れよ!!」
里奈子は気付いてこちらを見て、車の窓から顔を出した。
「渡辺!」
「里奈子おおおおおおおお!!元気でなああああああ!!」
「おいこら待たんかい竜司!!いてまうぞ!!」
タッタッタッタ・・・
「渡辺!元気でね!あんたはもう1人じゃないから!もうくだらないことで人生棒に振っちゃ駄目だよ!」
「わかっとるわ!またな!」
「ひくっ・・・ぐすっ・・・またね!」
ブロロロロロロロロロロロロロ・・・
「じゃあなああああああああ!!」
俺は泣きながら里奈子が見えなくなるまでいつまでも走り続けた。
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