見切り教育

ラッキーセヴァン

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9月2日

アクション

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どれぐらい逃げ回ったのだろうか。私はなんとか大群の中をすり抜けて図書館の中を逃げ回っている。でも一階から最上階の四階までぐるぐると走り回ったからもう体力の限界だ。

このままじゃ確実に殺される。どうしようどうしようどうしよう。

「あっ!いたぞー!」

「捕まえろ!!」

「ひっ!」

私はまたダッシュで受験者から逃げていく。

やばい。なんとしてでも逃げ切らなければ。そこで私はふと思い出した。原だ。原に頼れば絶対に助かる。とりあえずその為には三階に向かわなければ。

私は走る。人の群れをすり抜けて。

いたっ。

ナイフがほっぺを掠めた。でも私はそんな事を気にせずにただひたすらに走る。

よくよく見たら腕や指など色々なところがちょくちょく切れていた。それに気づくと同時に命の危機がどんどん迫って来るのを感じた。

するとその時、一人の男性スタッフが手招きをした。

「君!!今すぐこっちに来なさい!!」

・・・スタッフだ!!

「助けて下さい!!追われているんです!!このままだと殺される!!」

「分かったから落ち着きなさい。僕と一緒に来れば大丈夫。」

私はスタッフに連れられて放送室の様な所に入った。その中には他のスタッフ一同もいた。

「もう大丈夫。さあ、水を飲んで。」

「あ、ありがとうございます。」

私はかなり息を切らしていたのだろう。水を提供された。

私が水を飲んでいる間にスタッフは理科で使うような気体の入ったスプレーを巨大にしたようなタンクを用意した。

「あの、今から何をするんですか?」

「今から図書館内に毒ガスを撒くんだよ。」

えっ?毒ガス?

「何を言っているんですか?」

「即興模試は政府公認で行っているんだ。国から目を付けられてるの。それでただでさえ自殺者が後を絶たないのにこれ以上荒らされたら溜まったもんじゃないからね。こうなった時の為に前もって用意しといたんだ。まあ見つかっても全員自殺で片付くでしょ。」

そ・・・そんな!!

「あっ、あの!私の知り合いがまだいるんですけど!」

「ええ、じゃあもう早く連れて来てよ。」

「えっ、でもそしたら私・・・」

「仲間なんでしょ?責任持って連れて来ないと。」

仲間・・・。私はその言葉を聞いて腹を括った。

「分かりました。必ず連れて来ます!」

「・・・頼んだよ。」

私は勢いよく放送室を飛び出した。


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