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第13話 卵の回収
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3日間、散発的にやつらが攻め寄せてきたが、いずれも数が少なく、簡単に追い散らすか撃ち取ることが出来た。
撃ち取るのはいいのだが、そのあと死体をかっさばいて卵の回収をしなくてはならないのが面倒だった。
仕事が増えて、作業の終了が遅くなってしまう。ジェレミーから、時々、作業全体の進捗状況の報告があった。
その後、交代が来た。
「えー、まだ、作業が半分しか済んでいないのに、交代?」
『そうだ。君たちバルク隊はいったん帰って休憩だ。』
ジェレミーの声が陰気そうだった。
パレット中佐の部下のキム少佐が、黒い髪をばらばらさせながらやってきた。
バルク少佐よりずっと年上で、かんしゃくもちで有名だった。
丁重に説明し、キム少佐の場合は、ちゃんと理解できていないとこっちのせいになるので、一緒に来たグレイ隊の隊長のオリーンにも事細かに説明しておいた。
「うちの親分に、同じ話をしておいてくれてるんだろうな」
オリーンは陰気そうに言った。
「もちろんさ。まあ、念のため、君にも同じ話をしておくだけだ」
「オレがちゃんと覚えてても、親分が時々勘違いを仕出かすんだ」
「オリーン、みんなよくわかってるよ。だから、君にもちゃんと話をしにきてるじゃないか」
オリーンが私の顔を見た。
「良し悪しなんだよ、それが。みんなが、オレに説明に来るんだが、親玉が間違ってる時、なんでお前がそれを知ってるんだって話に発展するんだ。毎度、パレット中佐に仲裁に入ってもらっているんだけど」
「他隊の者まで、事情を知っているよ、オリーン。みんな、君の味方さ」
「だから、余計、ひがむんだよね」
つくづくバルク少佐でよかった。パレット中佐も気の毒に。パレット中佐は、オーツ中佐と親友といってもいい間柄だったが、部下がこれでは苦労しているだろう。次の転勤で配置が換わるというウワサだった。
私は早々にジェレミーと通信しなきゃならないからと、オリーンの元を離れた。
「交代引継ぎ終了。次は、休暇か? うまい話だな?」
『ここだけの話、多分、別な作戦に使おうと思ってるんじゃないかな。君たちを使いたいのさ。使いっぱなしじゃ、くたばって、本来の実力を発揮できないからな』
帰ったときは、さすがによろよろだった。
作戦の変更に次ぐ変更で、やはり相当疲れていた。そして、グラクイが組織的に人間相手に攻め寄せてきたのは、全く初めての体験だった。
私は、戦いのさなかにも、それがどうしても頭の中で引っかかっていた。
これまで我々はグラクイの死体には、特に注意を払ってこなかった。やつらだってそうだ。何の関心も示さなかった。
それが、一体どうして、今回だけ、目の色を変えて、卵や死体の回収に乗り出してきたのだろう。わけがわからない。
明らかに、今回、彼らが目指して来たのは、卵か仲間の死体だった。
我々を狙ってきたのではない。
しかも、おかしなことに、軍がグラクイを大量殺戮したのは、二週間ほども前の話だ。
なぜ、すぐ、回収に来なかったのだ。
まるで、軍が動き始めた途端に、あわてて回収に来たみたいだった。
卵があるということが、ばれたからだろうか。
だけど、人間たちに、何がどうばれたかなんか、彼らにわかりっこないだろう。万一、知っていたところで、それに何の意味があるのだろう。
グラクイの方は、自分たちが卵生であることと、卵を体内に持っていることは、当然、知っているはずだ。前から知っているのに、どうして、これまでは卵を確保しに来なかったのだろう。
訳が分からないことだらけだった。
だが、明らかに大きな動きだった。
グラクイは、どんどん撃ち殺されて、数を減らされているはずだった。
今までこんなもんだとあきらめてきたが、グラクイを巡る長い戦いに、いよいよ、何らかの進展があり、光を取り戻す日が近いのだろうか。
そんな期待感が、戻ってきた基地の中で感じられた。
我々が通りかかると、他の隊の隊員や非戦闘部員が道を譲ってくれた。
彼らは、疲れ果てたロウの顔や、ギルの血まみれの裂けた軍服に目を留めて、なにか情報を得ようとしていた。
(ギルは運が悪かっただけなのだ。うっかり自分のレーザー剣で、左腕をかすってしまったのだ。血が出ただけで、何の心配も要らなかったが、知らない者の目から見れば、大激戦に思えたかもしれない)
基地のバルク少佐のセクションに行くと、ジェレミーとマイカが、くたばった様子で迎えてくれた。
「バルク少佐は、2日前の遅くに帰ってきて、そのまま作戦部入りだ」
ジェレミーが説明してくれた。
「みんなをねぎらっといてくれと言われたよ」
「なんだよ、少佐はかわいい部下が戻ってきても音沙汰ナシかよ」
ナオハラがぶつぶつ言った。
「会議が終われば、君たちに会いたいそうだ。だけど、会議の終了時間がわからないので、晩御飯をご馳走しようと言っていた」
シルバーとレッドは一時間ほど前に基地へ帰還して、それぞれ散っていった様子だった。我々も散会した。
あと9時間ある。おいしいと評判のテイクアウトの店によって、昼ご飯を買い込んだ。
汚れた制服のまま買い物に出たのだが、店内でも私の肩章を見てバルク隊とわかると、軍関係をよく知る者は遠慮して、なんとなく譲ってくれた。
バルク隊が、最も頻繁に荒野に出て行っていることを知っているのだ。その中でも、ブルーは特にこき使われていた。(とは言え、相手はあのグラクイで、人ではないのだが。軍隊としてこれでいいのかどうか)
牛のスネ肉のシチューと、軽い感じのトマトのパスタと、新鮮な野菜と生ベーコンのサラダ、果物とミルク、コーヒー、最後にチョコレートのお菓子を買い込んだ。
ちょっと考えてから、ラインワインをデキャンターの分だけ付け加えた。
溺れるくらいシャワーを浴びて、だらだらとテーブルの上に食い物を並べたが、疲れていて思うほど食べられなかった。それより寝た。寝すぎて、私はハンスの店には当分行くまいと思っていたのに、急がないと店がなくなるとでも言うような勢いで、店めがけて突進する羽目になった。
まだ、将校たちは着いていなかった。間に合った。しかし、商売上手なハンスが待ち構えていた。
彼は、バルク隊の面々が到着すると、すっと立ち上がり、待ってましたと言わんばかりに、
「みなさま、お待たせしました!」
とアナウンスした。
「今回の作戦で最前線で活躍されたバルク隊の皆さんです!」
これを聞いて、貸切のはずが、軍関係以外の客で超満員の客席から、わっとばかりに拍手と喝采が沸き起こった。ヒューと鳴らす音や、いろいろな励ましの声が飛び交った。
明らかに、バルク隊を待ち構えていたという風情である。
我々はびっくりした。だが、隊の若い連中、ナオハラやベック、シン、ケムシア、バホイなんかは、うれしそうに顔がほころぶのを隠せなかった。
ロウやオスカーは、苦々しそうな顔を作っていたが、内心、喜んでいるのは、顔を見ればわかった。
レッド隊の隊長、マフィ少尉は、おおっぴらに笑顔を見せ、手を振っていた。ちなみにマフィ少尉と私はウマが合わない。
まあ、こういうふうに皆さんの支持が得られるということは、本来、喜ぶべきことではある。この件に関しては、マフィ少尉が正しいんだが。
「もうすぐ、グラクイが全滅する日が来るな」
「あの気味の悪い生き物が嫌いなんだ」
「光度が戻れば、ここらでも農業が出来るかもしれないな。小麦とトウモロコシを作りたいな。学校で習ったんだ」
「まあ、すぐ空が明るくなるわけじゃないだろうが、スタート地点に立てたのかもしれないな。軍には頑張ってほしいよ」
あちこちで、うれしげな声がそんな会話を交わしていた。
しかし、ハンスはあっという間に、ジェレミーに捕まって、締め上げられていた。
「貸切って、言ったよね?」
「はい、承っております」
ハンスはうれしそうだった。
「しかし、オーツ中佐が……」
「なに?」
「みなさんにも、見せてやれとおっしゃって……」
「そうそう。ジェレミー、ハンスを離してやりたまえ。私が、客を呼んでもいいと言ったのだ。ハンスくんが熱心に勧めるものでね」
上機嫌のオーツ中佐が、盟友のパレット中佐を引き連れて現れた。
事情は大体わかった。要するに、戦勝祝いを見せてやりたいわけだ。前回と同じパターンだった。
「しかし、少将が来られるのでは?」
「少将は来てくださるかどうかわからんしね。それに、ここは人間ばかりだ。例のやつらは、ここへは足を踏み入れも出来ない。そうではないかね、諸君?」
オーツ中佐がそう言うと、バルク少佐が要領よく引き取った。
「おっしゃるとおりです。中佐。さあ、みんな席へ着きたまえ。ハンス!」
ハンスは、シャンパンを用意していた。どこから人手を集めてきたものか、かわいい本物の女の子たちが給仕して周り、みんな大喜びだった。女子隊員は仏頂面をしていたけど。
撃ち取るのはいいのだが、そのあと死体をかっさばいて卵の回収をしなくてはならないのが面倒だった。
仕事が増えて、作業の終了が遅くなってしまう。ジェレミーから、時々、作業全体の進捗状況の報告があった。
その後、交代が来た。
「えー、まだ、作業が半分しか済んでいないのに、交代?」
『そうだ。君たちバルク隊はいったん帰って休憩だ。』
ジェレミーの声が陰気そうだった。
パレット中佐の部下のキム少佐が、黒い髪をばらばらさせながらやってきた。
バルク少佐よりずっと年上で、かんしゃくもちで有名だった。
丁重に説明し、キム少佐の場合は、ちゃんと理解できていないとこっちのせいになるので、一緒に来たグレイ隊の隊長のオリーンにも事細かに説明しておいた。
「うちの親分に、同じ話をしておいてくれてるんだろうな」
オリーンは陰気そうに言った。
「もちろんさ。まあ、念のため、君にも同じ話をしておくだけだ」
「オレがちゃんと覚えてても、親分が時々勘違いを仕出かすんだ」
「オリーン、みんなよくわかってるよ。だから、君にもちゃんと話をしにきてるじゃないか」
オリーンが私の顔を見た。
「良し悪しなんだよ、それが。みんなが、オレに説明に来るんだが、親玉が間違ってる時、なんでお前がそれを知ってるんだって話に発展するんだ。毎度、パレット中佐に仲裁に入ってもらっているんだけど」
「他隊の者まで、事情を知っているよ、オリーン。みんな、君の味方さ」
「だから、余計、ひがむんだよね」
つくづくバルク少佐でよかった。パレット中佐も気の毒に。パレット中佐は、オーツ中佐と親友といってもいい間柄だったが、部下がこれでは苦労しているだろう。次の転勤で配置が換わるというウワサだった。
私は早々にジェレミーと通信しなきゃならないからと、オリーンの元を離れた。
「交代引継ぎ終了。次は、休暇か? うまい話だな?」
『ここだけの話、多分、別な作戦に使おうと思ってるんじゃないかな。君たちを使いたいのさ。使いっぱなしじゃ、くたばって、本来の実力を発揮できないからな』
帰ったときは、さすがによろよろだった。
作戦の変更に次ぐ変更で、やはり相当疲れていた。そして、グラクイが組織的に人間相手に攻め寄せてきたのは、全く初めての体験だった。
私は、戦いのさなかにも、それがどうしても頭の中で引っかかっていた。
これまで我々はグラクイの死体には、特に注意を払ってこなかった。やつらだってそうだ。何の関心も示さなかった。
それが、一体どうして、今回だけ、目の色を変えて、卵や死体の回収に乗り出してきたのだろう。わけがわからない。
明らかに、今回、彼らが目指して来たのは、卵か仲間の死体だった。
我々を狙ってきたのではない。
しかも、おかしなことに、軍がグラクイを大量殺戮したのは、二週間ほども前の話だ。
なぜ、すぐ、回収に来なかったのだ。
まるで、軍が動き始めた途端に、あわてて回収に来たみたいだった。
卵があるということが、ばれたからだろうか。
だけど、人間たちに、何がどうばれたかなんか、彼らにわかりっこないだろう。万一、知っていたところで、それに何の意味があるのだろう。
グラクイの方は、自分たちが卵生であることと、卵を体内に持っていることは、当然、知っているはずだ。前から知っているのに、どうして、これまでは卵を確保しに来なかったのだろう。
訳が分からないことだらけだった。
だが、明らかに大きな動きだった。
グラクイは、どんどん撃ち殺されて、数を減らされているはずだった。
今までこんなもんだとあきらめてきたが、グラクイを巡る長い戦いに、いよいよ、何らかの進展があり、光を取り戻す日が近いのだろうか。
そんな期待感が、戻ってきた基地の中で感じられた。
我々が通りかかると、他の隊の隊員や非戦闘部員が道を譲ってくれた。
彼らは、疲れ果てたロウの顔や、ギルの血まみれの裂けた軍服に目を留めて、なにか情報を得ようとしていた。
(ギルは運が悪かっただけなのだ。うっかり自分のレーザー剣で、左腕をかすってしまったのだ。血が出ただけで、何の心配も要らなかったが、知らない者の目から見れば、大激戦に思えたかもしれない)
基地のバルク少佐のセクションに行くと、ジェレミーとマイカが、くたばった様子で迎えてくれた。
「バルク少佐は、2日前の遅くに帰ってきて、そのまま作戦部入りだ」
ジェレミーが説明してくれた。
「みんなをねぎらっといてくれと言われたよ」
「なんだよ、少佐はかわいい部下が戻ってきても音沙汰ナシかよ」
ナオハラがぶつぶつ言った。
「会議が終われば、君たちに会いたいそうだ。だけど、会議の終了時間がわからないので、晩御飯をご馳走しようと言っていた」
シルバーとレッドは一時間ほど前に基地へ帰還して、それぞれ散っていった様子だった。我々も散会した。
あと9時間ある。おいしいと評判のテイクアウトの店によって、昼ご飯を買い込んだ。
汚れた制服のまま買い物に出たのだが、店内でも私の肩章を見てバルク隊とわかると、軍関係をよく知る者は遠慮して、なんとなく譲ってくれた。
バルク隊が、最も頻繁に荒野に出て行っていることを知っているのだ。その中でも、ブルーは特にこき使われていた。(とは言え、相手はあのグラクイで、人ではないのだが。軍隊としてこれでいいのかどうか)
牛のスネ肉のシチューと、軽い感じのトマトのパスタと、新鮮な野菜と生ベーコンのサラダ、果物とミルク、コーヒー、最後にチョコレートのお菓子を買い込んだ。
ちょっと考えてから、ラインワインをデキャンターの分だけ付け加えた。
溺れるくらいシャワーを浴びて、だらだらとテーブルの上に食い物を並べたが、疲れていて思うほど食べられなかった。それより寝た。寝すぎて、私はハンスの店には当分行くまいと思っていたのに、急がないと店がなくなるとでも言うような勢いで、店めがけて突進する羽目になった。
まだ、将校たちは着いていなかった。間に合った。しかし、商売上手なハンスが待ち構えていた。
彼は、バルク隊の面々が到着すると、すっと立ち上がり、待ってましたと言わんばかりに、
「みなさま、お待たせしました!」
とアナウンスした。
「今回の作戦で最前線で活躍されたバルク隊の皆さんです!」
これを聞いて、貸切のはずが、軍関係以外の客で超満員の客席から、わっとばかりに拍手と喝采が沸き起こった。ヒューと鳴らす音や、いろいろな励ましの声が飛び交った。
明らかに、バルク隊を待ち構えていたという風情である。
我々はびっくりした。だが、隊の若い連中、ナオハラやベック、シン、ケムシア、バホイなんかは、うれしそうに顔がほころぶのを隠せなかった。
ロウやオスカーは、苦々しそうな顔を作っていたが、内心、喜んでいるのは、顔を見ればわかった。
レッド隊の隊長、マフィ少尉は、おおっぴらに笑顔を見せ、手を振っていた。ちなみにマフィ少尉と私はウマが合わない。
まあ、こういうふうに皆さんの支持が得られるということは、本来、喜ぶべきことではある。この件に関しては、マフィ少尉が正しいんだが。
「もうすぐ、グラクイが全滅する日が来るな」
「あの気味の悪い生き物が嫌いなんだ」
「光度が戻れば、ここらでも農業が出来るかもしれないな。小麦とトウモロコシを作りたいな。学校で習ったんだ」
「まあ、すぐ空が明るくなるわけじゃないだろうが、スタート地点に立てたのかもしれないな。軍には頑張ってほしいよ」
あちこちで、うれしげな声がそんな会話を交わしていた。
しかし、ハンスはあっという間に、ジェレミーに捕まって、締め上げられていた。
「貸切って、言ったよね?」
「はい、承っております」
ハンスはうれしそうだった。
「しかし、オーツ中佐が……」
「なに?」
「みなさんにも、見せてやれとおっしゃって……」
「そうそう。ジェレミー、ハンスを離してやりたまえ。私が、客を呼んでもいいと言ったのだ。ハンスくんが熱心に勧めるものでね」
上機嫌のオーツ中佐が、盟友のパレット中佐を引き連れて現れた。
事情は大体わかった。要するに、戦勝祝いを見せてやりたいわけだ。前回と同じパターンだった。
「しかし、少将が来られるのでは?」
「少将は来てくださるかどうかわからんしね。それに、ここは人間ばかりだ。例のやつらは、ここへは足を踏み入れも出来ない。そうではないかね、諸君?」
オーツ中佐がそう言うと、バルク少佐が要領よく引き取った。
「おっしゃるとおりです。中佐。さあ、みんな席へ着きたまえ。ハンス!」
ハンスは、シャンパンを用意していた。どこから人手を集めてきたものか、かわいい本物の女の子たちが給仕して周り、みんな大喜びだった。女子隊員は仏頂面をしていたけど。
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