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第1話 ロザリンダ嬢による説明
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婚約者のフィリップ殿下は、私に冷たかった。
まあ、仕方がない。
だって、周りの令嬢方が、あまりにも積極的すぎて、私の手に負えなかったのだもん。
婚約者だからと、その地位に乗っかっているだけで、努力不足だと言われれば一言もない。でも、事情があったのよ。
今も、私にドンって突き当たってから、殿下に向かって行ったのは、もっとも強硬なセシリア嬢。ボーム侯爵家の令嬢だ。
「あらあ、こんなところにいらしたの、ロザリンダ様。人の通る場所におられては、邪魔ですわよ? お気づきにならないのかしら」
自分でぶつかってきながら、捨て台詞を吐いていった。なんだかすごい。
「姉様! 大丈夫ですか?」
弟のクリスがあわてて戻ってきた。
彼は、飲み物を持って来させるために、その場を少しだけ離れていたのだ。
セシリア嬢には取り巻きがいっぱいいる。
殿下は割とふわふわした性格らしくて、彼女たちや、側近志望の令息たちを突き放したりしない。現在のところ、私は、黙ってその様子を見ているしかなかった。
「殿下からはお手紙一通来ないので、今日の夜会の参加をお知らせするのもおこがましいと思ったのですけど、一応手紙を書いたのですけれど……」
返事は来なかったし、やはりと言うか、全くの無視だった。
「きっと魅力的な令嬢方が大勢いらっしゃるので誰か気に入った方ができたのね」
セシリア嬢は気の強さと、美しさ、それからやはり家が立派だというこで、婚約者の私を差し置いて、王太子妃候補の筆頭となっている。
わからないと思う。説明しよう。
私の家は公爵家。
だけど、一年前に両親が事故で突然亡くなった。
一つ年下の弟が爵位は継いだものの、まだ治世能力があるわけではなかった。領地も爵位も、何も変わらないのに、他家の人々の態度は変わった。
それに、私たちは当然喪に服さねばならず、派手なパーティや晩餐会への出席は遠慮しなければならなかった。
私が社交を制限されている間に、例の侯爵家の令嬢だの別の令嬢だのが、せっせと殿下のダンスのお相手を務めてみたり、お話してみたり、積極的にお付き合いしていた(らしい)。
それに、外からはわからないと思うけれど、私はそんなことに構っちゃいられなかった。
両親の死を聞いた途端、ほとんど付き合いのなかった叔父一家が乗り込んできたのだ。
父の弟だという叔父は、以前から公爵家と折り合いが悪かったので、ほとんど顔も知らなかったのに。
両親が突然の事故で死んで、家じゅうが悲しみに包まれていた時に、叔父一家全員が、にこにこ笑顔で勢ぞろいで現れた時は、使用人ともどもびっくりしたものだ。
「なに。心配は要らない。公爵家のすべての面倒を私たちが見るから」
叔父と従兄弟のアルマンの下卑た笑顔を見た途端、使用人と私の気持ちは一致団結した。
あんな連中に、この家を食い荒らされてたまるもんか。
私は十五歳で、一応成年扱いだったけど、一歳歳下のクリスは、十四歳で、この国ではまだ成年扱いではなかったから、代わりを頑張った。
帳簿のチェックをしたり、昔からの使用人たちや執事と組んで領地からの上がりを確保したり、取引先にも随分顔を出して話もしたし、女性でも取引に応じてもらったりした。
爵位を継いだばかりのかわいい弟のクリスのために、私がこの家を守り切らなくちゃいけない。
クリスは利口な子だから、あと一年、なんとか乗り切れば、あんな叔父なんかに負けちゃいないと思った。
両親が亡くなった時は、まだどう見ても子どもで、幼かったが、ここ一年ほどの間にみるみる背が伸びて、大人っぽくなってきた。何より頭が回る。
相手の商人や領地代表の屈強な男たちも、若くても公爵様と直接話す方がいいだろう。
叔父はわあわあ騒いでいたが、誰も相手にしなかった。
帳簿を見せろとか、取引先に向かって公爵家の代理だと騙って金を借りようとしたり、本当にろくでもなかったわ。
後継の若い公爵が、しっかりした人物だと知れ渡り始めると、こんな詐欺師みたいな親戚誰も相手にしなくなるというものよ。
実権はしっかりクリスの手に渡りつつあった。
そして、両親の死後初めて、私たちは、久しぶりに王家のパーティーに参加したというわけだった。
「姉様、大丈夫?」
クリスの目は、年頃のご令嬢方に取り囲まれて身動きもならないフィリップ殿下に向けられていた。
「大丈夫よ」
私は、クリスには力強く言い切った。
「殿下もおとなしく王室席にいれば、あんなに大勢に取り巻かれなくて済むのに」
クリスはぶつぶつ文句を言った。
「王室席なんか面白くないのでしょうよ」
私は殿下を擁護したが、クリスはキリッと私を睨んだ。
クリス、かわいい。
「姉様、それダメだよね。殿下は、自分からああいう状態になりに行ってるってことだよね?」
「まあ、そう言えばそうね!」
クリス、賢い。
私はにこにことクリスの顔を見た。
クリスはしっかり者だ。老練なうちの執事のセバスも、クリスには感心していた。もちろん、まだ経験不足なところはあるけど、クリス様はもう数年もすれば十分やっていけますと言ってくれた。
「違うでしょ? 姉様。そこは怒るところでしょう」
「そうだったかしら」
クリスは、姉の私に甘い。
私は、もう、フィリップ殿下のことはあきらめていた。
力のなくなった公爵家なんか無視して、私とフィリップ殿下の婚約をなかったことにするチャンスなのだろう。
令嬢方は、フィリップ殿下に付きまとった。そのうち、誰かが殿下を落すだろう。
「悔しくないの?」
「そうねえ……」
私は殿下との日々を思い出した。
私たちは子どもで、王家の庭で遊んだり、お茶会に出たりした。
「でも、あれは子どもの遊びだし……」
殿下が特に私を好きだとも思えないわ。
「子どもの頃は、あんなに仲が良かったのに」
クリスはそう言うけど、両親が死んで以来、手紙一通、プレゼントひとつこない。
両親が亡くなり、後ろ盾が消えた途端、手の平を返したように、お茶会のお誘いすら来ない。
両親が亡くなった当初は、わざわざ邸宅まで来てくださって、あれこれと世話してくれた。御身分柄、そこまでと思うことまでしてくださって、過分に過ぎると恐縮すると同時に、本当に嬉しかった。
だけど、きっとそのあと、周りから止められたのではないかしら。
私たちには関わるなと。そして、きっと婚約の解消も問題になったのでしょう。
無理もないわ。
公爵家は下り坂。
王太子様は、将来、この国を背負って立つ方。
何が利益で、何が意味がないことなのか、きちんと見極めのつけられる方でなければなりません。
「姉様、やはり殿下はどなたかお好きなご令嬢がいらっしゃるのかも知れません」
弟が残酷なことを言い出した。
「でも、姉様、それならそれでいいではありませんか。気にしなくていいと思います。それどころか、そんな薄情な方なら、結婚しない方がいいに決まっているではありませんか」
「……そうね」
「僕は姉様と二人きりで、全然構いません。二人だけでも、立派に家を継いできたではありませんか」
私たちは遠くからパーティーのメインの場所を眺めた。
殿下を華やかな令嬢たちが取り囲んでいた。
そして、そこが全員の注目の的の場所になっていた。
「あ、でも?」
クリスがおかしいなと言った様子をした。
「姉様? あれはボーム侯爵令嬢ではありませんか?」
殿下と腕を絡ませ、いかにも親しげにくっついて立っている。
「そうね?」
確かにおかしい。
婚約者でもないのに、公然とあんなにくっつくだなんて?
みんなおかしいと思い出したらしい。
なんとなくパーティの雰囲気がざわざわしてきた。
「陛下も王妃様もまだ出御されていないのに?」
その瞬間、ざわめきが、なぜか、ピタリと止まり、満座の注目の下、殿下ではなく傍らのボーム侯爵令嬢が宣言した。
「殿下と私との、新たな婚約を発表させていただきますわ!」
まあ、仕方がない。
だって、周りの令嬢方が、あまりにも積極的すぎて、私の手に負えなかったのだもん。
婚約者だからと、その地位に乗っかっているだけで、努力不足だと言われれば一言もない。でも、事情があったのよ。
今も、私にドンって突き当たってから、殿下に向かって行ったのは、もっとも強硬なセシリア嬢。ボーム侯爵家の令嬢だ。
「あらあ、こんなところにいらしたの、ロザリンダ様。人の通る場所におられては、邪魔ですわよ? お気づきにならないのかしら」
自分でぶつかってきながら、捨て台詞を吐いていった。なんだかすごい。
「姉様! 大丈夫ですか?」
弟のクリスがあわてて戻ってきた。
彼は、飲み物を持って来させるために、その場を少しだけ離れていたのだ。
セシリア嬢には取り巻きがいっぱいいる。
殿下は割とふわふわした性格らしくて、彼女たちや、側近志望の令息たちを突き放したりしない。現在のところ、私は、黙ってその様子を見ているしかなかった。
「殿下からはお手紙一通来ないので、今日の夜会の参加をお知らせするのもおこがましいと思ったのですけど、一応手紙を書いたのですけれど……」
返事は来なかったし、やはりと言うか、全くの無視だった。
「きっと魅力的な令嬢方が大勢いらっしゃるので誰か気に入った方ができたのね」
セシリア嬢は気の強さと、美しさ、それからやはり家が立派だというこで、婚約者の私を差し置いて、王太子妃候補の筆頭となっている。
わからないと思う。説明しよう。
私の家は公爵家。
だけど、一年前に両親が事故で突然亡くなった。
一つ年下の弟が爵位は継いだものの、まだ治世能力があるわけではなかった。領地も爵位も、何も変わらないのに、他家の人々の態度は変わった。
それに、私たちは当然喪に服さねばならず、派手なパーティや晩餐会への出席は遠慮しなければならなかった。
私が社交を制限されている間に、例の侯爵家の令嬢だの別の令嬢だのが、せっせと殿下のダンスのお相手を務めてみたり、お話してみたり、積極的にお付き合いしていた(らしい)。
それに、外からはわからないと思うけれど、私はそんなことに構っちゃいられなかった。
両親の死を聞いた途端、ほとんど付き合いのなかった叔父一家が乗り込んできたのだ。
父の弟だという叔父は、以前から公爵家と折り合いが悪かったので、ほとんど顔も知らなかったのに。
両親が突然の事故で死んで、家じゅうが悲しみに包まれていた時に、叔父一家全員が、にこにこ笑顔で勢ぞろいで現れた時は、使用人ともどもびっくりしたものだ。
「なに。心配は要らない。公爵家のすべての面倒を私たちが見るから」
叔父と従兄弟のアルマンの下卑た笑顔を見た途端、使用人と私の気持ちは一致団結した。
あんな連中に、この家を食い荒らされてたまるもんか。
私は十五歳で、一応成年扱いだったけど、一歳歳下のクリスは、十四歳で、この国ではまだ成年扱いではなかったから、代わりを頑張った。
帳簿のチェックをしたり、昔からの使用人たちや執事と組んで領地からの上がりを確保したり、取引先にも随分顔を出して話もしたし、女性でも取引に応じてもらったりした。
爵位を継いだばかりのかわいい弟のクリスのために、私がこの家を守り切らなくちゃいけない。
クリスは利口な子だから、あと一年、なんとか乗り切れば、あんな叔父なんかに負けちゃいないと思った。
両親が亡くなった時は、まだどう見ても子どもで、幼かったが、ここ一年ほどの間にみるみる背が伸びて、大人っぽくなってきた。何より頭が回る。
相手の商人や領地代表の屈強な男たちも、若くても公爵様と直接話す方がいいだろう。
叔父はわあわあ騒いでいたが、誰も相手にしなかった。
帳簿を見せろとか、取引先に向かって公爵家の代理だと騙って金を借りようとしたり、本当にろくでもなかったわ。
後継の若い公爵が、しっかりした人物だと知れ渡り始めると、こんな詐欺師みたいな親戚誰も相手にしなくなるというものよ。
実権はしっかりクリスの手に渡りつつあった。
そして、両親の死後初めて、私たちは、久しぶりに王家のパーティーに参加したというわけだった。
「姉様、大丈夫?」
クリスの目は、年頃のご令嬢方に取り囲まれて身動きもならないフィリップ殿下に向けられていた。
「大丈夫よ」
私は、クリスには力強く言い切った。
「殿下もおとなしく王室席にいれば、あんなに大勢に取り巻かれなくて済むのに」
クリスはぶつぶつ文句を言った。
「王室席なんか面白くないのでしょうよ」
私は殿下を擁護したが、クリスはキリッと私を睨んだ。
クリス、かわいい。
「姉様、それダメだよね。殿下は、自分からああいう状態になりに行ってるってことだよね?」
「まあ、そう言えばそうね!」
クリス、賢い。
私はにこにことクリスの顔を見た。
クリスはしっかり者だ。老練なうちの執事のセバスも、クリスには感心していた。もちろん、まだ経験不足なところはあるけど、クリス様はもう数年もすれば十分やっていけますと言ってくれた。
「違うでしょ? 姉様。そこは怒るところでしょう」
「そうだったかしら」
クリスは、姉の私に甘い。
私は、もう、フィリップ殿下のことはあきらめていた。
力のなくなった公爵家なんか無視して、私とフィリップ殿下の婚約をなかったことにするチャンスなのだろう。
令嬢方は、フィリップ殿下に付きまとった。そのうち、誰かが殿下を落すだろう。
「悔しくないの?」
「そうねえ……」
私は殿下との日々を思い出した。
私たちは子どもで、王家の庭で遊んだり、お茶会に出たりした。
「でも、あれは子どもの遊びだし……」
殿下が特に私を好きだとも思えないわ。
「子どもの頃は、あんなに仲が良かったのに」
クリスはそう言うけど、両親が死んで以来、手紙一通、プレゼントひとつこない。
両親が亡くなり、後ろ盾が消えた途端、手の平を返したように、お茶会のお誘いすら来ない。
両親が亡くなった当初は、わざわざ邸宅まで来てくださって、あれこれと世話してくれた。御身分柄、そこまでと思うことまでしてくださって、過分に過ぎると恐縮すると同時に、本当に嬉しかった。
だけど、きっとそのあと、周りから止められたのではないかしら。
私たちには関わるなと。そして、きっと婚約の解消も問題になったのでしょう。
無理もないわ。
公爵家は下り坂。
王太子様は、将来、この国を背負って立つ方。
何が利益で、何が意味がないことなのか、きちんと見極めのつけられる方でなければなりません。
「姉様、やはり殿下はどなたかお好きなご令嬢がいらっしゃるのかも知れません」
弟が残酷なことを言い出した。
「でも、姉様、それならそれでいいではありませんか。気にしなくていいと思います。それどころか、そんな薄情な方なら、結婚しない方がいいに決まっているではありませんか」
「……そうね」
「僕は姉様と二人きりで、全然構いません。二人だけでも、立派に家を継いできたではありませんか」
私たちは遠くからパーティーのメインの場所を眺めた。
殿下を華やかな令嬢たちが取り囲んでいた。
そして、そこが全員の注目の的の場所になっていた。
「あ、でも?」
クリスがおかしいなと言った様子をした。
「姉様? あれはボーム侯爵令嬢ではありませんか?」
殿下と腕を絡ませ、いかにも親しげにくっついて立っている。
「そうね?」
確かにおかしい。
婚約者でもないのに、公然とあんなにくっつくだなんて?
みんなおかしいと思い出したらしい。
なんとなくパーティの雰囲気がざわざわしてきた。
「陛下も王妃様もまだ出御されていないのに?」
その瞬間、ざわめきが、なぜか、ピタリと止まり、満座の注目の下、殿下ではなく傍らのボーム侯爵令嬢が宣言した。
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