4 / 12
第4話 いつまであなたたち話してるのよ!?早く仕事しなさい!
しおりを挟む
瑠依は結局、親のところに戻って一夜が明けた。
「お母さん、早く勇治を探しに行こうよ~」
(勇治に会ったら、こき使ってやる)
瑠依は、魚を食べながら絵里に言った。
「魚食べたら、探しに行くわ」
「村に行くか!」
健一は先に食べ終わり、出発の準備をした。
「ん?」
瑠依は、数十メートル先にOLの格好した年配の女性が目に入った。
すると瑠依のステータス画面に
【お局様出現】と出た。
「え?人間じゃないの?魔物なの?」
瑠依は困惑した。
「お父さん!あの人お局様だって!どうしよ~」
「はははっ!そうなんだ」
健一は笑っているが、目は笑っていなかった。
そのお局様は、走ってやってきた。
「あなたたち魚の骨を食い散らかして!マナーがなってないわよ!マナーが!」
お局様は、説教し始めた。
「ここはあなたたちだけの場所じゃない……グフッ!」
健一がベルトを振り回し、お局様の顔を叩いた。
「お父さん!何やってんの?マズいって!」
それでも健一は容赦なく、お局様の顔にベルトでガンガン叩いた。
「あなたたちは…グフッ!ゲホッ!……こんな事していいと……グボッ!ガフッ!」
お局様は叩かれながらも説教していたが、ついに倒れた。
「あ~、すっきりした。やっぱりお局様には先制攻撃だよ。聞いていたら、こちらがどんどんダメージ受けるからな」
「さすが、お父さん!」
絵里は手をたたいて喜んでいる。
(そういうもんかな…まだ高校生だからわかんないし)
瑠依は複雑な気分になった。
また音楽が鳴った。
【レベル10にアップ!】
(えー!お局様、どんだけ強敵さ)
【お茶汲みを覚えた】
(お、お茶汲み??)
「お母さん、お茶汲み覚えたって~」
「それじゃ、瑠依。お茶汲みしてみて」
瑠依は画面に出た説明を読んだ。
(フムフム)
「いくよ~~~、おちゃーーー!」
すると瑠依は、お盆を持ったOLの服装をした人間の体になった。
「うわっ!やったーーー!人間に戻ったよ~めちゃめちゃ嬉しい」
瑠依は、万歳三唱している。
「この格好、おばさん臭いけど贅沢言えないからいいや」
と喜んでいるうちに、また杖になった。
「また、戻った……。たった3分かよ………このお局使えねぇな!お局!お局!お局!」
と倒れているお局様を杖で踏み続けた。
「瑠依、さっきお父さんを止めてたくせに…クスッ」
と絵里は笑ってる。
健一は
(お局のせいじゃないと思うけど、相手が相手だからまあいいか)
と放置した。
「お母さん、早く勇治を探しに行こうよ~」
(勇治に会ったら、こき使ってやる)
瑠依は、魚を食べながら絵里に言った。
「魚食べたら、探しに行くわ」
「村に行くか!」
健一は先に食べ終わり、出発の準備をした。
「ん?」
瑠依は、数十メートル先にOLの格好した年配の女性が目に入った。
すると瑠依のステータス画面に
【お局様出現】と出た。
「え?人間じゃないの?魔物なの?」
瑠依は困惑した。
「お父さん!あの人お局様だって!どうしよ~」
「はははっ!そうなんだ」
健一は笑っているが、目は笑っていなかった。
そのお局様は、走ってやってきた。
「あなたたち魚の骨を食い散らかして!マナーがなってないわよ!マナーが!」
お局様は、説教し始めた。
「ここはあなたたちだけの場所じゃない……グフッ!」
健一がベルトを振り回し、お局様の顔を叩いた。
「お父さん!何やってんの?マズいって!」
それでも健一は容赦なく、お局様の顔にベルトでガンガン叩いた。
「あなたたちは…グフッ!ゲホッ!……こんな事していいと……グボッ!ガフッ!」
お局様は叩かれながらも説教していたが、ついに倒れた。
「あ~、すっきりした。やっぱりお局様には先制攻撃だよ。聞いていたら、こちらがどんどんダメージ受けるからな」
「さすが、お父さん!」
絵里は手をたたいて喜んでいる。
(そういうもんかな…まだ高校生だからわかんないし)
瑠依は複雑な気分になった。
また音楽が鳴った。
【レベル10にアップ!】
(えー!お局様、どんだけ強敵さ)
【お茶汲みを覚えた】
(お、お茶汲み??)
「お母さん、お茶汲み覚えたって~」
「それじゃ、瑠依。お茶汲みしてみて」
瑠依は画面に出た説明を読んだ。
(フムフム)
「いくよ~~~、おちゃーーー!」
すると瑠依は、お盆を持ったOLの服装をした人間の体になった。
「うわっ!やったーーー!人間に戻ったよ~めちゃめちゃ嬉しい」
瑠依は、万歳三唱している。
「この格好、おばさん臭いけど贅沢言えないからいいや」
と喜んでいるうちに、また杖になった。
「また、戻った……。たった3分かよ………このお局使えねぇな!お局!お局!お局!」
と倒れているお局様を杖で踏み続けた。
「瑠依、さっきお父さんを止めてたくせに…クスッ」
と絵里は笑ってる。
健一は
(お局のせいじゃないと思うけど、相手が相手だからまあいいか)
と放置した。
0
あなたにおすすめの小説
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
消息不明になった姉の財産を管理しろと言われたけど意味がわかりません
紫楼
ファンタジー
母に先立たれ、木造アパートで一人暮らして大学生の俺。
なぁんにも良い事ないなってくらいの地味な暮らしをしている。
さて、大学に向かうかって玄関開けたら、秘書って感じのスーツ姿のお姉さんが立っていた。
そこから俺の不思議な日々が始まる。
姉ちゃん・・・、あんた一体何者なんだ。
なんちゃってファンタジー、現実世界の法や常識は無視しちゃってます。
十年くらい前から頭にあったおバカ設定なので昇華させてください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる