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第1章
1話 全てのはじまり
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────朝。
いつもと変わらぬ通学路を茅崎椿は1人で歩く。
朝から大きな声をあげ道の真ん中を堂々と歩く男子数名。
そんな男子らを横目に小声で話す女子数名。
この光景も見飽きるくらいこの道を通っているだろう。
などと1人で考えていると突然背後から肩を叩かれた。
振り向くとこれもまた見飽きるほど見た顔が待っていた。
「おはよう、つばきくん♪」
椿の頬に指を突き刺したままそう告げた青髪の男。
「なに、ハマってんの?一昨日から毎朝毎朝」
「え?今日初めてやったかと思ってた...」
椿の幼馴染みで親友の海守宙だ。
「本気で言ってるのか冗談なのか本気で分からねぇよ...」
「んー、半分本気で半分冗談かな」
「ごめん、余計分からん」
そんな会話をしていると2人の立っている場所が突如影に包まれる。
そして大きな羽音を立てながらソレは去ってゆく。
「あー椿、昨日のテレビのー...あのー...」
「別に無理に気使わなくてもいいよ。気にしてないし」
「なんか...ごめん」
もう2人よりとっくに前へ進んで行った影の正体は
「あれ、森内先生の龍だったな」
ここ【龍都】では人々と龍が共に暮らしている。
幼い時に幼龍と血を交換することによって誰もが龍と契約を結ぶものだ。
だが、椿は幼い頃に両親に見捨てられ、龍との契約をしないまま17年間生きてきた。
「そうだね、んじゃあ学校まで全速前進!!」
「お、やるか??」
ここに住む住民にとっては龍と契約することは生きる上で当たり前の事であるのだ。
それでも椿は周りと同じ学校へ行き、同じことを学び、同じ物を食べる。
「あっれーつばきくーん?あんなに自信満々だったのになぁ」
「うるせぇ。ちょっと遅かっただけだ。大差ない」
教室へ到着しそれぞれの席に座る。
「って言っても席前だけどなお前」
「うちのクラス席替えしないからねぇ」
────昼。
「ところでさ椿はバイトとかしないの?」
宙はふとそう言った。
「バイトか...確かに施設には負担かけてるもんなぁ」
椿は両親に見捨てられた後、児童保護施設に保護され、そのまま今もそこで過ごしている。
収入が得られない分、学費などは施設の資金から払われている。
「でもなぁ龍がいない分行けるとこ少ないし、きついかも」
「やりたいって気持ちはあるの?」
「まぁ、そりゃね」
「そういうと思っていいとこ探してきたんだよねぇ」
────放課後。
学校から少し離れた山を登った先に古びた大きな屋敷がある。
人気のないその場所は椿はもちろん宙も実際に来るのは初めてだ。
「...で、ほんとにここなのか」
「うん」
「うんって...まぁ事実なんだろうけどさ...」
「怪しすぎるだろ...」
いつもと変わらぬ通学路を茅崎椿は1人で歩く。
朝から大きな声をあげ道の真ん中を堂々と歩く男子数名。
そんな男子らを横目に小声で話す女子数名。
この光景も見飽きるくらいこの道を通っているだろう。
などと1人で考えていると突然背後から肩を叩かれた。
振り向くとこれもまた見飽きるほど見た顔が待っていた。
「おはよう、つばきくん♪」
椿の頬に指を突き刺したままそう告げた青髪の男。
「なに、ハマってんの?一昨日から毎朝毎朝」
「え?今日初めてやったかと思ってた...」
椿の幼馴染みで親友の海守宙だ。
「本気で言ってるのか冗談なのか本気で分からねぇよ...」
「んー、半分本気で半分冗談かな」
「ごめん、余計分からん」
そんな会話をしていると2人の立っている場所が突如影に包まれる。
そして大きな羽音を立てながらソレは去ってゆく。
「あー椿、昨日のテレビのー...あのー...」
「別に無理に気使わなくてもいいよ。気にしてないし」
「なんか...ごめん」
もう2人よりとっくに前へ進んで行った影の正体は
「あれ、森内先生の龍だったな」
ここ【龍都】では人々と龍が共に暮らしている。
幼い時に幼龍と血を交換することによって誰もが龍と契約を結ぶものだ。
だが、椿は幼い頃に両親に見捨てられ、龍との契約をしないまま17年間生きてきた。
「そうだね、んじゃあ学校まで全速前進!!」
「お、やるか??」
ここに住む住民にとっては龍と契約することは生きる上で当たり前の事であるのだ。
それでも椿は周りと同じ学校へ行き、同じことを学び、同じ物を食べる。
「あっれーつばきくーん?あんなに自信満々だったのになぁ」
「うるせぇ。ちょっと遅かっただけだ。大差ない」
教室へ到着しそれぞれの席に座る。
「って言っても席前だけどなお前」
「うちのクラス席替えしないからねぇ」
────昼。
「ところでさ椿はバイトとかしないの?」
宙はふとそう言った。
「バイトか...確かに施設には負担かけてるもんなぁ」
椿は両親に見捨てられた後、児童保護施設に保護され、そのまま今もそこで過ごしている。
収入が得られない分、学費などは施設の資金から払われている。
「でもなぁ龍がいない分行けるとこ少ないし、きついかも」
「やりたいって気持ちはあるの?」
「まぁ、そりゃね」
「そういうと思っていいとこ探してきたんだよねぇ」
────放課後。
学校から少し離れた山を登った先に古びた大きな屋敷がある。
人気のないその場所は椿はもちろん宙も実際に来るのは初めてだ。
「...で、ほんとにここなのか」
「うん」
「うんって...まぁ事実なんだろうけどさ...」
「怪しすぎるだろ...」
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