DRAGONS

ぜろせろり

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第4章

53話 再会

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「...魔払いが発動するのは屋敷の中でだけ、天井や壁が失われたらその効力が失われるのは必然。」

「あはははは!!分かってるじゃん!!!実力では圧倒的にぃ、私の勝ち。これってもぉ、私の勝ちってことじゃなぁい?」

「...」

崩れていく天井や壁。
魔龍の空間爆発によって屋敷の崩壊が進んでいく。

「やめて...」

「んー?」

「やめてって言ってるでしょ!!」

サユリは翼を広げ魔龍に突進する。

だが、近づこうとする度空間爆発が起こり退く。

「...こんなのじゃ一向に進まない...」

尚も屋敷は音を立てて壊れていく。

「最後の手段かしら。まだあまり慣れていないけど...。」

「あはははは!爆発!爆発!爆発!!」






「魔龍。」

「あー?」

サユリは魔龍を呼びその目を見つめる。






「...!!あ、ぁあああああ?!」

次の瞬間、魔龍の体に電気が走る。
手足が動かないどころか、
手足が千切れるような痛みに苦しめられる。

「...サイレントスパーク...!?あんなのぉ所詮治癒龍のぉ能力じゃあないのぉ?!」

「...えぇ。サイレントスパークは治癒龍の最上級能力。」

「...なぜぇ...なぜなのぉ!!」

「神龍の力も加わったからかしら...うっ...まぁ...それだけ...反動も大きいのだけれど...。」

「ああああ!!動け!動け動け動け動け動けええええ!!!」







「...ストライト。」

魔龍の周りを光の結界が包む。

「静かに眠って...。」






光が霧のように漏れ出す。

「嫌だぁあ!!嫌だ!!」

魔龍は最後まで子供のように喚いていた。














光の霧が完全に消えるとそこには、

「...ママ。」

ぐったりと倒れた、かつてサユリの母親だった女性。

その姿は10年前とほとんど変わらず美しさを保っていた。

「ママ...ママ!!」










「...紗由里ちゃん。」

「...!!ママ!?」

「...紗由里ちゃん。やっぱり紗由里ちゃんだ。あはは...紗由里ちゃん!!」

「ママ...会いたかったよ...ママ!」

「...うん。ママね、あの人にこの体を使われてる間も記憶があったんだ。それで、紗由里ちゃんのことも見てたんだ。...あの日は先に紗由美ちゃんを逃がしてくれたんだったね...さっすがお姉ちゃん。」

「うん...!それとね!あのあとおばあちゃんに色々教わってここまで立派に育ったの!それでねそれでね!」

「紗由里ちゃん。」

「ん?」














「茅崎 椿くんには会った?」
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