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第5章
56話 マリス・マルク
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「いつの間に来たんですか...メルトさん...」
「てへぺろ☆」
「いい加減よぉ、自分の歳を考えたらどうだぁ?ババア。」
「えー?お姉さんだよねぇ?」
「メルト様。お待ちしておりました。それで雷龍のことについて何か...」
「あぁ、そうそう!私って人脈は結構広いほうでね。雷龍についてよく知ってる人とかも知り合いにいるんだけど...気になる?」
────後日。
「ようこそ!先に来てるから椿くんたちも中入っててね。」
椿、宙、ガイア、紗由里はミルヘス邸を訪れていた。
「...失礼致します。」
応接間に入ると、
「やあ、初めまして。私はマリス・マルク。」
「初めまして、今日はよろしくお願いします。」
マリスと名乗った男と軽く挨拶を済ませると、
「んで...なんでお前もいんだよ。ゴウガ。」
「...久しぶりだな、茅崎 椿。俺も九神龍の遣いである以上、この会談に参加する権利はある。それに俺の目的も滅龍をぶっ潰すってことだからな。」
「あぁ...そう。」
「ゴウガ・レイゼン様、まずはこちらに。」
紗由里は再び石版を差し出す。
ゴウガは石版の赤の宝石に触れ、
「それで、あと1つが亡きヴァンナ・マルクの雷龍の力ということだ。」
「はい。私の兄はとても優しく、頼れる人間でした。ココ様やメルト様とも深い関わりがありました。」
「それはいいけどよぉ、結局雷龍の力ってのはぁどこにあんだぁ?」
「私が兄を見つけた時には既に兄は死んでいて雷龍の力も薄れていました。なので元の力の半分にも満たないものなのですが...それならメルト様にご協力してもらってとある場所に...」
「そのとある場所ってのはどこなんだ。」
「...皆さんを連れていきたいのは山々ですが...あの場所は強い結界が張られていて通常近づけないんです。しかし、滅龍の遣い、すなわち椿様なら可能です。」
椿とマリスは2人ミルヘス邸から少し離れた、雷龍の力が眠ると言われている場所へきた。
「こちらです。」
「うわ...無駄に広いな。ミルヘスさんの権力ってすげぇなぁ...」
椿はその建物を呆然と見上げていた。
すると、突然椿はマリスに襟を掴まれ、壁に叩きつけられた。
「いって...なにすんだ!!」
「兄さんを...兄さんを殺したのは貴様かぁ!!」
「てへぺろ☆」
「いい加減よぉ、自分の歳を考えたらどうだぁ?ババア。」
「えー?お姉さんだよねぇ?」
「メルト様。お待ちしておりました。それで雷龍のことについて何か...」
「あぁ、そうそう!私って人脈は結構広いほうでね。雷龍についてよく知ってる人とかも知り合いにいるんだけど...気になる?」
────後日。
「ようこそ!先に来てるから椿くんたちも中入っててね。」
椿、宙、ガイア、紗由里はミルヘス邸を訪れていた。
「...失礼致します。」
応接間に入ると、
「やあ、初めまして。私はマリス・マルク。」
「初めまして、今日はよろしくお願いします。」
マリスと名乗った男と軽く挨拶を済ませると、
「んで...なんでお前もいんだよ。ゴウガ。」
「...久しぶりだな、茅崎 椿。俺も九神龍の遣いである以上、この会談に参加する権利はある。それに俺の目的も滅龍をぶっ潰すってことだからな。」
「あぁ...そう。」
「ゴウガ・レイゼン様、まずはこちらに。」
紗由里は再び石版を差し出す。
ゴウガは石版の赤の宝石に触れ、
「それで、あと1つが亡きヴァンナ・マルクの雷龍の力ということだ。」
「はい。私の兄はとても優しく、頼れる人間でした。ココ様やメルト様とも深い関わりがありました。」
「それはいいけどよぉ、結局雷龍の力ってのはぁどこにあんだぁ?」
「私が兄を見つけた時には既に兄は死んでいて雷龍の力も薄れていました。なので元の力の半分にも満たないものなのですが...それならメルト様にご協力してもらってとある場所に...」
「そのとある場所ってのはどこなんだ。」
「...皆さんを連れていきたいのは山々ですが...あの場所は強い結界が張られていて通常近づけないんです。しかし、滅龍の遣い、すなわち椿様なら可能です。」
椿とマリスは2人ミルヘス邸から少し離れた、雷龍の力が眠ると言われている場所へきた。
「こちらです。」
「うわ...無駄に広いな。ミルヘスさんの権力ってすげぇなぁ...」
椿はその建物を呆然と見上げていた。
すると、突然椿はマリスに襟を掴まれ、壁に叩きつけられた。
「いって...なにすんだ!!」
「兄さんを...兄さんを殺したのは貴様かぁ!!」
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