7 / 10
王子、なのです
しおりを挟む
プリン姫が目覚めると、そこには以前と変わらない姿の百合ちゃんがそこにいたのだ。部屋を出ていったのが昨日の夕方過ぎだったという事を考えると、わずか半日程で元の姿に戻ったという事なのだが、一体どんなことをしたら一気に痩せることが出来るのだろうか。太らない体質であるプリン姫もそこは気になって仕方が無かった。
「プリン姫おはようございます。本日はダルダル国のメシアン王子がプリン姫に大切な用があるとのことで午後からやってきますが、いかがいたしますか?」
「うぇ、プリンはあの人達が苦手だからあんまり会いたくないんだけど、どうしても会わなきゃいけないの?」
「私個人としては会わなくても良いかと思っているのですが、今回はグダグダ王子が招待しているという建前がありますので会わないわけにはいかないと思いますよ」
「はあ、本当にあのバカ兄さんはプリンが嫌がることしかしてくれないの。本当だったら大魔王と戦うのもバカ兄さんの務めだったって言うのに、戦いたくないからってなんだかんだ理由を付けてはプリンに押し付けて自分は学校で経済を学ぶとか言って逃げてただけなの。プリンだって大魔王にとどめを刺した以外は何もしてないのだけれど、百合ちゃんがいればプリンでもバカ兄さんでもどっちでもよかったってプリンは思うなのね」
「それは違いますね。さすがに私もグダグダ王子の子守りは出来かねますよ」
ムチムチ王国の王子であるグダグダはプリン姫の兄であり、現在は王国内にある大学で経済学を学んでいる学生でもある。プリン姫には他にも二人の兄がいるのだが、三人の兄全てが王位を継承するための試練をクリアすることが出来ていないのだ。そのため、現在はムチムチ王国には国家元首は不在の状態が続いているのだが、そこは百合ちゃんが上手い事やっているのでさしたる問題はないのである。
グダグダ王子は自分でも王たる器は持ち合わせていないことを自覚しているのだが、それゆえに二人の兄やプリン姫のサポートをしようと努力はしているのである。ただ、そのサポートがどれもプリン姫にとって嬉しくないものばかりであり、無能な働き者としての認識しかされていない状態である。プリン姫が大魔王を討伐することになった一番の原因はグダグダ王子の行動なのだが、グダグダ王子はそれが誰にとっても一番良い事だと心の底から信じていたに過ぎないのだ。実際に大魔王を討伐することが出来たのは慧眼であると言えるのだが、百合ちゃんがいればどの王子でも大魔王を討伐することは出来たのだろうが、プリン姫以外だと百合ちゃんはモチベーションを保つことが出来ずにいて受ける被害が大きくなっていたのかもしれない。
「バカ兄さんたちがプリンのために何かしようとしてプリンのためになったことが一度も無いというのはいつになったら気付いてもらえるのか知りたいなの。百合ちゃんの魔法でバカ兄さんたちの考え方を改めて欲しいって思っているけど、そんなことが出来るならもうとっっっくにしているって事はプリンは知っているからどうすることも出来ないの。ねえ、メシアン王子って何をしに来るか知っているか教えて欲しいの」
「私も王子たちをどうにかしようと思ったことはあるのですが、あの方たちは心の底から人のために頑張っているという思いがあるようです。そんな思いが無くても人の心を簡単に変えるような魔法は使えないんですけどね。そんな魔法があれば私はプリン姫の性格を真っ先に変えていると思いますから。そうそう、メシアン王子はプリン姫に求婚しに来られるそうですよ」
「それって、バカ兄さんがプリンをダルダル王国に嫁がせようとしているってことなの?」
「いえ、どうやらそうではなく、メシアン王子をムチムチ王国の国王にしようと画策しているそうなのですよ。プリン姫のお兄様方は誰も国王になりたいとは思っていないようですし、プリン姫が女王としてムチムチ国を統治するのが一番だと考えているようですね。一方のメシアン王子ですが、彼は王位継承権が絶望的に低いのでダルダル国の国王になることは不可能な状況と言っても差し支えないでしょう。そんな両者の思惑が一致して今回の話がまとまったそうですよ。これはムチムチ国の三馬鹿王子とダルダル国の国王が意図して行っていると言えるでしょうね」
「プリンが結婚するとしても、あの人は無理だと思うんだけど、どうしてそれを理解してくれないのかな。プリンはそこがいつもわからないの」
「全くです。私の力をもってすればダルダル王国程度なら難なく滅ぼすことが出来るという事を理解していなんですかね。理解はしているんでしょうが、私がそれを実行することは無いと踏んでいるのかもしれませんね」
「百合ちゃん、どうしたの?」
「いえ、私もプリン姫が受けている仕打ちを考えると思うところがありますので。今までもプリン姫は多数の嫌がらせを受けていましたからね。彼らは良かれと思って行動しているようなのですが、無能な働き者ほど有害なものはいないと知るべきですよ」
「うん、それはプリンも思うんだけど、百合ちゃんに二つ質問してもいいかな?」
「はい、何でしょうか?」
「ずっと気にはなっていたんだけど、どうしてたった一晩で元の姿に戻れたの?」
「ああ、それは簡単な話ですよ。こことは時間の概念が異なる世界に行ってひたすら戦闘を繰り返してきました。おそらく、両手で足りるくらいの世界を旅してきたと思うのですが、どの世界も楽な戦闘ばかりだったので痩せるのに時間がかかってしまったんですよ。この世界の大魔王もそんなに苦労するような相手でもなかったので期待はしていなかったんですが、どの世界にいる魔王も拍子抜けするくらい貧弱でしたね」
「そ、そうなんだ。それと、人の心を変える魔法があればプリンの性格を変えたいって、どういう意味か教えてくれないかな?」
「特に深い意味は無いですが、もう少し積極的になっていただけると私も助かるなと思っているだけですね」
「積極的ってどういうことなの?」
「例えば、私を強引に押し倒すとかですかね」
「そんなことしたら百合ちゃんに反撃されてプリンは死んでしまうじゃないかって思ってしまうの」
「いや、そう言う事じゃないでしょ」
ダルダル王国の王子とムチムチ王国の姫が結婚するという事は経済的にも大きな意味を成すことになるのでしょうが、プリン姫の意思を無視したこの計画はうまく行くのでしょうか。
それとも、プリン姫と百合ちゃんが知らないだけで何か深い意味が隠されているのかもしれません。
二人には無能と思われているグダグダ王子ですが、その行動には何か大きな理由が隠されているとしたら。この話にも何らかの意図が隠されているのかもしれませんね。
「プリン姫おはようございます。本日はダルダル国のメシアン王子がプリン姫に大切な用があるとのことで午後からやってきますが、いかがいたしますか?」
「うぇ、プリンはあの人達が苦手だからあんまり会いたくないんだけど、どうしても会わなきゃいけないの?」
「私個人としては会わなくても良いかと思っているのですが、今回はグダグダ王子が招待しているという建前がありますので会わないわけにはいかないと思いますよ」
「はあ、本当にあのバカ兄さんはプリンが嫌がることしかしてくれないの。本当だったら大魔王と戦うのもバカ兄さんの務めだったって言うのに、戦いたくないからってなんだかんだ理由を付けてはプリンに押し付けて自分は学校で経済を学ぶとか言って逃げてただけなの。プリンだって大魔王にとどめを刺した以外は何もしてないのだけれど、百合ちゃんがいればプリンでもバカ兄さんでもどっちでもよかったってプリンは思うなのね」
「それは違いますね。さすがに私もグダグダ王子の子守りは出来かねますよ」
ムチムチ王国の王子であるグダグダはプリン姫の兄であり、現在は王国内にある大学で経済学を学んでいる学生でもある。プリン姫には他にも二人の兄がいるのだが、三人の兄全てが王位を継承するための試練をクリアすることが出来ていないのだ。そのため、現在はムチムチ王国には国家元首は不在の状態が続いているのだが、そこは百合ちゃんが上手い事やっているのでさしたる問題はないのである。
グダグダ王子は自分でも王たる器は持ち合わせていないことを自覚しているのだが、それゆえに二人の兄やプリン姫のサポートをしようと努力はしているのである。ただ、そのサポートがどれもプリン姫にとって嬉しくないものばかりであり、無能な働き者としての認識しかされていない状態である。プリン姫が大魔王を討伐することになった一番の原因はグダグダ王子の行動なのだが、グダグダ王子はそれが誰にとっても一番良い事だと心の底から信じていたに過ぎないのだ。実際に大魔王を討伐することが出来たのは慧眼であると言えるのだが、百合ちゃんがいればどの王子でも大魔王を討伐することは出来たのだろうが、プリン姫以外だと百合ちゃんはモチベーションを保つことが出来ずにいて受ける被害が大きくなっていたのかもしれない。
「バカ兄さんたちがプリンのために何かしようとしてプリンのためになったことが一度も無いというのはいつになったら気付いてもらえるのか知りたいなの。百合ちゃんの魔法でバカ兄さんたちの考え方を改めて欲しいって思っているけど、そんなことが出来るならもうとっっっくにしているって事はプリンは知っているからどうすることも出来ないの。ねえ、メシアン王子って何をしに来るか知っているか教えて欲しいの」
「私も王子たちをどうにかしようと思ったことはあるのですが、あの方たちは心の底から人のために頑張っているという思いがあるようです。そんな思いが無くても人の心を簡単に変えるような魔法は使えないんですけどね。そんな魔法があれば私はプリン姫の性格を真っ先に変えていると思いますから。そうそう、メシアン王子はプリン姫に求婚しに来られるそうですよ」
「それって、バカ兄さんがプリンをダルダル王国に嫁がせようとしているってことなの?」
「いえ、どうやらそうではなく、メシアン王子をムチムチ王国の国王にしようと画策しているそうなのですよ。プリン姫のお兄様方は誰も国王になりたいとは思っていないようですし、プリン姫が女王としてムチムチ国を統治するのが一番だと考えているようですね。一方のメシアン王子ですが、彼は王位継承権が絶望的に低いのでダルダル国の国王になることは不可能な状況と言っても差し支えないでしょう。そんな両者の思惑が一致して今回の話がまとまったそうですよ。これはムチムチ国の三馬鹿王子とダルダル国の国王が意図して行っていると言えるでしょうね」
「プリンが結婚するとしても、あの人は無理だと思うんだけど、どうしてそれを理解してくれないのかな。プリンはそこがいつもわからないの」
「全くです。私の力をもってすればダルダル王国程度なら難なく滅ぼすことが出来るという事を理解していなんですかね。理解はしているんでしょうが、私がそれを実行することは無いと踏んでいるのかもしれませんね」
「百合ちゃん、どうしたの?」
「いえ、私もプリン姫が受けている仕打ちを考えると思うところがありますので。今までもプリン姫は多数の嫌がらせを受けていましたからね。彼らは良かれと思って行動しているようなのですが、無能な働き者ほど有害なものはいないと知るべきですよ」
「うん、それはプリンも思うんだけど、百合ちゃんに二つ質問してもいいかな?」
「はい、何でしょうか?」
「ずっと気にはなっていたんだけど、どうしてたった一晩で元の姿に戻れたの?」
「ああ、それは簡単な話ですよ。こことは時間の概念が異なる世界に行ってひたすら戦闘を繰り返してきました。おそらく、両手で足りるくらいの世界を旅してきたと思うのですが、どの世界も楽な戦闘ばかりだったので痩せるのに時間がかかってしまったんですよ。この世界の大魔王もそんなに苦労するような相手でもなかったので期待はしていなかったんですが、どの世界にいる魔王も拍子抜けするくらい貧弱でしたね」
「そ、そうなんだ。それと、人の心を変える魔法があればプリンの性格を変えたいって、どういう意味か教えてくれないかな?」
「特に深い意味は無いですが、もう少し積極的になっていただけると私も助かるなと思っているだけですね」
「積極的ってどういうことなの?」
「例えば、私を強引に押し倒すとかですかね」
「そんなことしたら百合ちゃんに反撃されてプリンは死んでしまうじゃないかって思ってしまうの」
「いや、そう言う事じゃないでしょ」
ダルダル王国の王子とムチムチ王国の姫が結婚するという事は経済的にも大きな意味を成すことになるのでしょうが、プリン姫の意思を無視したこの計画はうまく行くのでしょうか。
それとも、プリン姫と百合ちゃんが知らないだけで何か深い意味が隠されているのかもしれません。
二人には無能と思われているグダグダ王子ですが、その行動には何か大きな理由が隠されているとしたら。この話にも何らかの意図が隠されているのかもしれませんね。
0
あなたにおすすめの小説
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
異世界で大往生した私、現代日本に帰還して中学生からやり直す。~最強の補助魔法で、冴えないおっさんと最強美女を操って大金持ちになります~
タカノ
ファンタジー
異世界へ転移し、聖女として崇められ、愛する家族に囲まれて88歳で大往生した……はずだった。 目が覚めると、そこは現代日本。 孤児の中学2年生、小金沢ヒナ(14)に戻っていた。
時間は1秒も進んでおらず、待っていたのは明日のご飯にも困る極貧生活。 けれど、ヒナの中身は酸いも甘いも噛み分けたおばあちゃん(88歳)のまま!
「もう一度、あの豊かで安らかな老後(スローライフ)を手に入れてみせる!」
ヒナは決意する。異世界で極めた国宝級の【補助魔法】と【回復魔法】をフル活用して、現代社会で大金を稼ぐことを。 ただし、魔法は自分自身には使えないし、中学生が目立つと色々面倒くさい。 そこでヒナがビジネスパートナー(手駒)に選んだのは――
公園で絶望していた「リストラされた冴えないおっさん」と、 借金取りに追われる「ワケあり最強美女」!?
おっさんを裏から魔法で強化して『カリスマ社長』に仕立て上げ、 美女をフルバフで『人間兵器』に変えてトラブルを物理的に粉砕。 表向きはニコニコ笑う美少女中学生、裏では彼らを操るフィクサー。
「さあ善さん、リオちゃん。稼ぎますよ。すべては私の平穏な老後のために!」
精神年齢おばあちゃんの少女が、金と魔法と年の功で無双する、痛快マネー・コメディ開幕!
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる