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引きこもりからの脱却
第十話 改めましての自己紹介
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食後に改めて自己紹介をすることになった。自己紹介と言っても俺の事はみんな知っているという事なので俺がみんなの事を改めて知るための機会となったのだ。
「私は栗宮院うまな。どこにでもいる普通の女子高生。お兄ちゃんの事を見つけたのは私なので他のみんなは私に抜け駆けしてお兄ちゃんと遊んだりしたらダメだからね。好きなモノは平穏な日常とほんの少しだけの変化かな。パパとママは私の事を優秀だって言ってくれているけど、私としてはまだまだ成長途中だと思ってるんだ。だって、私のすぐ近くに何でも出来る人が二人もいるんだからね。だから、私は自分の事を優秀だなんて全然思っていないの。でも、お兄ちゃんが私の事を助けてくれるんだったら優秀な人間になれるんじゃないかなって思ってるよ。だから、これからよろしくね」
俺の妹の瑠璃よりも妹っぽいうまなちゃんは俺の目を見つめながら手を握ってきた。
一瞬ドキッとしてしまったのだけどそれと同時に左肩に強烈な衝撃が走って思わず手を振り払ってしまった。
「もう、私の邪魔をしちゃダメだって言ったばかりでしょ。イザーちゃんは普通の人よりも力が強いんだから暴力とかダメだよ」
「ごめんなさい。でも、お兄さんがエッチな顔でうまなちゃんの事を見ようとしてたから注意しようと思っただけなんだけど」
俺の膝の上に座っている態勢のイザーちゃんが上体をひねりながら右手で俺の左肩を殴ってきたようだ。あまりの痛みにエッチな顔で見ようとしていたという事を否定することが出来なかったけれど、他の四人はイザーちゃんの言っていることをまるで信じてはいないようなので安心はしていた。
「次は私の番だね。私の名前は栗宮院午彪。うまなちゃんの父親であり学校法人零楼館の理事長でもあるよ。他にも色々と研究をしていたりもするんで学校で会うことはほとんどないと思うけど、困ったことがあったら何でも言ってくれていいからね。私も困ったことがあったら真琴君に力を借りることがあるかもしれないからね。その時はよろしく頼むよ」
「私はうまなちゃんのママの栗宮院奈緒美です。科学者だけど趣味で考古学もやってたりします。科学と考古学の融合でアンチエイジングに成功してるって言われているんだけど、それだけじゃないって事なんで気になったとしたら真琴ちゃんにはその秘密を教えてあげるからね。私も真琴ちゃんの力を借りることがあるかもしれないけど、その時はよろしくね」
「一応私も自己紹介しておきますね。私は鈴木愛華です。縁あって特待生として学校に通うことが出来るようになりました。勉強の他に午彪さんと奈緒美さんとイザーさんの研究のお手伝いをしてたりもします。私にはまだまだ分からないことばかりですが、真琴さんの協力があればその疑問も一つ一つ解消していくことが出来ると信じています。お互いに協力して高みを目指していけたらいいなと思っています。あと、服とか作るのが好きなので作ってほしい衣装とかあったら何でも言ってください。ある程度のデザインがわかれば真琴さんのサイズに合わせて作りますね。ちなみに、私が来ているこのメイド服も自作なんですよ」
「自分で作らないと胸のところが苦しそうだもんね。うまなちゃんと違ってたわわなものをお持ちですからね」
「イザーちゃん、そんな事言ってると怒るよ」
「最後は私だね。私の名前はイザーだよ。気軽にイザーちゃんって呼んでくれていいからね。ここの世界とは別の次元の地球によく似た星で生まれた天才ヴァンパイアだよ。千年以上の時を生きてきたんだけど、肉体が滅びかけていたんで錬金術を使って自分の体をサイボーグ化させたんだ。そのおかげで日中も自由に出歩くことが出来るようになったのは思わぬ副産物だったね。今は午彪と奈緒美にお世話になりつつ元の世界に変える方法を探しているところだったんだけど、元の世界に戻るよりもこの世界で楽しく過ごした方がいいんじゃないかなって思ってるんだ。うまなちゃんと愛華とお兄さんが同時に存在しているこの世界を捨ててまで元の世界に帰る理由なんて見つからないよね。でも、そのまま向こうの世界の事を放置しておくのも悪い気がしていて、午彪と奈緒美に頼んで向こうの世界と連絡を取る方法を探していたんだよ。それがもう少しで上手くいくんじゃないかなって時に愛華の知識と閃きによって別次元とのルートを作成することが出来るようになったんだ。お兄さんの協力があればもっと気軽に他の世界への道を作ることが出来ると思ってるんだけど、うまなちゃんには反対されちゃってるんだよね。だから、うまなちゃんに気
付かれないように私の事を助けてね」
真面目な顔で言い切ったイザーちゃんの言葉を信じてしまいそうになったけれど、そんな冗談を信じるほど俺は素直ではない。異世界からやってきたサイボーグのヴァンパイアで錬金術師ってのはどう突っ込んだらいいものなのか悩ましい。
言いたいことを言い終えたイザーちゃんはデザートのケーキを持って俺の膝の上に座っているのだ。ケーキを食べながら小さく揺れ居ている姿になぜか瑠璃の幼稚園生だったころの姿を重ねてしまっていた。
瑠璃も明日引っ越すそうなので俺と違って瑠璃は新しい生活に早くなれるといいなと思う。
「私は栗宮院うまな。どこにでもいる普通の女子高生。お兄ちゃんの事を見つけたのは私なので他のみんなは私に抜け駆けしてお兄ちゃんと遊んだりしたらダメだからね。好きなモノは平穏な日常とほんの少しだけの変化かな。パパとママは私の事を優秀だって言ってくれているけど、私としてはまだまだ成長途中だと思ってるんだ。だって、私のすぐ近くに何でも出来る人が二人もいるんだからね。だから、私は自分の事を優秀だなんて全然思っていないの。でも、お兄ちゃんが私の事を助けてくれるんだったら優秀な人間になれるんじゃないかなって思ってるよ。だから、これからよろしくね」
俺の妹の瑠璃よりも妹っぽいうまなちゃんは俺の目を見つめながら手を握ってきた。
一瞬ドキッとしてしまったのだけどそれと同時に左肩に強烈な衝撃が走って思わず手を振り払ってしまった。
「もう、私の邪魔をしちゃダメだって言ったばかりでしょ。イザーちゃんは普通の人よりも力が強いんだから暴力とかダメだよ」
「ごめんなさい。でも、お兄さんがエッチな顔でうまなちゃんの事を見ようとしてたから注意しようと思っただけなんだけど」
俺の膝の上に座っている態勢のイザーちゃんが上体をひねりながら右手で俺の左肩を殴ってきたようだ。あまりの痛みにエッチな顔で見ようとしていたという事を否定することが出来なかったけれど、他の四人はイザーちゃんの言っていることをまるで信じてはいないようなので安心はしていた。
「次は私の番だね。私の名前は栗宮院午彪。うまなちゃんの父親であり学校法人零楼館の理事長でもあるよ。他にも色々と研究をしていたりもするんで学校で会うことはほとんどないと思うけど、困ったことがあったら何でも言ってくれていいからね。私も困ったことがあったら真琴君に力を借りることがあるかもしれないからね。その時はよろしく頼むよ」
「私はうまなちゃんのママの栗宮院奈緒美です。科学者だけど趣味で考古学もやってたりします。科学と考古学の融合でアンチエイジングに成功してるって言われているんだけど、それだけじゃないって事なんで気になったとしたら真琴ちゃんにはその秘密を教えてあげるからね。私も真琴ちゃんの力を借りることがあるかもしれないけど、その時はよろしくね」
「一応私も自己紹介しておきますね。私は鈴木愛華です。縁あって特待生として学校に通うことが出来るようになりました。勉強の他に午彪さんと奈緒美さんとイザーさんの研究のお手伝いをしてたりもします。私にはまだまだ分からないことばかりですが、真琴さんの協力があればその疑問も一つ一つ解消していくことが出来ると信じています。お互いに協力して高みを目指していけたらいいなと思っています。あと、服とか作るのが好きなので作ってほしい衣装とかあったら何でも言ってください。ある程度のデザインがわかれば真琴さんのサイズに合わせて作りますね。ちなみに、私が来ているこのメイド服も自作なんですよ」
「自分で作らないと胸のところが苦しそうだもんね。うまなちゃんと違ってたわわなものをお持ちですからね」
「イザーちゃん、そんな事言ってると怒るよ」
「最後は私だね。私の名前はイザーだよ。気軽にイザーちゃんって呼んでくれていいからね。ここの世界とは別の次元の地球によく似た星で生まれた天才ヴァンパイアだよ。千年以上の時を生きてきたんだけど、肉体が滅びかけていたんで錬金術を使って自分の体をサイボーグ化させたんだ。そのおかげで日中も自由に出歩くことが出来るようになったのは思わぬ副産物だったね。今は午彪と奈緒美にお世話になりつつ元の世界に変える方法を探しているところだったんだけど、元の世界に戻るよりもこの世界で楽しく過ごした方がいいんじゃないかなって思ってるんだ。うまなちゃんと愛華とお兄さんが同時に存在しているこの世界を捨ててまで元の世界に帰る理由なんて見つからないよね。でも、そのまま向こうの世界の事を放置しておくのも悪い気がしていて、午彪と奈緒美に頼んで向こうの世界と連絡を取る方法を探していたんだよ。それがもう少しで上手くいくんじゃないかなって時に愛華の知識と閃きによって別次元とのルートを作成することが出来るようになったんだ。お兄さんの協力があればもっと気軽に他の世界への道を作ることが出来ると思ってるんだけど、うまなちゃんには反対されちゃってるんだよね。だから、うまなちゃんに気
付かれないように私の事を助けてね」
真面目な顔で言い切ったイザーちゃんの言葉を信じてしまいそうになったけれど、そんな冗談を信じるほど俺は素直ではない。異世界からやってきたサイボーグのヴァンパイアで錬金術師ってのはどう突っ込んだらいいものなのか悩ましい。
言いたいことを言い終えたイザーちゃんはデザートのケーキを持って俺の膝の上に座っているのだ。ケーキを食べながら小さく揺れ居ている姿になぜか瑠璃の幼稚園生だったころの姿を重ねてしまっていた。
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