僕が異世界に行った理由と行かない理由

釧路太郎

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勉強の時間

アスカとサトミの小競り合いが一週間ほど続いてはいたのだけれど、その間に僕がした事と言えば、クリアがしている巡回警備について行ってみたりサトミに魔力を分け与えていた事くらいで他には目立ったような活動はしていなかった。

それでも何体かの怪物に遭遇もしたりしたのだけれど、僕は戦闘の役に立つようなことが無かったので出来るだけ邪魔にならないように気配を消して見守っていたのだった。

クリアもシンドさんも戦闘に関しては僕が何か余計な事をしない限りは無傷で終わらせられるくらいの実力の持ち主で、何度かあったかすり傷程度の怪我も僕を庇わなければ負わないようなものでしかなかった。

巡回は僕が最初にいた場所まではクリアとシンドさんは一緒にいるのだけれど、その場所に着いてからのシンドさんはそのまま近くの町の方へと歩いて行き、クリアは獣道と呼ぶしかないような細い道へと歩いて行くのだった。

僕はその日まではずっとシンドさんに着いて行ったのだけれど、アスカとサトミが珍しく争わなかったこの日は何となくクリアについていく事にしてみた。

「今日はお父さんじゃなくて僕の方についてきてくれるんですね。アスカさんも一緒に来てくれているし、僕は尊敬するお二人と一緒で嬉しいですよ」

僕がクリアについて行ったのは特に理由もなかったのだけれど、アスカがこっちに来たのはサトミがシンドさんの方について行ったからだろう。

もしかしたら、アスカがこちらについてきたのでサトミがシンドさんの方へといったのかもしれないけれど、僕はその場面をしっかりと見ていないのでわからなかった。

「お二人はこっちに来るのは初めてですよね? こっちの道はそれほど見るべきものもないんですけど、怪物の巣とかあったりするんでお父さんがいる方よりは楽しめると思いますよ。死神さんはあんまり戦うのが好きじゃないみたいですけど、アスカさんならきっと気に入ると思います」

三人の先頭を歩いているクリアは時々振り返ってはこちらに話しかけていて、その表情は気持ちを口に出していなくても嬉しそうだという事は伝わってきていた。

「あの子は本当に嬉しそうにお兄さんと話してるよね」

「今日はアスカもいるし、一人じゃないから嬉しいんじゃないかな?」

「それはわからないけれど、あの子って私が見てる限りだけど、話すときは絶対にお兄さんから目を離していないよ。だって、私はあの子と目が合ったことが無いからね」

「それはたまたまそうだっただけだと思うけど、もしかしたら家族以外の異性の人と話すのが苦手なんじゃないかな?」

「それはあるかもしれないけれど、お兄さんを見る時だけ視線の感じ方が違うような気がしているのよね」

僕はその辺の違いがよくわからないのだけれど、アスカが僕に向けている気持ちと魔女たちに向けていた気持ちの違いのようなものだろうか?

魔女といえば、アイカさんはあれからどうなったのだろう?

「アスカに聞いたらわかると思うんだけど、あれからアイカさんってどうなったのかな?」

「ああ、あの魔女はまだ生きているよ。この世界と時間軸が違いすぎるんでこっちに呼ぶことは出来ないけれど、少なくともお兄さんがあの魔女に会いに行く事は出来ると思うよ。簡単に向こうに行くことは出来るんだけど、その時はここに戻ってくることは出来ないと思うよ」

「戻ってくることが出来ないのはどうしてなの?」

「私が見つけることが出来る魔力がこの世界から無くなっちゃうからなんだけど、お兄さんがあのお嬢ちゃんに魔力をたくさん与えたとしても、それはお兄さんの魔力がきっかけとなってお嬢ちゃんの魔力が大きくなっているだけであって、お兄さんの魔力とは違うんだよね。それに、私はお兄さんとあの魔女とお兄さんが死んだ時に呼ばれるあの空間の魔力を覚えるので一杯一杯だったりするんだよ」

「アスカならそう言うのは得意そうだし、もっとたくさん覚えられそうだけどね」

「まあ、覚えようと思えば結構な数は行けると思うんだけど、お兄さんとあの空間にある魔力は異次元過ぎて他が薄れちゃうんだよね。あの魔女は直接つながっているから見失わないんだけど、あの時利用した他の人達の魔力だってもう覚えていないんだよね」

僕はスキルが無ければ魔力を与えることも出来ないし、自分自身の魔力を感じることもなかったので、その違いと感覚が理解できなかったのだけど、アスカはそれぞれ得意な事をやればいいと言ってくれた。

「私はお兄さんがどこに居たって見つけられると思うよ」

そう言ってはにかんだアスカの前を歩くクリアは時々出てくる怪物を素手で倒していて、僕には出来ないことが出来る人間ってたくさんいるんだなと感心していた。

「アスカさんってサトミと仲良くしてくれているみたいですけど、サトミにお兄さんを取られたくないって気持ちが強いからですか?」

「私はそんなに意識していないんだけど、元のいた世界でも私と魔力で張り合えるような奴ってそんなに多くなかったんだよね。お兄さんの協力があるとはいえ、あのお嬢ちゃんの器が小さかったら意味ない事だし、その点で言えば戦っていて嬉しい相手ではあるね。ただし、あんなお嬢ちゃんにお兄さんは渡さないけどね」

それを聞いたクリアは一瞬だけ真顔になったような気がしていたけれど、僕達の方を見ている眼差しは優しい少年のようにしか思えないものだった。

「でも、サトミとお兄さんが一緒になったら僕は毎日楽しく過ごせそうだよ」

そう言いながらも出てきた怪物達を素手で屠っては時々こちらを気遣っているようだった。

アスカが怪物除けの結界を僕に展開しているお陰かもしれないけれど、最後尾を歩いている僕の後ろから怪物が出てくることは無かった。

よくよく見ていると、アスカの手のひらから時々魔法が放たれているようなので、それが後方からやってくる怪物を駆逐しているのかもしれない。

そのままクリアについていくと、どこか別の方向から伸びてきた道と合流して少しだけ横幅が広い道になっていた。

「ここから先は結構面倒な敵が多いんで気を付けてくださいね。って言ってもお二方はそこまで弱くないと思うので大丈夫でしょう。僕は途中までしか行ったこと無いんですけど、今日はお二方がいるので最後まで行けそうですね」

そう言って道の先を見ているクリアの視線の先には、かなり離れていると思われるのにハッキリと分かるくらい大きな城が建っていた。

心なしかあの城の周りだけ空気の層が何重にも圧縮されているような圧迫感が感じられていた。

「あの家には闇王と呼ばれる怪物の親玉が住んでいるんですけど、僕の今の目標はその闇王を倒すことなんですよ。
その闇王なんですけど、死神さんと最初に会った聖地がありますよね?
その聖地を汚そうと怪物を送り込んできているみたいでして、僕は闇王の城を狙っていて、お父さんはそれを手伝ってくれる人を探しているんです。
それというのも、ここは一本道なのにどうしてもあの城までたどり着けないからなんです。
お父さんの話では何だかの幻術が施されていて、それを破れる人を見つけた方が僕のやり方よりも早くて確実だって言うんですよ。
でも、僕とお父さんで何とかしたいのに他の人の力を借りるのって嫌なんですよね。
知らない人の力って何だか怖いし不気味なんですよ。
その点だと、お二方の力は素晴らしい力と心の持ち主だと思います。
ところで、死神さんって死を司るんですよね?
それだったら、殺した怪物を蘇らせてそいつからこの道の秘密を聞きだすってのはどうでしょう?」

「僕が蘇らせたとしても、その怪物が素直に話すとは限らないし、そもそも話が出来るかもわからないんだよね」

僕がそう言うとクリアは少しがっかりした表情を浮かべていた。

そんな空気を破ったのはアスカの一言だった。

「私が知っているスキルと同じなら、呼び出した魂は元の怪物のとは異なるはずなんで、お兄さんが殺した相手だとしても従順になると思うよ」

「それならさっそく試してみましょうよ」

そう言われてもどうやってスキルを発動させるのかもわからないままで、いつの間にか日も傾き始めていた。

「今日はここまでにして帰る事にしましょうか?」

クリアがそう言ってこちらに振り返ったタイミングで大きな斧を持った怪物が三体現れて、クリアの脳天を目掛けて斧を振り下ろした。

奇襲とも呼べるその攻撃を慌てることなく交わしたクリアは、無防備になっている怪物の首を跳ねていた。

首だけになっても怪物はまだ生きているようで、言葉がわからないので何を言っているのかわからなかったけれど、表情と口調から察するに、かなりの恨み言をクリアに向けてはなっていたようだった。

「死にたてのこれを蘇らせることは出来ますか?」

僕はやり方を全くわかっていなかったため、自分の思うがままに手を触れたりしていた。

どれが正解だったのかはわからないけれど、死者の魂を呼び出すことに成功したようで、その依代として殺したての怪物の体を提供することになった。

怪物の中に入っている魂は何かを伝えようと必死に訴えているようではあったけれど、頭部と一緒に声帯も飛ばしてしまったみたいで、空気の漏れる音以外は何も伝わることは無かった。

僕達三人の中に回復治癒系の魔法を使える者はいなかったようで、この怪物に入った魂は怪物の体の中にあった血液が少なくなると同時に消えていたようだった。

「次からはなるべく気付つけないで殺すことにしますね」

そう言って笑っていたクリスは僕達が想像しているよりも少しだけ発想がずれているように感じていた。

その帰り道は不思議と怪物の痕跡すらも見つけられず、僕達が家に着いた時にも怪物が現れることが無かった。

いつものように美味しい食事を頂いてから、みんなと話をしている時にサトミの提案で魂を保管するために結界を用いてみることになった。

サトミとアスカが結界を張って、その中に死者の魂を呼び出してみたのだけれど、何かを話せるわけでも文字を書けるわけでもなかったため、呼び出した魂が何かを伝えてくることは無かった。

何度繰り返して呼び出してみても、その魂が僕達の質問に答えることは無かったし、魂が僕達に何かを伝えてくることもなかった。

結界の中にサトミが持っている人形や捕まえてきた鳥を絞めて置いてみたのだけれど、微かに鳥が声を出したような気がして、人形が何か文字を描いたような気もしていたけれど、二つの実験体ともに反応が小さすぎてこちらに何も伝わりはしなかった。

その後も色々と試していたところ、少しずつではあるけれど、意思の疎通が出来るようになっているように思えていた。

僕がみんなの方を振り向くと、そこはまるで水中の中にいるような不思議な空間になっていた。

「あいつがいるからあんまり出て来たくなかったんだけど、このままだったらいつまでたっても上手くいかないと思うから、今回はあんたにやり方を教えて上げるわ」

僕は突然現れたリンネの作り出した結界の中にいるらしく、アスカもサトミも今の僕達を認識していないようだった。

「あんまり長い事ここにいるとあの女に見つかっちゃいそうだからさっそく本題に入るわね。あんたがやっているのは死んでいるモノの魂を呼び出すことなのよ。あんたはそれも出来るんだけど、死者自体を呼び出してみなさいよ。どんな死者を呼び出すかはあんたが決める事なんだけど、ある程度は魔法が使えた方が体の損壊を防げると思うしお勧めね」

リンネはそう告げると僕の目の前に飛んできて、さらに小さい声で僕に話しかけてきた。

「さっきから強烈な視線を感じているんだけど、あの女とも違う感じで特に不快感は無いのよね。でも、何だかとってもまずい予感しかしていないんで、今日はもう帰る事にするわね」

そう言ってリンネが話している間も、この結界の中に入っている間中も、僕はクリアとずっと目が合っている気がしていた。

魔女よりも魔力の高いアスカも、僕が定期的に魔力を分け与えているサトミもだが、ある程度の時間をかけないと結界の中の僕を感じることも認識することも出来ないはずなのに、魔法をほとんど使えないはずのクリアが僕達を認識しているはずがないのだけれど。

リンネの結界が消えると、僕は何事もなかったかのようにみんなの前に現れることになる。

結界の中と外では時間の進み方が違うようで、僕がこの世界から結界の中に居た時間は一秒にも満たないと思うのだけれど、その一瞬の間の出来事もクリアは知っているようだった。

「死神さんってアスカさんだけじゃなくて、他にも変わったお友達がいるんだね。僕もみんなと仲良くなりたいな」

クリアの口角は上がっていたのだけれど、その瞳は真っすぐに僕に向けられていたのだけれど、全くといっていいほど光を感じ取ることが出来なかった。
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