94 / 149
BACK TO THE OCEAN Chapter1
第15章 アマノジャクな二人【3】
しおりを挟む
「えっ……本当にいいの?」
先に提案したのはルーナなのに、僕がそれを鵜呑みにしたことに対して気が動転したのか、あるいは単なる最終確認なのか、訊き返してくる。
「本当にいいよ。だって僕もルーナのことをファーストネームで呼んでるのに、僕は駄目だなんて、そんな理不尽なことできるわけないだろ?それにそもそも、呼ばれ方なんてそんなに気にしないし」
「そうなんだ……じゃあ……ろ……ろ……」
「おいおい、初めて会った他人ってわけじゃないんだし……人の名前を呼ぶだけでそんなに緊張するなよ」
「してないっ!」
「うわっ!?」
耳元で急に怒鳴られたため、僕は驚きのあまり背筋をピンと伸ばし、危うくバイクの操作を狂わせてしまうところだった。
「あっ……ゴメン……」
「ふう……今のは本当に危なかったけど、もう大丈夫」
「ゴメン……」
サイドミラー越しに見てみると、ルーナは両肩を落とし、過ぎていく地面を眺めるように俯いていた。
やっぱりいつもと様子がおかしいけれど、でもなんだろう……こんなにもルーナの姿を見て、ドキドキしたのは初めてだった。
いつもは先頭をキリキリ歩くような彼女だが、今の彼女はそう、守ってあげたいという衝動に駆られるような、そんな可憐さを持っている。
持っている……けれど。
「ルーナ、やっと僕は分かったよ」
「……なにがよ」
「僕はやっぱり、ルーナの笑顔が好きなんだ」
「……はっ?」
頭が垂れ下がっていたルーナだったが、それを聞いた瞬間、まるで太陽の光に気づいた植物のように、その垂れ下がっていた頭を上にあげた。
「なっ! なっ! なっ! なに言ってるのよイキナリッ!!」
「いやさ……僕ってちょっと前まで、女の子のもの悲しげな表情にこう……憧れというか、崇拝というか、美しさっていうのを感じてたんだよね」
「……なにそれ?」
「まあ、男の妄想みたいなもんさ。でもルーナのお蔭で、そうじゃないって気づいたよ」
「何に気づいたのよ?」
「うん……やっぱり女の子には、笑っていて欲しい。特にルーナ、君にはね」
「えっ! あっ……それって……」
「ん?ああ、大切な仲間としてね」
「あっ……そう……そう……ね、仲間としてね……」
「そうだけど?」
「……はあ、そうよね。アンタは最初に会った時から、そういう感じだったわよね」
「ん?」
なんだかまた、先程のルーナとは様子が変わってきたような、そんな波動を感じる。
でもそれは、変わるというよりかは、戻って来たと言うべきなのかもしれない……いつものルーナの感じが。
「ゼロに教えてもらってやってはみたものの、アンタはやっぱり筋金入りの朴念仁だったわけね……」
「えっ? ゼロ? それってどういう……」
「アンタはそんなこと気にしなくていいの! はあ……何でわたしはこんなヤツのことを……!」
そう言うとルーナは、右手で自分の頭を抱えるような仕草をとり始めた。
なんだかすごくガッカリされてるような気がするんだけど、僕、何かやったか?
「あのさルーナ……」
「なによっ!」
いつものように、ルーナは不機嫌に、理不尽に、僕をサイドミラー越しに睨んできた。
しかしここは僕も怯まず、対抗する。ちゃんと伝えるべきことは、言葉にして伝えておかないと。
「何を怒ってるか僕には分からないけど……でもさっきのは本当の僕の気持ちだから、それはその……」
「分かってる! 鈍感なアンタと一緒にしないで!」
「そっか……あ、あとさ……」
「まだ何かあるの!?」
「いや……さっきのファーストネームのことだけどさ。その……是非呼んでくれないか、僕の名前を」
「えっ? あ……ああ……」
直後、ルーナのキツイ眼差しは緩み、それどころか僕の方から逸らされ、顔はみるみる紅潮しているようだった。
そしてしばらく時が経ち、やっと彼女は口を開いて、その名前を呼んでくれた。
「ロ……ロクヨウ……」
それは本当に、やっとの思いで捻りだしたような、第一声だった。
「うん……ありがとう。いやぁ……女の子にそっちの名前で呼ばれたのは、ルーナが初めてだよ」
「えっ? そ……そうなのっ!?」
「ああ……こんなことをわざわざ言うのも恥ずかしいけど、僕は今まで剣ばっか振ってたから、彼女どころか女友達もロクにいなかったんだよ」
「ああ……それはなんとなく分かるわ」
「あっやっぱり出ちゃってる? そういうところ?」
「出てるというか、ダダ漏れよ」
「うへぇ……どおりでライフ・ゼロにも見破られたわけだ……まあそれはそうと、そういうこともあってさ、一切女性からファーストネームで呼ばれたことが無かったんだ」
「ふうん、そういうこと」
納得したといった表情を、ルーナはしてみせる。
僕から始めた話とはいえ、やっぱり自分の難点を話すのは心が挫けそうになる。
もはやあの時代の僕は、僕の中で黒歴史となりつつあるのか。
「それでどうなのよ? 初めて女の子からファーストネームで呼ばれた気持ちは?」
「そりゃあうん……なんか心に響いた」
「なによその曖昧な感想」
「そうなんだから仕方ないだろ? でも最初がルーナで良かったような気がする」
「それはなに? 大切な仲間だから?」
ルーナは茶化すように、そう言う。
「それもそうだけど……でも僕、ルーナは一人の人間として好きだから」
「一人の人間としてねぇ……」
「確かに乱暴だし、向う見ずで危なっかしいし、理不尽に僕に怒ってきたりするけど……でも一緒に居て楽しいし、信頼できるからね」
「……なによそれっ! 悪口の方が多いじゃない!!」
「いででっ!」
右の脇腹を、強い力で思いっきりつねられた。
クソ……こうなると分かっていたなら、もう一つくらい良いことを、頭の奥底から捻りだすくらいの努力はするべきだった。
脇腹がジンジンする……と、一人心の内で嘆いていた僕だったのだが、しかしその直後、その脇腹に沿って、するりと何かが伸び、さっきまでは腰回りだったが、今度は腹回りにしっかりと巻き付く感覚を覚えた。
その巻き付いた物の正体は、腕。
白く透き通るほど、傷一つない綺麗な腕が、僕の腹の上の部分を覆っていた。
「ル……ルーナ!?」
僕は気が動転した。それこそ、先程腰に腕を回された時とは異なるほどに。
だってそれは、単に安全のために腕を回しているという、そういう意味で無いことが僕にだって理解できたから。
腕を回しているんじゃなく、抱き寄せているんだって、認識できたから。
「……わたし乱暴だから。言葉にするのは苦手だから……こうやって表現するのが精一杯なのよ」
彼女はしっかりと腕を、太腿を、上体を、顔を、今僕に近づけさせることのできるもの全てを、僕に向かって寄せていた。
僕は彼女に、完全に包み込まれてしまっていた。
それこそ本当に、乱暴で、向う見ずで、理不尽な……でも、一番彼女らしい表現方法だった。
そしてそんな、過剰なまでに直截的な表現だったが故に、いくら鈍感な僕でも、朧げに、やっと彼女が伝えたかった気持ちに気づくことができたのだ。
先に提案したのはルーナなのに、僕がそれを鵜呑みにしたことに対して気が動転したのか、あるいは単なる最終確認なのか、訊き返してくる。
「本当にいいよ。だって僕もルーナのことをファーストネームで呼んでるのに、僕は駄目だなんて、そんな理不尽なことできるわけないだろ?それにそもそも、呼ばれ方なんてそんなに気にしないし」
「そうなんだ……じゃあ……ろ……ろ……」
「おいおい、初めて会った他人ってわけじゃないんだし……人の名前を呼ぶだけでそんなに緊張するなよ」
「してないっ!」
「うわっ!?」
耳元で急に怒鳴られたため、僕は驚きのあまり背筋をピンと伸ばし、危うくバイクの操作を狂わせてしまうところだった。
「あっ……ゴメン……」
「ふう……今のは本当に危なかったけど、もう大丈夫」
「ゴメン……」
サイドミラー越しに見てみると、ルーナは両肩を落とし、過ぎていく地面を眺めるように俯いていた。
やっぱりいつもと様子がおかしいけれど、でもなんだろう……こんなにもルーナの姿を見て、ドキドキしたのは初めてだった。
いつもは先頭をキリキリ歩くような彼女だが、今の彼女はそう、守ってあげたいという衝動に駆られるような、そんな可憐さを持っている。
持っている……けれど。
「ルーナ、やっと僕は分かったよ」
「……なにがよ」
「僕はやっぱり、ルーナの笑顔が好きなんだ」
「……はっ?」
頭が垂れ下がっていたルーナだったが、それを聞いた瞬間、まるで太陽の光に気づいた植物のように、その垂れ下がっていた頭を上にあげた。
「なっ! なっ! なっ! なに言ってるのよイキナリッ!!」
「いやさ……僕ってちょっと前まで、女の子のもの悲しげな表情にこう……憧れというか、崇拝というか、美しさっていうのを感じてたんだよね」
「……なにそれ?」
「まあ、男の妄想みたいなもんさ。でもルーナのお蔭で、そうじゃないって気づいたよ」
「何に気づいたのよ?」
「うん……やっぱり女の子には、笑っていて欲しい。特にルーナ、君にはね」
「えっ! あっ……それって……」
「ん?ああ、大切な仲間としてね」
「あっ……そう……そう……ね、仲間としてね……」
「そうだけど?」
「……はあ、そうよね。アンタは最初に会った時から、そういう感じだったわよね」
「ん?」
なんだかまた、先程のルーナとは様子が変わってきたような、そんな波動を感じる。
でもそれは、変わるというよりかは、戻って来たと言うべきなのかもしれない……いつものルーナの感じが。
「ゼロに教えてもらってやってはみたものの、アンタはやっぱり筋金入りの朴念仁だったわけね……」
「えっ? ゼロ? それってどういう……」
「アンタはそんなこと気にしなくていいの! はあ……何でわたしはこんなヤツのことを……!」
そう言うとルーナは、右手で自分の頭を抱えるような仕草をとり始めた。
なんだかすごくガッカリされてるような気がするんだけど、僕、何かやったか?
「あのさルーナ……」
「なによっ!」
いつものように、ルーナは不機嫌に、理不尽に、僕をサイドミラー越しに睨んできた。
しかしここは僕も怯まず、対抗する。ちゃんと伝えるべきことは、言葉にして伝えておかないと。
「何を怒ってるか僕には分からないけど……でもさっきのは本当の僕の気持ちだから、それはその……」
「分かってる! 鈍感なアンタと一緒にしないで!」
「そっか……あ、あとさ……」
「まだ何かあるの!?」
「いや……さっきのファーストネームのことだけどさ。その……是非呼んでくれないか、僕の名前を」
「えっ? あ……ああ……」
直後、ルーナのキツイ眼差しは緩み、それどころか僕の方から逸らされ、顔はみるみる紅潮しているようだった。
そしてしばらく時が経ち、やっと彼女は口を開いて、その名前を呼んでくれた。
「ロ……ロクヨウ……」
それは本当に、やっとの思いで捻りだしたような、第一声だった。
「うん……ありがとう。いやぁ……女の子にそっちの名前で呼ばれたのは、ルーナが初めてだよ」
「えっ? そ……そうなのっ!?」
「ああ……こんなことをわざわざ言うのも恥ずかしいけど、僕は今まで剣ばっか振ってたから、彼女どころか女友達もロクにいなかったんだよ」
「ああ……それはなんとなく分かるわ」
「あっやっぱり出ちゃってる? そういうところ?」
「出てるというか、ダダ漏れよ」
「うへぇ……どおりでライフ・ゼロにも見破られたわけだ……まあそれはそうと、そういうこともあってさ、一切女性からファーストネームで呼ばれたことが無かったんだ」
「ふうん、そういうこと」
納得したといった表情を、ルーナはしてみせる。
僕から始めた話とはいえ、やっぱり自分の難点を話すのは心が挫けそうになる。
もはやあの時代の僕は、僕の中で黒歴史となりつつあるのか。
「それでどうなのよ? 初めて女の子からファーストネームで呼ばれた気持ちは?」
「そりゃあうん……なんか心に響いた」
「なによその曖昧な感想」
「そうなんだから仕方ないだろ? でも最初がルーナで良かったような気がする」
「それはなに? 大切な仲間だから?」
ルーナは茶化すように、そう言う。
「それもそうだけど……でも僕、ルーナは一人の人間として好きだから」
「一人の人間としてねぇ……」
「確かに乱暴だし、向う見ずで危なっかしいし、理不尽に僕に怒ってきたりするけど……でも一緒に居て楽しいし、信頼できるからね」
「……なによそれっ! 悪口の方が多いじゃない!!」
「いででっ!」
右の脇腹を、強い力で思いっきりつねられた。
クソ……こうなると分かっていたなら、もう一つくらい良いことを、頭の奥底から捻りだすくらいの努力はするべきだった。
脇腹がジンジンする……と、一人心の内で嘆いていた僕だったのだが、しかしその直後、その脇腹に沿って、するりと何かが伸び、さっきまでは腰回りだったが、今度は腹回りにしっかりと巻き付く感覚を覚えた。
その巻き付いた物の正体は、腕。
白く透き通るほど、傷一つない綺麗な腕が、僕の腹の上の部分を覆っていた。
「ル……ルーナ!?」
僕は気が動転した。それこそ、先程腰に腕を回された時とは異なるほどに。
だってそれは、単に安全のために腕を回しているという、そういう意味で無いことが僕にだって理解できたから。
腕を回しているんじゃなく、抱き寄せているんだって、認識できたから。
「……わたし乱暴だから。言葉にするのは苦手だから……こうやって表現するのが精一杯なのよ」
彼女はしっかりと腕を、太腿を、上体を、顔を、今僕に近づけさせることのできるもの全てを、僕に向かって寄せていた。
僕は彼女に、完全に包み込まれてしまっていた。
それこそ本当に、乱暴で、向う見ずで、理不尽な……でも、一番彼女らしい表現方法だった。
そしてそんな、過剰なまでに直截的な表現だったが故に、いくら鈍感な僕でも、朧げに、やっと彼女が伝えたかった気持ちに気づくことができたのだ。
0
あなたにおすすめの小説
ダンジョン・イーツ! ~戦闘力ゼロの俺、スキル【絶対配送】でS級冒険者に「揚げたてコロッケ」を届けたら、世界中の英雄から崇拝されはじめた件~
たくみさん
ファンタジー
「攻撃力ゼロのポーターなんて、配信の邪魔なんだよ!」
3年尽くしたパーティから、手切れ金の1万円と共に追放された探索者・天野蓮(アマノ・レン)。
絶望する彼が目にしたのは、ダンジョン深層で孤立し、「お腹すいた……」と涙を流すS級美少女『氷姫』カグヤの緊急生放送だった。
その瞬間、レンの死にスキルが真の姿を見せる。
目的地と受取人さえあれば、壁も魔物も最短距離でブチ抜く神速の移動スキル――【絶対配送(デリバリー・ロード)】。
「お待たせしました! ご注文の揚げたてコロッケ(22,500円)お届けです!」
地獄の戦場にママチャリで乱入し、絶品グルメを届けるレンの姿は、50万人の視聴者に衝撃を与え、瞬く間に世界ランク1位へバズり散らかしていく!
一方、彼を捨てた元パーティは補給不足でボロボロ。
「戻ってきてくれ!」と泣きつかれても、もう知らん。俺は、高ランク冒険者の依頼で忙しいんだ!
異世界召喚されたが無職だった件〜実はこの世界にない職業でした〜
夜夢
ファンタジー
主人公【相田理人(そうた りひと)】は帰宅後、自宅の扉を開いた瞬間視界が白く染まるほど眩い光に包まれた。
次に目を開いた時には全く見知らぬ場所で、目の前にはまるで映画のセットのような王の間が。
これは異世界召喚かと期待したのも束の間、理人にはジョブの表示がなく、他にも何人かいた召喚者達に笑われながら用無しと城から追放された。
しかし理人にだけは職業が見えていた。理人は自分の職業を秘匿したまま追放を受け入れ野に下った。
これより理人ののんびり異世界冒険活劇が始まる。
レベル1の地図士は、世界の裏側を知ってしまった
あめとおと
ファンタジー
異世界に転移した主人公が得たスキルは【地図作成】。
戦闘能力ゼロ、初期レベル1。
冒険者ギルドでは「外れスキル」と笑われ、
新人向けの雑用クエストしか回ってこない。
しかしそのスキルは、
ダンジョンの隠し通路、未踏破エリア、消えた古代文明の痕跡まで“地図に表示する”
という、とんでもない能力だった。
生き残るために始めた地味な探索が、
やがて世界の秘密と、国家すら動かす大冒険へ――。
これは、
戦えない主人公が“冒険そのもの”で成り上がる物語。
同作品を「小説家になろう」で先行配信してます。
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
勘違いで召喚して来たこの駄女神が強引すぎる 〜ふざけたチートスキルで女神をボコしながら冒険します〜
エレン
ファンタジー
私は水無月依蓮《みなづきえれん》、どこにでもいる普通の女子高生だ。
平穏な生活を送っていた私は、ある日アルテナと名乗る女神に召喚されてしまう。
厨二臭いその女神が言うには、有給休暇で異世界冒険したいから、従者としてついて来なさいとの事。
うん、なんだその理由は。
異世界なんて興味ない、とっとと私を元の場所に返せ。
女神を殴ったり踏みつけたりしてやっと返してもらえるかと思いきや。
え? 勝手に人間を異世界に呼ぶのは天界の掟で禁止? バレたら私も消される?
ふざけるなー!!!!
そんなこんなで始まる私とポンコツ女神アルテナのドタバタ異世界冒険。
女神が貴族をハゲさせたり、「器用貧乏・改」と言うふざけたスキルを習得したり、ゴブリンの棲家に突撃する羽目になったり、手に入れた家が即崩壊したり、色々起きるけど全てを乗り切って見せる。
全ては元の世界に帰るために!!
推しがラスボスなので救いたい〜ゲーマーニートは勇者になる
ケイちゃん
ファンタジー
ゲームに熱中していた彼は、シナリオで現れたラスボスを好きになってしまう。
彼はその好意にラスボスを倒さず何度もリトライを重ねて会いに行くという狂気の推し活をしていた。
だがある日、ストーリーのエンディングが気になりラスボスを倒してしまう。
結果、ラスボスのいない平和な世界というエンドで幕を閉じ、推しのいない世界の悲しみから倒れて死んでしまう。
そんな彼が次に目を開けるとゲームの中の主人公に転生していた!
主人公となれば必ず最後にはラスボスに辿り着く、ラスボスを倒すという未来を変えて救いだす事を目的に彼は冒険者達と旅に出る。
ラスボスを倒し世界を救うという定められたストーリーをねじ曲げ、彼はラスボスを救う事が出来るのか…?
巻き込まれた薬師の日常
白髭
ファンタジー
神に選ばれ、魔素の循環する界へと送り込まれたのは――現代の薬師。
剣も魔法も扱えない彼が憑依したのは、戦闘力ゼロの商人見習いの少年だった。
彼の武器は、知識と経験。商品を生み出し、人脈を築き、産業を広げていく。
「居場所を見つけたい」その願いが、やがて世界を変える力となる。
これは、一人の薬師が紡ぐ研究と開発、そして成長の物語。
【カクヨムでも掲載しています】
表紙は紹介文をもとに、ai【adobe firefly】で作成したものです。(参考程度に……)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる