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第4章 エキドナの遺跡
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「いやぁそこをなんとかお願いできませんかねぇ~……」
「だから無理なものは無理だと言ってるだろ!さあ帰った帰った!」
「チッ……分かったよ」
ジャックがいたのは、魔界シンアルにあるバベルの塔の入口だった。
彼は一人、バベルの塔に入るため塔の入口を守る魔界の騎士に交渉をしていたのだが、入場を断られ、渋々シンアルの街へ帰っているところだった。
「はぁ~あ……幸先悪りぃの」
ジャックは口を尖らせ、重い足取りで歩く。
すると、彼は一列の魔物の列を見つけた。
先頭にはガイドの魔物が立っており、どうやらその後ろは旅行客のようだった。
「まことに申し訳ありません皆様、本日はバベルの塔の見学はできないとのことでございます」
ガイドの魔物は、お客である魔物達に頭を下げている。どうやらあの一行もバベルの塔への入場を断られたようだった。
「ヘッヘッ……お互い様ってわけか。しかし旅行会社も大変だねぇ。まるまるツアーを潰されちまったんだからさ」
可哀想にと苦笑いを浮かべ、ジャックがその場を立ち去ろうとすると。
「ですがこれより皆様をエキドナの遺跡へお連れしたいと思いま~す!」
ガイドがそう言うと、周りにいた旅行客の魔物達は歓喜の声をあげた。
「これを見に来たんじゃよわしは!」
「てかバベルの塔なんて何回も見て見飽きたし、さっさと遺跡に行きましょ!」
「エキドナの遺跡はシンアルの市街地の南にありますので今から一度市街地に戻りま~す。皆さん列を崩さずに着いて来てくださいね~」
バベルの塔への入場を断られ、悔しむどころか喜ぶ観光客までその中にはいた。
そして観光客達はガイドに率いられ、シンアルの市街地へと歩いて行ってしまう。
「な……何だあの盛り上がりは……」
ジャックはその光景を見て、呆然とその場に突っ立っていた。普通ならブーイングの一つも飛んでくる事態なのに、それどころか拍手喝采。
目の前で起こっていることがあべこべで、脳が錯乱してしまった。
「ふぅん……でもエキドナの遺跡ねぇ」
しかしジャックはすぐさまニヤリと怪しく笑う。
まさに盗賊の勘が冴えたといったところだろうか、ジャックはそのエキドナの遺跡に、何か魔物を惹きつけるような面白いものがあると睨んだのだ。
「おっと!だけど今のオイラは一人じゃなかったんだった。まっバベルの塔にはどうせ行けないんだし、あいつらを誘ってみるかね」
ジャックは仲間達のいる市街地へと歩き出す。
良い土産話が出来たと考えると、その足は自然と軽やかになった。
「だから無理なものは無理だと言ってるだろ!さあ帰った帰った!」
「チッ……分かったよ」
ジャックがいたのは、魔界シンアルにあるバベルの塔の入口だった。
彼は一人、バベルの塔に入るため塔の入口を守る魔界の騎士に交渉をしていたのだが、入場を断られ、渋々シンアルの街へ帰っているところだった。
「はぁ~あ……幸先悪りぃの」
ジャックは口を尖らせ、重い足取りで歩く。
すると、彼は一列の魔物の列を見つけた。
先頭にはガイドの魔物が立っており、どうやらその後ろは旅行客のようだった。
「まことに申し訳ありません皆様、本日はバベルの塔の見学はできないとのことでございます」
ガイドの魔物は、お客である魔物達に頭を下げている。どうやらあの一行もバベルの塔への入場を断られたようだった。
「ヘッヘッ……お互い様ってわけか。しかし旅行会社も大変だねぇ。まるまるツアーを潰されちまったんだからさ」
可哀想にと苦笑いを浮かべ、ジャックがその場を立ち去ろうとすると。
「ですがこれより皆様をエキドナの遺跡へお連れしたいと思いま~す!」
ガイドがそう言うと、周りにいた旅行客の魔物達は歓喜の声をあげた。
「これを見に来たんじゃよわしは!」
「てかバベルの塔なんて何回も見て見飽きたし、さっさと遺跡に行きましょ!」
「エキドナの遺跡はシンアルの市街地の南にありますので今から一度市街地に戻りま~す。皆さん列を崩さずに着いて来てくださいね~」
バベルの塔への入場を断られ、悔しむどころか喜ぶ観光客までその中にはいた。
そして観光客達はガイドに率いられ、シンアルの市街地へと歩いて行ってしまう。
「な……何だあの盛り上がりは……」
ジャックはその光景を見て、呆然とその場に突っ立っていた。普通ならブーイングの一つも飛んでくる事態なのに、それどころか拍手喝采。
目の前で起こっていることがあべこべで、脳が錯乱してしまった。
「ふぅん……でもエキドナの遺跡ねぇ」
しかしジャックはすぐさまニヤリと怪しく笑う。
まさに盗賊の勘が冴えたといったところだろうか、ジャックはそのエキドナの遺跡に、何か魔物を惹きつけるような面白いものがあると睨んだのだ。
「おっと!だけど今のオイラは一人じゃなかったんだった。まっバベルの塔にはどうせ行けないんだし、あいつらを誘ってみるかね」
ジャックは仲間達のいる市街地へと歩き出す。
良い土産話が出来たと考えると、その足は自然と軽やかになった。
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