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第2部 青春の続き篇
第5話 七夕の日【7】
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「なあ天地、お前、まだ父親に復讐の念を抱いているのか?」
「まあ……まだ抱いてはいるわね」
「そうか……」
「だけど、あなたに引き止められたあの時から、昔よりかは冷静になったわね。父親の後を追いかけてるだけじゃ、意味が無いって事にも気づいちゃったし。それに……」
すると天地は、星空に向けていた目線を俺の方に向け、こう続けた。
「復讐よりも夢中になれる人に出会えたからね」
そう言って、天地はにっこりと優しく、本当に丸みを得た笑みを、俺に見せてくれた。
その美しくもあり、可愛くもあり、守りたくなるような、ある意味そんな悪魔的な笑みを見て、俺はついつい顔を赤らめてしまう。
しかしおそらく、辺りが暗かったおかげで、俺の顔が紅潮してる事を天地は気づかないだろう。
よかった……ここが暗い場所で。あいつはこういう事を言っても平然としてられるけど、聞いている俺の方が恥ずかしくなってくるからなぁ……。
別に嫌なわけではないのだが……。
「それにこうやって父親から離れて、あなたやあなたの友達と一緒に居て、今までに無い考えも思いつくようになったし」
「ほう……どんな考えだ?」
「……もしかしたら父親は、まだわたしの事を娘と思ってくれている可能性があるということよ」
「お前を……娘だと……?」
「ええ、だって本当にわたしが煩わしくなったのなら、わたしが父親の後をつけて回っていた時点で、会社の人間に着いて来られないよう手を回すだろうし、それにわたしは今も、父親によって生かされてる。生活費だって、今住んでいる家の維持費だって……実は全部、父親が負担しているわ」
「そ……そうなのか!」
前々から、不思議には感じていた。天地がどうやって生活をしているのかについては。
しかしそんな踏み込んだ話題をこちらから持ち掛けるのは、デリカシーも無いし、相手の事を詮索しているように思われそうで、そんな事をしたら嫌われそうで、ずっと出来ずにいたのだ。
思えば、天地はアルバイトをしているようには見えないし、確かに母親が亡くなり、祖父母も亡くなったとなれば、多少の財産は天地の手に渡るだろう。
しかしそれだけで、普段の生活をしながら、家の維持費を払いながら、父親を追いかける為に全国を駆けずり回ったり、ましてや海外まで追いかける事など出来るわけが無かった。
「でもあの状況で、あんな事を言った父親を、わたしは許せなかった。許せるはずが無かった。だから今までその事については、わたし自身が目を瞑っていたわ。社会からの印象を悪くしたくないためにやってるだけだとか、かこつけて。でも結局……見て見ぬ振りをしていたに過ぎなかったのよ。だからこうやって、心に余裕が出てきて、今まで見えない振りを、自分が見えないよう暗示していた事を、見れるようになってきたってわけ」
天地は目を伏せ、過去の自分を悔いるように、下唇を噛む。
母親が事故で亡くなったにも関わらず、周りの声に全く耳を貸さずに仕事漬け。そして挙句の果てには「わたしに娘などいない」を、実の娘の前で言ってのけた父親。
しかし、そうは言いながらも父親は娘に、なに不自由ない生活をさせていたどころか、縁を自ら切ったにも関わらず、娘が自分の周りを嗅ぎ回っている事を黙認していた。
それが差す意味とは、もしかしたら天地の父親が、そうなる以前から彼女にしていた事を、今もなお、続けているだけだとしたら。
厳格で、娘を決して甘やかさない、父親のままだったとしたら。
彼女の復讐とは、彼女の五年間は、一体何だったのか……。
何故自分は父親がそういう人だと知りながら、理解出来なかったのか、今まで何故、父親に自分は生かされているという事実から、目を背けていたのか……そんな後悔を今、彼女はしているに違いない。
「……天地、後悔はしなくていいと思うぞ」
「えっ……」
下げていた顔を、天地は上げる。光が乏しいせいでよくハッキリと見えないが、目の辺りに水滴があるように、見えなくもなかった。
「確かにお前は父親の恩恵を受けてる。だけどな、お前の父親は、最もお前が傍に居て欲しい時に、そこには居ず、最も帰って来て欲しいと願った時に、別れを切り出した、最低な父親である事には変わりないんだ」
「…………」
「だけど、お前がそんな父親でも、それが自分の父親だって思うのなら、お前自身が父親を圧倒するような人間になれ」
「圧倒するような……人間?」
「ああそうだ。俺が言うのもなんだけど、今のお前は高校生だし、親父の力を借りないと生きていけないほどのか細い存在だ。だけどこれから大学に上がり、社会に出て、お前が父親のぐうの音も出ないような、甘やかす事も、ましてや厳格な態度もとれないような、そんな圧倒的な人間になれれば、父親もきっと、強がりを言うのは止めるだろうさ」
俺は天地の傍により、そのか細く震える手を握ってあげる。
いつもは毅然と振る舞っているが、やはり女の子は女の子なんだな。
「だからさ、復讐の為に天地電産を乗っ取るのは止めて、これからは、父親を超える為に天地電産を乗っ取るっていうのはどうだ?ニュアンスは違えど、それなら今までやってきた事を棒に振るわずに済むし、これだったら直接、父親を圧倒したのも同じ事だろ?」
「でも今更……」
「今だから、まだ天地電産を乗っ取ろうと、父親を貶めようとしていない今だからこそ出来るんじゃないのか?」
いつもなら口論をしたとしても、速攻で白旗を振る俺だが、今回、この時は断固として立ち塞がる。
あの時、空港で引き止めた時に、俺は決心した。天地が躓いて、こけてしまいそうになったら、俺はこの身を挺してでも、その支えになると。
今がおそらくその時、天地の弱音を、俺が受け止めて、そして答えを返してあげねば、彼女はこの迷いから抜け出せれない。それこそ、この夜空のような闇の底に沈んでしまうかもしれない。
だから導くんだ……この俺が。
「でも、もし失敗したら……」
「そんなくだらないタラレバは考えるな。それに一回失敗しても、そんなもん何度だってトライすればいいだけだ。その為に俺はモチロン、多分徳永だって、神坂さんだって、あのお人好しの早良だって、お前を応援して、背後から押し上げてくれるさ!」
「………………」
「天地、以前にも言っただろ?お前はもう、以前のお前とは違うって。お前の周りにはもう、人が居るんだって。だから全てを自分で抱え込もうとするな。自分を責め立てるな……自分を……追い詰めようとするな……」
「岡崎……くん……うぅ……」
それから天地は、俺の手を強く握り締めながら泣いた。泣きじゃくった。
今まで、周囲の人に助けを乞えず、一人で全てを背負っていた月日の分、今まで、復讐を果たすために、毅然とした態度をとっていた月日の分、今まで、父親に助けられていた事を認めず、目を晦ませていた月日の分。
泣きに、泣きに、泣き続けた。
勿論こんな姿の天地を見たのは初めてだったし、おそらくコイツは、人前で決して泣くような人間ではない。
俺と天地しかいない、この空間だからこそ、彼女は涙を流し、まるで子供のようにわんわんと、泣く事が出来たのだ。
長く、長く、封じ込めていたその涙を、流す事が出来たのだ。
だから俺はその姿を、天地の手を握ったまま、強く握ったまま、決して離そうとはせず、それでも決して近づけようともせず、そのままの状態で、ただただ見守った。
彼女はもう、復讐の火を動力に立ち上がるような悪魔ではない。自分の力で立ち上がることの出来る人間に、生まれ変わったのだ。
だから、だからこそ、俺は押しもせず、引きもせず、すぐ隣から彼女を見守る。
もうそれだけで、彼女は次に進めるのだから。
「まあ……まだ抱いてはいるわね」
「そうか……」
「だけど、あなたに引き止められたあの時から、昔よりかは冷静になったわね。父親の後を追いかけてるだけじゃ、意味が無いって事にも気づいちゃったし。それに……」
すると天地は、星空に向けていた目線を俺の方に向け、こう続けた。
「復讐よりも夢中になれる人に出会えたからね」
そう言って、天地はにっこりと優しく、本当に丸みを得た笑みを、俺に見せてくれた。
その美しくもあり、可愛くもあり、守りたくなるような、ある意味そんな悪魔的な笑みを見て、俺はついつい顔を赤らめてしまう。
しかしおそらく、辺りが暗かったおかげで、俺の顔が紅潮してる事を天地は気づかないだろう。
よかった……ここが暗い場所で。あいつはこういう事を言っても平然としてられるけど、聞いている俺の方が恥ずかしくなってくるからなぁ……。
別に嫌なわけではないのだが……。
「それにこうやって父親から離れて、あなたやあなたの友達と一緒に居て、今までに無い考えも思いつくようになったし」
「ほう……どんな考えだ?」
「……もしかしたら父親は、まだわたしの事を娘と思ってくれている可能性があるということよ」
「お前を……娘だと……?」
「ええ、だって本当にわたしが煩わしくなったのなら、わたしが父親の後をつけて回っていた時点で、会社の人間に着いて来られないよう手を回すだろうし、それにわたしは今も、父親によって生かされてる。生活費だって、今住んでいる家の維持費だって……実は全部、父親が負担しているわ」
「そ……そうなのか!」
前々から、不思議には感じていた。天地がどうやって生活をしているのかについては。
しかしそんな踏み込んだ話題をこちらから持ち掛けるのは、デリカシーも無いし、相手の事を詮索しているように思われそうで、そんな事をしたら嫌われそうで、ずっと出来ずにいたのだ。
思えば、天地はアルバイトをしているようには見えないし、確かに母親が亡くなり、祖父母も亡くなったとなれば、多少の財産は天地の手に渡るだろう。
しかしそれだけで、普段の生活をしながら、家の維持費を払いながら、父親を追いかける為に全国を駆けずり回ったり、ましてや海外まで追いかける事など出来るわけが無かった。
「でもあの状況で、あんな事を言った父親を、わたしは許せなかった。許せるはずが無かった。だから今までその事については、わたし自身が目を瞑っていたわ。社会からの印象を悪くしたくないためにやってるだけだとか、かこつけて。でも結局……見て見ぬ振りをしていたに過ぎなかったのよ。だからこうやって、心に余裕が出てきて、今まで見えない振りを、自分が見えないよう暗示していた事を、見れるようになってきたってわけ」
天地は目を伏せ、過去の自分を悔いるように、下唇を噛む。
母親が事故で亡くなったにも関わらず、周りの声に全く耳を貸さずに仕事漬け。そして挙句の果てには「わたしに娘などいない」を、実の娘の前で言ってのけた父親。
しかし、そうは言いながらも父親は娘に、なに不自由ない生活をさせていたどころか、縁を自ら切ったにも関わらず、娘が自分の周りを嗅ぎ回っている事を黙認していた。
それが差す意味とは、もしかしたら天地の父親が、そうなる以前から彼女にしていた事を、今もなお、続けているだけだとしたら。
厳格で、娘を決して甘やかさない、父親のままだったとしたら。
彼女の復讐とは、彼女の五年間は、一体何だったのか……。
何故自分は父親がそういう人だと知りながら、理解出来なかったのか、今まで何故、父親に自分は生かされているという事実から、目を背けていたのか……そんな後悔を今、彼女はしているに違いない。
「……天地、後悔はしなくていいと思うぞ」
「えっ……」
下げていた顔を、天地は上げる。光が乏しいせいでよくハッキリと見えないが、目の辺りに水滴があるように、見えなくもなかった。
「確かにお前は父親の恩恵を受けてる。だけどな、お前の父親は、最もお前が傍に居て欲しい時に、そこには居ず、最も帰って来て欲しいと願った時に、別れを切り出した、最低な父親である事には変わりないんだ」
「…………」
「だけど、お前がそんな父親でも、それが自分の父親だって思うのなら、お前自身が父親を圧倒するような人間になれ」
「圧倒するような……人間?」
「ああそうだ。俺が言うのもなんだけど、今のお前は高校生だし、親父の力を借りないと生きていけないほどのか細い存在だ。だけどこれから大学に上がり、社会に出て、お前が父親のぐうの音も出ないような、甘やかす事も、ましてや厳格な態度もとれないような、そんな圧倒的な人間になれれば、父親もきっと、強がりを言うのは止めるだろうさ」
俺は天地の傍により、そのか細く震える手を握ってあげる。
いつもは毅然と振る舞っているが、やはり女の子は女の子なんだな。
「だからさ、復讐の為に天地電産を乗っ取るのは止めて、これからは、父親を超える為に天地電産を乗っ取るっていうのはどうだ?ニュアンスは違えど、それなら今までやってきた事を棒に振るわずに済むし、これだったら直接、父親を圧倒したのも同じ事だろ?」
「でも今更……」
「今だから、まだ天地電産を乗っ取ろうと、父親を貶めようとしていない今だからこそ出来るんじゃないのか?」
いつもなら口論をしたとしても、速攻で白旗を振る俺だが、今回、この時は断固として立ち塞がる。
あの時、空港で引き止めた時に、俺は決心した。天地が躓いて、こけてしまいそうになったら、俺はこの身を挺してでも、その支えになると。
今がおそらくその時、天地の弱音を、俺が受け止めて、そして答えを返してあげねば、彼女はこの迷いから抜け出せれない。それこそ、この夜空のような闇の底に沈んでしまうかもしれない。
だから導くんだ……この俺が。
「でも、もし失敗したら……」
「そんなくだらないタラレバは考えるな。それに一回失敗しても、そんなもん何度だってトライすればいいだけだ。その為に俺はモチロン、多分徳永だって、神坂さんだって、あのお人好しの早良だって、お前を応援して、背後から押し上げてくれるさ!」
「………………」
「天地、以前にも言っただろ?お前はもう、以前のお前とは違うって。お前の周りにはもう、人が居るんだって。だから全てを自分で抱え込もうとするな。自分を責め立てるな……自分を……追い詰めようとするな……」
「岡崎……くん……うぅ……」
それから天地は、俺の手を強く握り締めながら泣いた。泣きじゃくった。
今まで、周囲の人に助けを乞えず、一人で全てを背負っていた月日の分、今まで、復讐を果たすために、毅然とした態度をとっていた月日の分、今まで、父親に助けられていた事を認めず、目を晦ませていた月日の分。
泣きに、泣きに、泣き続けた。
勿論こんな姿の天地を見たのは初めてだったし、おそらくコイツは、人前で決して泣くような人間ではない。
俺と天地しかいない、この空間だからこそ、彼女は涙を流し、まるで子供のようにわんわんと、泣く事が出来たのだ。
長く、長く、封じ込めていたその涙を、流す事が出来たのだ。
だから俺はその姿を、天地の手を握ったまま、強く握ったまま、決して離そうとはせず、それでも決して近づけようともせず、そのままの状態で、ただただ見守った。
彼女はもう、復讐の火を動力に立ち上がるような悪魔ではない。自分の力で立ち上がることの出来る人間に、生まれ変わったのだ。
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