詩集☆心から書く詩《うた》

長編詩☆幸せの形〜不幸の意味〜（編集前原文）

長編詩☆幸せの形～不幸の意味～（編集前原文）


貴方は形のある
幸せを見たことがありますか？

それでは見たことがあると言う方に
お聞きしますが。

その幸せと言うものは長く
感じたことはありますか？
おそらく多くの方が
その瞬間にしか、その最高の幸せを
感じたことが無いはずです。

「なぜ？」

それは幸せと言うものは
元々形の無い物だからです。
それと反対に不幸と言うものは形があり
長い間感じてしまうのです。

「なぜ？」

幸せと言うものは貴方の生活に
少しづつ溶け込んで行くので
いづれはそれが自然になり、
当たり前になってしまうのです

ですが不幸と言うものは、
生活に溶け込む事がなく、
生活の中でそれがいつもの浮いていて、
どこでつまづいてしまうか、
解らないものなのです。

「なんでそうなの？」

人は常に幸せを求めてしまうから・・・
よりよい物を求めてしまうから・・・
とても切ない事なのですが・・・
そのよりよい物を求める事で・・・
今手にしてとても素晴らしい幸せを・・・
見失ってしまうのです・・・

どんなに大きな幸せでも・・・
いづれはそれが自然になり・・・
当然になってしまうのです・・・

「なんか・・・悲しいね・・・」

そうですか？
「え？違うの？？」
はい、違いますよ
「なんで？意味が解らないよ」

先にも言いましたけど
幸せと言うものは・・・
貴方の生活に溶け込んで行くのです
そして染み込んで行くのです。

そして貴方の手で触れる事もしだいに
難しくなって行きます。
そうしなければ貴方は
一生その一つの幸せしか
見れなくなってしまうからです。

貴方も数多くの幸せに出会いたいですよね？

「うん・・・」

その想いを叶えるために
幸せは形を無くしてくれたのです。

「じゃあ・・・不幸は？」

それは簡単な事です
貴方はきっと
察しがついてると思います。

「え？」

幸せは貴方が数多くの幸せに出会うために。
形をなくしました。
貴方の事を想って・・・
では不幸はなぜ形があると思います？

答えは幸せと同じなんですよ。
不幸は貴方にこの問題を解決してほしい
そうしないと。
もっと大きくなっちゃうよ
と・・・貴方に言ってくれてるのです。

「どういうこと？」
幸せも不幸も貴方の事を
想ってくれてるのですよ。

どんなに小さい幸せでも
どんなに大きな不幸でも

貴方が今までしてきた事の
一つ一つが
今貴方を輝きながら見守ってくれる幸せになり
貴方をつまづかせる不幸になるのです。

その一つ一つの全ては
貴方の事を想ってくれ
そして現実に現れてくれる、
現象なのです。
それが何かは私にも解りません。。。

ですがこれら、貴方の目の前に現れる幸せも
不幸もどんな形であれ。
必ず触れてみて下さい。

それが幸せであれば。
その幸せを素直に喜び
見えなくなり、触れることも出来なくなるまで。
大切にしてあげて下さい。

それが不幸であれば
その不幸から目を背けずに
精一杯見つめて
なんでそうなの？と考えてあげてください

そうすれば。。。
貴方をつまづかせる不幸は
なぜ貴方の目の前に
来てくれたのかを教えてくれます。

その教えてくれたことを素直に
貴方が受け取る事が出来れば

小さい不幸なら。小さくて形の無い物を
大きい不幸なら。大きくて形の無い物を
貴方に教えてくれます。

「それって・・・・」

そう・・・
やっぱり貴方は頭が良いですね。
貴方の目の前に来てくれた不幸は
貴方により多くの幸せを感じて欲しいから
そして・・・思い出して欲しいなら・・・
貴方の目の前に
幸せを教えに来てくれてるのです。

貴方の不幸はどんな不幸でも
貴方がより多くの
幸せと言うものを感じて欲しい
そう想ってくれてるのです

例えば今まで貴方の手元にあった幸せ
それが貴方にとって
当然になってしまって
貴方がそれをなくした時
貴方はこう思いませんか？
もっと大切にしとけば良かった・・・
もっと言う事を聞いてれば良かった・・・
もっともっと・・・

と思いませんか？
「きっと思う・・・・」

そう・・・
貴方の目の前に来てくれた不幸は
貴方の忘れてしまった幸せや
これから出会う事の出来る幸せを
教えに来てくれてるのです。
どんなに複雑な形をした。
幸せも不幸も
大切にしてあげて下さいね
そうすれば・・・
貴方はきっともっと多くの・・・
幸せに巡り合う事が出来るはずですよ。

それでは
これから貴方があるく
道で多くの幸せに出会えますよう・・・
そして
どんな不幸に巡り合ったとしても
その不幸から
目を背けない勇気を貴方が持てますように
私は切に願います・・・



平成20年7月4日
神歌神明


☆後書き☆
長編詩☆幸せの形（編集前原文）と長編詩☆幸せの形～不幸の意味～（編集前原文）は二つで一つの作品です。
何故二つで一つなのかと言えば、人という字は二つの線が支え合い、成り立ちます。
人は一人では生きていけない事を表しています、幸せも不幸もそうなのです。
愛する人であれ、友人であれ誰かが居て初めて産まれる。
それを、この二つの詩で無言で精一杯表現させて頂きました。
最後まで読んで頂き有難う御座います。
深く御礼を申し上げます


それでは、また文字の世界でお会いしましょう