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庇葉傷枝
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三が日の朝だというのに、早めに目が覚めた。正確には、気配のような何かによって覚醒されていた。
「?」
「おはよ、弥人」
「ん?おはよう」
目の前にいるのはパジャマ姿の夢花で、枕元に転がるのは空の小箱。
麗しい瞳を眺めながら、昨夜のお楽しみが脳裏に蘇る。
希海と仲直りした夢花は、心のたがが外れたのかとても積極的だった。
「……」
「どうしたの夢花?」
「ううん」
寝ぼけた頭で、とろりとした表情の意味を考えようとした矢先、視界が夢花の顔によって遮られた。
…チュッ…ピュゥ
夢花の口撃に、俺はされるがまま。
生暖かく、ざらぬるな感触をありのままに受け入れてしまい、朝勃ちが夢花の身体に届いてしまった。夢花は嬉しそうに鼻を鳴らす。
体を寄せられ、薄っすらとつぶれる胸が、布越しに密着。
パジャマ越しに伝わるのは、柔軟に表情を変えるブラではなく、夢花の熱と心音。
俺が背中に手をまわすと案の定、そこにストラップはいなかった。
「弥人…?」
「ちょっ、夢花、今は抑えて」
俺は夢花のことをそのまま抱きしめた。なだめるように背中を擦った。次の言葉を考える。
「……」
「昨日は頑張りすぎたから、ちょっとインターバル…」
「でも、弥人の元気だよ?」
夢花が足を絡めるようにして、下半身を今以上に密着させてきた。
互いの腹部の熱と圧に挟まれ、脈動は止まらない。俺は遠回し言うのを諦めた。
「昨日ので、ゴム無くなったはずだから」
「……」
「ほら、これ空でしょ…」
一度離れた。気付けば夢花のパジャマの胸元が開いていた。
カーテンの隙間から漏れる朝の陽ざしが、あってないような胸の曲線にも影を付けている。
「なくてもいいよ?」
「え?」
「生で、してもいいよ?」
縋るような瞳で見つめてくる夢花に、俺の理性は飛びそうだった。その上でなぜか冷静だった。
「夢花…」
「……」
俺は、夢花のことを強く抱きしめていた。
どう説明しても、何かが崩れ落ちていくような気がしたのだ。だから、正直にぶつけるのが一番だと思った。
「ごめん」
「……」
「夢花はまだ学生でしょ?」
安全日だとか、妊娠の確率がどうとかは知らない。ただ、子どもが出来るのは大変だ。収入の低い俺に支えるだけの力なんてない。
もっと我儘な本心で言うなら、今はまだ夢花だけを愛して夢花だけに愛されたかった。
「分かった」
「ありがとう夢花」
「…うん」
独りよがりな俺の内心を知ってか知らずか、夢花は頷いた。
お互い無言のまま、しばらく抱きしめ合っていた。
「夢花?」
「うん?」
「今、裸パジャマしてる?」
「ちがうよ?」
「えっでも」
俺が夢花の背中をなぞる様に撫でたが、やはりそこにつっかえる物はない。
笑った夢花が、俺から離れると得意げな笑みを浮かべながら、両手をベットに降ろした。
「開けてみて」
無駄に慎重に、襟元を掴んで左右に運ぶ。そこにあったのは…
「絆創膏でした~」
「なんで、わざわざw」
「弥人こういうの好きかなっと思って」
「そこまでやるなら、お兄ちゃんって起こしてくれないと」
「なるほど、ひとつ賢くなった」
「いや、別にそういうプレイが好きってわけじゃないからね」
カーテンの隙間から漏れる光。隣で寝そべる夢花が甘える様に囁いた。
「ねぇ、弥人?」
「ん?」
「弥人に、言葉責めされてみたい」
「言葉責め?」
「ダメ?」
俺は唐突な夢花の上目遣いに困惑した。
「言葉責め…されたいの?」
「うん」
夢花がドⅯになっているところ…想像できなくもない。ただ、俺にはそういう趣向はないのだが。
「俺が…?」
「ごめん…変なこと言ってごめん」
不安で寂しそうな表情の夢花。
ここで断ってしまったら、取り返しのつかない傷を夢花に与えそうな気がした。
「なんで着ないの?」
「!?」
俺は、夢花の前開きになったパジャマを掴みヒラヒラと揺らす。
「なんで下着つけてないワケ?」
不機嫌に言葉を吐き捨てると、夢花の下顎を強引に掴み上げてみた。
「っ…!」
「すまん、どうしたらいいか分からなくて」
「いいよ。やりたいように続けて」
期待に満ち溢れた夢花の微笑みに、俺のスイッチが完全に傾いた。
「何これ?」
「…絆創膏」
「こんなので俺が喜ぶと思ったの?」
俺は正直な直棒を棚に上げて、ガーゼ越しの小さな突起を虐める。
「…っ」
「こんなので俺が喜ぶと思ったかって聞いてるの」
「それは…nゃっ」
俺は絆創膏を勢いよく剥がした。夢花の小豆も勃っていた。
薄い胸板を手で包みながら、人差し指で豆を左右に転がす。
「下着つけろって言ったよね?」
「……」
「このままじゃ、これ取れちゃうけど?いいの?」
――いや、言ってないだろ!
なぜか冷静に突っ込む俺。自分でもシチュエーションに酔ってきているのが分かった。
「ごめんなさい。つけます…つけますから…」
「まだ?早くしてくんない?」
「弥人様…弥人様は何色がよろしいでしょうか」
カラーボックスの引き出しの前で振り返ろうとする夢花。
俺はそれを邪魔するように後ろから抱き込んだ。
「夢花ちゃんはさー俺の好みの色も知らないの?」
「ごめんなさい」
「ほら、早くしないとこっちも取れちゃうよ?」
「…ぁぅ」
音もたてず露になる双豆。
脇の下を這わせていた両手で固くなった柔頭を攻める。
「弥人様…そこはダメです…」
「だったら、早くつければいいでしょ?ほら」
夢花は、引き出しから水色で白のフリルが付いた下着を探し当てた。
ピンクなら「淫乱め」と言う用意は出来ていたが。
「これで許していただけますか?」
「……」
夢花の背中に我慢汁まみれの棒を擦り付けていた俺は、言葉に詰まった。
勢いだけでここまで来たものの、次の言葉が咄嗟に思い浮かばなかった。
「?」
「…い、いいよ。てか、ごめん。なんか俺こういうの苦手かもしれん」
すると夢花は、俺の手中から離れて向き直った。崩れかけのパジャマがはだけて落ちる。
優しく俺の手を取る、上半身が裸の夢花。
「細かいことは気にしなくていいから。雰囲気で大丈夫」
「こんな感じでよかった?」
「うん」
「そっか。中断してすまん。言葉が思いつかなくて」
「イメージだけ先に作っておく?」
その後、使用人に対して強引にフェラまでさせる王子という謎のプレイが続いたのだった。
「?」
「おはよ、弥人」
「ん?おはよう」
目の前にいるのはパジャマ姿の夢花で、枕元に転がるのは空の小箱。
麗しい瞳を眺めながら、昨夜のお楽しみが脳裏に蘇る。
希海と仲直りした夢花は、心のたがが外れたのかとても積極的だった。
「……」
「どうしたの夢花?」
「ううん」
寝ぼけた頭で、とろりとした表情の意味を考えようとした矢先、視界が夢花の顔によって遮られた。
…チュッ…ピュゥ
夢花の口撃に、俺はされるがまま。
生暖かく、ざらぬるな感触をありのままに受け入れてしまい、朝勃ちが夢花の身体に届いてしまった。夢花は嬉しそうに鼻を鳴らす。
体を寄せられ、薄っすらとつぶれる胸が、布越しに密着。
パジャマ越しに伝わるのは、柔軟に表情を変えるブラではなく、夢花の熱と心音。
俺が背中に手をまわすと案の定、そこにストラップはいなかった。
「弥人…?」
「ちょっ、夢花、今は抑えて」
俺は夢花のことをそのまま抱きしめた。なだめるように背中を擦った。次の言葉を考える。
「……」
「昨日は頑張りすぎたから、ちょっとインターバル…」
「でも、弥人の元気だよ?」
夢花が足を絡めるようにして、下半身を今以上に密着させてきた。
互いの腹部の熱と圧に挟まれ、脈動は止まらない。俺は遠回し言うのを諦めた。
「昨日ので、ゴム無くなったはずだから」
「……」
「ほら、これ空でしょ…」
一度離れた。気付けば夢花のパジャマの胸元が開いていた。
カーテンの隙間から漏れる朝の陽ざしが、あってないような胸の曲線にも影を付けている。
「なくてもいいよ?」
「え?」
「生で、してもいいよ?」
縋るような瞳で見つめてくる夢花に、俺の理性は飛びそうだった。その上でなぜか冷静だった。
「夢花…」
「……」
俺は、夢花のことを強く抱きしめていた。
どう説明しても、何かが崩れ落ちていくような気がしたのだ。だから、正直にぶつけるのが一番だと思った。
「ごめん」
「……」
「夢花はまだ学生でしょ?」
安全日だとか、妊娠の確率がどうとかは知らない。ただ、子どもが出来るのは大変だ。収入の低い俺に支えるだけの力なんてない。
もっと我儘な本心で言うなら、今はまだ夢花だけを愛して夢花だけに愛されたかった。
「分かった」
「ありがとう夢花」
「…うん」
独りよがりな俺の内心を知ってか知らずか、夢花は頷いた。
お互い無言のまま、しばらく抱きしめ合っていた。
「夢花?」
「うん?」
「今、裸パジャマしてる?」
「ちがうよ?」
「えっでも」
俺が夢花の背中をなぞる様に撫でたが、やはりそこにつっかえる物はない。
笑った夢花が、俺から離れると得意げな笑みを浮かべながら、両手をベットに降ろした。
「開けてみて」
無駄に慎重に、襟元を掴んで左右に運ぶ。そこにあったのは…
「絆創膏でした~」
「なんで、わざわざw」
「弥人こういうの好きかなっと思って」
「そこまでやるなら、お兄ちゃんって起こしてくれないと」
「なるほど、ひとつ賢くなった」
「いや、別にそういうプレイが好きってわけじゃないからね」
カーテンの隙間から漏れる光。隣で寝そべる夢花が甘える様に囁いた。
「ねぇ、弥人?」
「ん?」
「弥人に、言葉責めされてみたい」
「言葉責め?」
「ダメ?」
俺は唐突な夢花の上目遣いに困惑した。
「言葉責め…されたいの?」
「うん」
夢花がドⅯになっているところ…想像できなくもない。ただ、俺にはそういう趣向はないのだが。
「俺が…?」
「ごめん…変なこと言ってごめん」
不安で寂しそうな表情の夢花。
ここで断ってしまったら、取り返しのつかない傷を夢花に与えそうな気がした。
「なんで着ないの?」
「!?」
俺は、夢花の前開きになったパジャマを掴みヒラヒラと揺らす。
「なんで下着つけてないワケ?」
不機嫌に言葉を吐き捨てると、夢花の下顎を強引に掴み上げてみた。
「っ…!」
「すまん、どうしたらいいか分からなくて」
「いいよ。やりたいように続けて」
期待に満ち溢れた夢花の微笑みに、俺のスイッチが完全に傾いた。
「何これ?」
「…絆創膏」
「こんなので俺が喜ぶと思ったの?」
俺は正直な直棒を棚に上げて、ガーゼ越しの小さな突起を虐める。
「…っ」
「こんなので俺が喜ぶと思ったかって聞いてるの」
「それは…nゃっ」
俺は絆創膏を勢いよく剥がした。夢花の小豆も勃っていた。
薄い胸板を手で包みながら、人差し指で豆を左右に転がす。
「下着つけろって言ったよね?」
「……」
「このままじゃ、これ取れちゃうけど?いいの?」
――いや、言ってないだろ!
なぜか冷静に突っ込む俺。自分でもシチュエーションに酔ってきているのが分かった。
「ごめんなさい。つけます…つけますから…」
「まだ?早くしてくんない?」
「弥人様…弥人様は何色がよろしいでしょうか」
カラーボックスの引き出しの前で振り返ろうとする夢花。
俺はそれを邪魔するように後ろから抱き込んだ。
「夢花ちゃんはさー俺の好みの色も知らないの?」
「ごめんなさい」
「ほら、早くしないとこっちも取れちゃうよ?」
「…ぁぅ」
音もたてず露になる双豆。
脇の下を這わせていた両手で固くなった柔頭を攻める。
「弥人様…そこはダメです…」
「だったら、早くつければいいでしょ?ほら」
夢花は、引き出しから水色で白のフリルが付いた下着を探し当てた。
ピンクなら「淫乱め」と言う用意は出来ていたが。
「これで許していただけますか?」
「……」
夢花の背中に我慢汁まみれの棒を擦り付けていた俺は、言葉に詰まった。
勢いだけでここまで来たものの、次の言葉が咄嗟に思い浮かばなかった。
「?」
「…い、いいよ。てか、ごめん。なんか俺こういうの苦手かもしれん」
すると夢花は、俺の手中から離れて向き直った。崩れかけのパジャマがはだけて落ちる。
優しく俺の手を取る、上半身が裸の夢花。
「細かいことは気にしなくていいから。雰囲気で大丈夫」
「こんな感じでよかった?」
「うん」
「そっか。中断してすまん。言葉が思いつかなくて」
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