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久方ぶりの逢瀬は、淫らに蕩けて
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「なっ……なっ!?」
私が呆然としている間に、豪さんも後部座席に乗り込んで、ドアを閉めてしまった。
「ここなら、いいよね?」
「く、車だよ!?」
「俺のだから問題ない。それに、寧々に渡したいものもあるし」
「えっ、あのっ……!」
「でも先に、寧々がほしい」
ごそごそと、豪さんが私の身体を服の上からまさぐった。ふかふかのシートに身体を横たえられ、初めて見る車の天井と、この状況に頭がついていかない。豪さんは、切羽詰まったように私のボタンを外していき、スカートをたくし上げ、ショーツを露出させた。ブラの下に大きな手が滑り込んでくる。
「ひゃっ、あっ……」
「ここも、久しぶりだ。なんかくらくらする」
双丘を強く揉まれる。少し痛いくらいなのに、豪さんが触れているというだけで、すぐに快感へと変わった。芯を持ち始めた先端を豪さんが指で挟んで引っ張っている。その後、手のひらで押し潰すようにして撫でられた。
「はっ……んっ……」
「声、出して。寧々の声、聞かせて?」
かつての癖で下唇を噛んで、声を抑えていたら、豪さんがそう促した。唇をほぐすかのように、柔らかくキスされる。意識して唇を開いてみると、ごく自然に声が漏れた。
「あっ、あんっ」
「かわいい」
「やっ……恥ずかしっ……」
「俺しか聞いてないから」
豪さんは胸の蕾に吸いついて、甘噛みした。犬歯で軽く挟まれたかと思えば、舌でべろっと撫でられる。ぞくぞくとした刺激が背中を走り、お腹に熱が集まっていく。
「ひゃっ、あんっ……あっ!」
「普通に声を聞けてたら、こんな感じだったんだ……」
知らなかった、と言いながら、豪さんはショーツに手を伸ばした。そのまま中に手を入れて、指で秘裂を撫でると、ぐちゅっと大きい音がした。
「あっ……」
「なんか……変わらないね。というかむしろ、感度よくなってる?」
「ちがっ……。ずっと、豪さんに触ってほしかったから……」
「ほら、また出たよ……殺し文句」
「え、なにっ?」
意味が分からない私をよそに、豪さんの指が暴れ始めた。蜜をすくいとるようにして指に塗りつけると、それを蜜壺へと挿れてくる。
「ひっ、あっ」
「は……熱い」
豪さんの指は、入口をほぐすようにぐりぐりと内壁をいじるけれど、肝心の奥になかなか進んでこない。早くほしい。あまりのもどかしさに、私は腰を揺らしながら豪さんの腕を掴んだ。
「寧々?」
「指、もっと、奥に入れて?」
「……っ。だから、そういうの、どこで覚えてくるの?」
「豪さんにしか言わないから、分かんなっ……んっ、ああっ!」
指が二本に増やされて、待っていたとばかりに中が収縮した。豪さんの指を締めつけているのが分かる。リズムをつけて出し入れされると、とてつもなく気持ちよかった。
「あんっ……あっ、あっ……」
「寧々、すごく顔がとろけてる」
「だって、気持ちいっ……」
「指だけでいいの?」
悪魔の囁き。ほしいに決まっているのに。試しに、「指だけでいい」と返事をしてみたら、豪さんはどんな反応をするだろうか。そんな想像もしてみたけれど、それで満足できるはずがない。ご褒美を前にした子どものように、私はねだった。
「豪さんのこれ、ちょうだい……?」
ジーンズの上からでも分かる、不自然に盛り上がったそこを手で撫でた。豪さんの身体が、びくっと震える。
私が呆然としている間に、豪さんも後部座席に乗り込んで、ドアを閉めてしまった。
「ここなら、いいよね?」
「く、車だよ!?」
「俺のだから問題ない。それに、寧々に渡したいものもあるし」
「えっ、あのっ……!」
「でも先に、寧々がほしい」
ごそごそと、豪さんが私の身体を服の上からまさぐった。ふかふかのシートに身体を横たえられ、初めて見る車の天井と、この状況に頭がついていかない。豪さんは、切羽詰まったように私のボタンを外していき、スカートをたくし上げ、ショーツを露出させた。ブラの下に大きな手が滑り込んでくる。
「ひゃっ、あっ……」
「ここも、久しぶりだ。なんかくらくらする」
双丘を強く揉まれる。少し痛いくらいなのに、豪さんが触れているというだけで、すぐに快感へと変わった。芯を持ち始めた先端を豪さんが指で挟んで引っ張っている。その後、手のひらで押し潰すようにして撫でられた。
「はっ……んっ……」
「声、出して。寧々の声、聞かせて?」
かつての癖で下唇を噛んで、声を抑えていたら、豪さんがそう促した。唇をほぐすかのように、柔らかくキスされる。意識して唇を開いてみると、ごく自然に声が漏れた。
「あっ、あんっ」
「かわいい」
「やっ……恥ずかしっ……」
「俺しか聞いてないから」
豪さんは胸の蕾に吸いついて、甘噛みした。犬歯で軽く挟まれたかと思えば、舌でべろっと撫でられる。ぞくぞくとした刺激が背中を走り、お腹に熱が集まっていく。
「ひゃっ、あんっ……あっ!」
「普通に声を聞けてたら、こんな感じだったんだ……」
知らなかった、と言いながら、豪さんはショーツに手を伸ばした。そのまま中に手を入れて、指で秘裂を撫でると、ぐちゅっと大きい音がした。
「あっ……」
「なんか……変わらないね。というかむしろ、感度よくなってる?」
「ちがっ……。ずっと、豪さんに触ってほしかったから……」
「ほら、また出たよ……殺し文句」
「え、なにっ?」
意味が分からない私をよそに、豪さんの指が暴れ始めた。蜜をすくいとるようにして指に塗りつけると、それを蜜壺へと挿れてくる。
「ひっ、あっ」
「は……熱い」
豪さんの指は、入口をほぐすようにぐりぐりと内壁をいじるけれど、肝心の奥になかなか進んでこない。早くほしい。あまりのもどかしさに、私は腰を揺らしながら豪さんの腕を掴んだ。
「寧々?」
「指、もっと、奥に入れて?」
「……っ。だから、そういうの、どこで覚えてくるの?」
「豪さんにしか言わないから、分かんなっ……んっ、ああっ!」
指が二本に増やされて、待っていたとばかりに中が収縮した。豪さんの指を締めつけているのが分かる。リズムをつけて出し入れされると、とてつもなく気持ちよかった。
「あんっ……あっ、あっ……」
「寧々、すごく顔がとろけてる」
「だって、気持ちいっ……」
「指だけでいいの?」
悪魔の囁き。ほしいに決まっているのに。試しに、「指だけでいい」と返事をしてみたら、豪さんはどんな反応をするだろうか。そんな想像もしてみたけれど、それで満足できるはずがない。ご褒美を前にした子どものように、私はねだった。
「豪さんのこれ、ちょうだい……?」
ジーンズの上からでも分かる、不自然に盛り上がったそこを手で撫でた。豪さんの身体が、びくっと震える。
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