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12.俺様系イケメンなはずの部長が中二病全開なんですが
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「バカ……」
「す、すみません……でも、おかしいでしょう!?
だって部長、私ですよ!? 三谷ですよ!?
なんでキスするんですか!!」
目を細める部長に対して、威圧感を受けながらも、流石に引くわけにはいかない。
だって、部長がキスしようとしているのは、他の誰でもなく私なのだ。
私は部長の想い人との関係を壊してしまったやもしれぬ、いわば部長の敵であり、私にとっても越えなければ社会人として生きてはいけない一番の壁であり天敵なのだ。
それがどうして、キスに結びつくのだ!?
「いいからリモコン降ろせよ」
「よ、良くないです! ちゃんと質問に答えていただくまでは……」
「お前はリモコン大好き人間か」
「なんですかそのストレートな呼び方は!!
メガネリモコンの方がまだ愛嬌が……」
「あ?」
「ひっ! なんでもないです! とにかく!」
リモコンの奪い合いの最中、またもや自分の失態を晒そうとして話を戻す。
「ちゃんと説明してください!」
「なんで」
「だ、だって、部長は……城島さんのことが好きですよね!?」
「……は?」
なんとかリモコンをこちらに引き戻したところで、リモコンの背後に隠れるようにして叫んだ。
こちらも勇気を出した結果顔が真っ赤な為、恥ずかしくて目を向けられない、が。
リモコンを引き剥がそうとしていた手が止まったことに気付いて、恐る恐る部長の顔を覗き込む。
あ……。
一瞬、ほんの一瞬だけ、部長の漆黒の瞳が、寂しそうに細められていた。
その目はすぐに逸らされて、空を見つめる。
それが肯定なのだと、普段理解力が無い私でもなんとなく察した。
ん……黒?
「部長、なんで瞳が黒いんですか? さっきまで、金色だったような……」
リモコンに隠れるように、警戒しつつも近寄ると、部長はパッとこちらに向き直り、ビクッと反応した私の手から素早くリモコンを抜き取った。
「あ……! 私のリモコーー!」
「刻印の相手だからだ」
唐突に聞こえて来た、聞きなれないワードに、ポカンと部長を見上げる。
「コクイン……?」
刻印の、相手……?
何その、運命の人、みたいなノリは……と突っ込みたくなったが、杉村部長はあくまで真剣な眼差しで、真っ直ぐ私を見つめて言った。
「お前には俺と結婚して子供を産んでもらう」
「は……はぃ!?」
実家にいるお父さん、お母さん。
私、どうやらかなりイかれた上司を持ったようです。
「す、すみません……でも、おかしいでしょう!?
だって部長、私ですよ!? 三谷ですよ!?
なんでキスするんですか!!」
目を細める部長に対して、威圧感を受けながらも、流石に引くわけにはいかない。
だって、部長がキスしようとしているのは、他の誰でもなく私なのだ。
私は部長の想い人との関係を壊してしまったやもしれぬ、いわば部長の敵であり、私にとっても越えなければ社会人として生きてはいけない一番の壁であり天敵なのだ。
それがどうして、キスに結びつくのだ!?
「いいからリモコン降ろせよ」
「よ、良くないです! ちゃんと質問に答えていただくまでは……」
「お前はリモコン大好き人間か」
「なんですかそのストレートな呼び方は!!
メガネリモコンの方がまだ愛嬌が……」
「あ?」
「ひっ! なんでもないです! とにかく!」
リモコンの奪い合いの最中、またもや自分の失態を晒そうとして話を戻す。
「ちゃんと説明してください!」
「なんで」
「だ、だって、部長は……城島さんのことが好きですよね!?」
「……は?」
なんとかリモコンをこちらに引き戻したところで、リモコンの背後に隠れるようにして叫んだ。
こちらも勇気を出した結果顔が真っ赤な為、恥ずかしくて目を向けられない、が。
リモコンを引き剥がそうとしていた手が止まったことに気付いて、恐る恐る部長の顔を覗き込む。
あ……。
一瞬、ほんの一瞬だけ、部長の漆黒の瞳が、寂しそうに細められていた。
その目はすぐに逸らされて、空を見つめる。
それが肯定なのだと、普段理解力が無い私でもなんとなく察した。
ん……黒?
「部長、なんで瞳が黒いんですか? さっきまで、金色だったような……」
リモコンに隠れるように、警戒しつつも近寄ると、部長はパッとこちらに向き直り、ビクッと反応した私の手から素早くリモコンを抜き取った。
「あ……! 私のリモコーー!」
「刻印の相手だからだ」
唐突に聞こえて来た、聞きなれないワードに、ポカンと部長を見上げる。
「コクイン……?」
刻印の、相手……?
何その、運命の人、みたいなノリは……と突っ込みたくなったが、杉村部長はあくまで真剣な眼差しで、真っ直ぐ私を見つめて言った。
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「は……はぃ!?」
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私、どうやらかなりイかれた上司を持ったようです。
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