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入れ替わり攻略法…そんなの出来るか!!
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しおりを挟む「何?暗いの恐いの?」
「そ、それより、なんでここに……?」
落ち着いて来たところで話しかけられて、なるべく冷静を装い確認を取る。
「そっちにあるマットの上で隠れて寝てた」
そっち、がどこを指すか分からないが、顎で指すのがわかった。
「恐いなら、明かりつけようか?
ここ電球無いけど……」
ゴソゴソと動いたと思ったら、ライトが当てられた。
「っ……」
ケータイを使ったらしく、オレの前の床に置いて倉庫内を照らす。
「これでどう?」
「あ、ありがとう……」
「初めて礼言われたな」
「そ、そうだっけ?」
「まぁ礼言われるようなことしてないからだけど」
彼は顔をオレの肩に埋めた。
……まぁ、いいや。
今なんか反論すると、電気消されそうだし。
「そんなに暗闇恐いの?」
珍しく文句を言わないオレに、不思議に思ったのか顔を覗く亜貴。
「………昔…多分ハイハイ出来るようになった時かな……
オレ兄弟多いじゃん?
そん時人数制限あって保育園にも幼稚園にも入れなかったらしくってさ。
うちのばあちゃんが面倒見ててくれたらしいんだけど……
目を離すと危ないとかで柱に紐でくくりつけられて、犬みたいに扱われたりしてて……
寝かせる時とか大泣きした時とか近所迷惑にならないようにって押入れに突っ込まれて泣きっぱなしにされててさ」
思い出すと、またあの時の恐怖が蘇る。
どんなに泣いて叫んでも、誰も助けてはくれない。
いつの間にか、諦めて、こうして縮こまって待つようになったんだっけ。
「なんか、覚えてんだよね、その辺。
めっちゃ恐いのに、誰も助けてくれなくて。
トラウマになってるんだと思う。
ばあちゃんの前では泣けなくなったしね。
でも、ばあちゃんが死んだ時、ホッとしたけど、やっぱり悲しくて……
って、なんでこんな話、お前にしてんだろうな。
マジ、カッコ悪いから、忘れて」
顔を出来る範囲で逸らす。
「別にいいよ。
あんたの身の上話とか聞いたこと無かったし。
面白いからもっと聞かせて」
「ど、どこも面白くなんかねーし!
てか、何ちゃっかり揉んでんだよ!」
いつの間にかオレを抱きしめていた手が下に移動した。
「いや、なんとなく。
慰めになるかなと」
「…………」
こいつの感覚は、よく分かんない。
「いいんだ?」
「良くない!けど、どうせ逃げらんねーし」
離れたら、恐い。
「それ外してくれないと、嬉しくない」
それ、と言って、ジャージ越しにホルダーの端を摘まれる。
「……ホントは、外してもいい。
ぶっちゃけお前が言う通り苦しいし。
ただ、男みたいなオレが、こんな胸だと、なんか、違和感あるだろ?
お前みたいに弄られんのも、嫌だし……」
「……ホントは寝てたっての、嘘」
「え?」
「俺がお前になってる間に、お前の体育委員の割り振りとか、頭に入れてたから。
どのポイントで何されるか、なんとなく予想立ててた」
「は?
何、ストーカーしてたってこと!?」
「俺の彼女に何かあったら困るからな。
保険」
こ、こいつ……!
ストーカーに走るタイプだ。
それを自覚してないヤバいやつ
「あーホントは言うつもり無かったんだけどなぁ。
ストーカーだと思われそうだし」
「てか、ストーカーだろ!?
ホント、言わなきゃいいのに」
言われなかったら、なんかその偶然が、1000分の1ぐらい嬉しかったのに。
「………知ってる?暗闇の中だと人間素直になれるんだと。
元々夜行性だからって話だけど……」
「え、そうなの?」
「だから、これがあんたの素なんじゃん?」
「は!?
誰がお前に胸揉んでもらいたいって……!」
「ちげーよ。
暗闇を恐がってるとこ。
あんた、ホントは恐がりなんだよ。
男っぽく振る舞うことで自分を守ってんだろ?」
「ち、ちが……!」
「自分には取り柄がバスケしかないって、思ってんだろ?」
図星を突かれて、黙った。
「あんたが俺と張り合ってた理由は自分の取り柄まで持ってかれたと思ったから。
違う?」
また、ギュッと抱きしめられた。
「あんじゃんこんなに。
その男っぽく振舞ってるわりに乙女な性格も、デカい胸も、身長低いのも……。
人から見たら長所だろ。
少なくとも、俺は好きだよ」
「っ………!!」
な、何サラッと……
「?
好きじゃなかったら付き合うとか言わねーから」
いやいや……
「あんなキスもしない」
じ、冗談でしょ……?
振り向かされて、見える距離まで顔が近づく。
「気づいてなかったの?鈍感。
俺は最初から、あんたを女としか見てねーよ」
ドキン……!
胸が、高鳴る。
な、なんだ……それは………!
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