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初めてのデートは嵐の前触れ
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「亜貴……」
部屋を出て行こうと踵を返す亜貴の服の裾を握った。
「………」
「オレ、気なんか遣ってない。
亜貴に、気なんか遣えない」
最大級の皮肉を込めて、でも少し声が震えた。
「………」
亜貴は何も言わない。
そうだ、いつもオレが文句やら皮肉やら言っても、亜貴は反応しないんだった。
何か言えよ、と思うけど。
「でも、オレが料理したいって思ったのは、多分、亜貴のリアクションが見たかったからだ。
亜貴が、不味いって言うのか、意外と美味いって褒めてくれるのか、何も言わずに食べるのかとか……
亜貴の反応を見たかったんだよ。
亜貴の表情、オレが見たいんだよ」
さっきから、オレに対して無関心で、その上今みたいに文句言われて……。
ヤられたいとか、そういうんじゃない、と思うんだけど、亜貴の言葉を待ってる自分はいて。
そう考えると、オレはどうしようもないドMなんだけど、亜貴に何か言われるのは、嫌いじゃなくて……
むしろ、好きになってきていて。
亜貴の言葉を、待ってる。
「お前、いつも無表情だし、悪魔みたいな顔する時あるけど、たまに笑うと可愛いし、ちょっとドキッとするし、なんか、もっと色んな顔見てみたいなって…思ってて」
亜貴が笑うと、こっちも嬉しくなって。
それは、嘘ではないわけで。
ただ、自分で見る時は、ちょっと違ってて。
「オレが身体を借りてる時じゃなくて、亜貴が良いんだ。
亜貴の、笑った顔が…その……」
待って待って、何言おうとしてるんだ!?
今何の時間!?
何の告白タイム!?
「……その、何?」
亜貴は少しだけこちらを振り返った。
くそぉ、肝心な言葉だけ言い止まってしまった。
しかもそこを突かれるとは。
言うしか、無いじゃないか。
「そ、その……す、好きだなぁ……って……」
言ってみて、顔があっつくなる。
まだ、セーフだよね!?
亜貴が好きだって、言ったわけじゃないんだから!!
せ、セーフ、だよね!?
……いや、アウトか。
「……へぇー………」
「……/////」
顔を上げると、亜貴がオレを悪魔の微笑みで見下ろしていた。
あ、これ、取り返しのつかないこと言ったかも。
「ここに来る前、約束したの覚えてる?」
「や、やくそく……?」
亜貴は屈んで、オレの顔の高さに降りてきた。
「……何もしないって、約束」
あ……え?
じゃ、じゃあ、今までのやつって……
その約束を守る為なの?
「約束破って純に嫌われるとか嫌だからな。
今もトイレで抜いてこようかと思ったのに…」
いや、人が家に上がってる時にトイレでなんてことしようとしてるんですか!?
「ちょ、いや、どうぞ、遠慮なく……」
「へぇー……なるほどね。
押してダメなら引いてみろってことか」
「なっ!なんだよ!!
まだ約束継続中だろっ!?
手ェ出したら……!」
「だから、純が誘って?」
………は?
思考停止しました。
ダウンロード中……。
……こいつ、何言っちゃってんの!?
「俺のこと引き止めたのは、表情が見たいからでしょ?
純が俺に何かしたり、お願いしたりするなら、しょうがないから付き合ってやるよ。
色々、我慢してたみたいだし?」
は……はあ!?
さっきの押し倒した時のこと言ってる!?
や、やだ、あれ、忘れてほしい……。
「どうする?やめる?
やめるなら勝手に抜いてくるけど……」
「あ……」
思わず、また引き止めてしまった。
亜貴は少し嬉しそうに笑う。
「じゃあ、純、どうしたい? 」
「ど、どうも……一緒に居たいって言うか……」
「いるだけでいいの?」
「っ……亜貴のバカ」
笑顔が好きって言っただけなのに、なんか主導権握られてるし!
「き、今日、ずっと亜貴に色々してもらって、嬉しかった……から……」
「うん」
「亜貴の……したいようにしても、いいよ?」
あくまで、ご恩と奉公。
交換条件。
借りを返すだけであって。
フッと、亜貴が笑う。
ちょっと、またキュンとした。
「俺、かなり我慢強いかも」
「な、何が……?」
頬に手を添えられて、また指先が耳元に移動していく。
「……純が欲しくて、たまらない」
「何それ……っ」
目を細めて、顔が近づいてくる。
凄く、色っぽくて、綺麗で……。
このまま、亜貴に抱かれてもいいんじゃないかとすら、思ってしまった。
部屋を出て行こうと踵を返す亜貴の服の裾を握った。
「………」
「オレ、気なんか遣ってない。
亜貴に、気なんか遣えない」
最大級の皮肉を込めて、でも少し声が震えた。
「………」
亜貴は何も言わない。
そうだ、いつもオレが文句やら皮肉やら言っても、亜貴は反応しないんだった。
何か言えよ、と思うけど。
「でも、オレが料理したいって思ったのは、多分、亜貴のリアクションが見たかったからだ。
亜貴が、不味いって言うのか、意外と美味いって褒めてくれるのか、何も言わずに食べるのかとか……
亜貴の反応を見たかったんだよ。
亜貴の表情、オレが見たいんだよ」
さっきから、オレに対して無関心で、その上今みたいに文句言われて……。
ヤられたいとか、そういうんじゃない、と思うんだけど、亜貴の言葉を待ってる自分はいて。
そう考えると、オレはどうしようもないドMなんだけど、亜貴に何か言われるのは、嫌いじゃなくて……
むしろ、好きになってきていて。
亜貴の言葉を、待ってる。
「お前、いつも無表情だし、悪魔みたいな顔する時あるけど、たまに笑うと可愛いし、ちょっとドキッとするし、なんか、もっと色んな顔見てみたいなって…思ってて」
亜貴が笑うと、こっちも嬉しくなって。
それは、嘘ではないわけで。
ただ、自分で見る時は、ちょっと違ってて。
「オレが身体を借りてる時じゃなくて、亜貴が良いんだ。
亜貴の、笑った顔が…その……」
待って待って、何言おうとしてるんだ!?
今何の時間!?
何の告白タイム!?
「……その、何?」
亜貴は少しだけこちらを振り返った。
くそぉ、肝心な言葉だけ言い止まってしまった。
しかもそこを突かれるとは。
言うしか、無いじゃないか。
「そ、その……す、好きだなぁ……って……」
言ってみて、顔があっつくなる。
まだ、セーフだよね!?
亜貴が好きだって、言ったわけじゃないんだから!!
せ、セーフ、だよね!?
……いや、アウトか。
「……へぇー………」
「……/////」
顔を上げると、亜貴がオレを悪魔の微笑みで見下ろしていた。
あ、これ、取り返しのつかないこと言ったかも。
「ここに来る前、約束したの覚えてる?」
「や、やくそく……?」
亜貴は屈んで、オレの顔の高さに降りてきた。
「……何もしないって、約束」
あ……え?
じゃ、じゃあ、今までのやつって……
その約束を守る為なの?
「約束破って純に嫌われるとか嫌だからな。
今もトイレで抜いてこようかと思ったのに…」
いや、人が家に上がってる時にトイレでなんてことしようとしてるんですか!?
「ちょ、いや、どうぞ、遠慮なく……」
「へぇー……なるほどね。
押してダメなら引いてみろってことか」
「なっ!なんだよ!!
まだ約束継続中だろっ!?
手ェ出したら……!」
「だから、純が誘って?」
………は?
思考停止しました。
ダウンロード中……。
……こいつ、何言っちゃってんの!?
「俺のこと引き止めたのは、表情が見たいからでしょ?
純が俺に何かしたり、お願いしたりするなら、しょうがないから付き合ってやるよ。
色々、我慢してたみたいだし?」
は……はあ!?
さっきの押し倒した時のこと言ってる!?
や、やだ、あれ、忘れてほしい……。
「どうする?やめる?
やめるなら勝手に抜いてくるけど……」
「あ……」
思わず、また引き止めてしまった。
亜貴は少し嬉しそうに笑う。
「じゃあ、純、どうしたい? 」
「ど、どうも……一緒に居たいって言うか……」
「いるだけでいいの?」
「っ……亜貴のバカ」
笑顔が好きって言っただけなのに、なんか主導権握られてるし!
「き、今日、ずっと亜貴に色々してもらって、嬉しかった……から……」
「うん」
「亜貴の……したいようにしても、いいよ?」
あくまで、ご恩と奉公。
交換条件。
借りを返すだけであって。
フッと、亜貴が笑う。
ちょっと、またキュンとした。
「俺、かなり我慢強いかも」
「な、何が……?」
頬に手を添えられて、また指先が耳元に移動していく。
「……純が欲しくて、たまらない」
「何それ……っ」
目を細めて、顔が近づいてくる。
凄く、色っぽくて、綺麗で……。
このまま、亜貴に抱かれてもいいんじゃないかとすら、思ってしまった。
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