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初めてのデートは嵐の前触れ
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………。
虚しく、雨音が窓の外から響いてくる。
さっきより大きくなった気がする。
通り雨っぽいしすぐ止むかと思ったけど、まだ止まないんだ……。
それにしても……。
遅い。
遅くないか亜貴。
結構時間経った気がする。
1人で悶々と恋愛のこと考えてたけど……
やっと今1つの結論に辿り着いて自分がまとまったのに。
亜貴は……どこ?
「………」
「………」
目を開くと、亜貴がジッとオレを見つめていた。
あまりに近くに顔があって、ビクッとして起き上がった。
「あっ……亜貴!?
いつからそこに……!」
「結構前から」
「前って……えっ!?いつ!?」
全っ然気づかなかった……!
「純寝てただろ。
普通に入ってきたけど起きないから待ってた」
「いや、声掛けろよ!」
寝てたのか……!?
一体、いつから……!
亜貴越しに、テーブルの上にマグカップが2つ乗ってるのが見える。
湯気が出てるってことは、温かいもの?
「ココア。
飲む?」
オレの視線に気づいた亜貴が、こちらに手渡す。
「あ、ありがと……」
「ん」
「てか、甘いものは苦手なんじゃないの?」
「ココアは別」
「そう、なんだ……」
亜貴はベッドを背もたれにしてテーブルに腰掛けていた。
オレもベッドに腰掛けて、亜貴を見ながらココアを啜る。
ほどよく温かくて、甘い。
亜貴は上下黒のスウェットを着ていて、ホントいつの間にって感じだ。
さっき上は持って行かなかったから、ここで着たのだろう。
全くオレは……危機管理がなってない。
あんな風に眠ってたら襲ってくださいと言ってるようなもんじゃないか。
「純」
「は、はいっ!」
急に声をかけてくるもんだから、また声が上ずった。
「なんでズボン履かねーの?」
………あ。
すっかり忘れていた。
亜貴の服があまりに大きくてスカートみたいになってるから、亜貴が朝履いて来たショーパン履けばいいか、なんて思って、そのままだ……。
他のことで頭いっぱいになり過ぎて忘れてしまった!!
「……気、張りすぎて疲れたんだろ」
「え?」
「朝からずっと俺のこと警戒するように緊張してたしな。
疲れて寝たことすら気づいてなかったみたいだし」
そう言ってテーブルを見つめながら、亜貴はココアを啜った。
た、確かに、かなり緊張してた。
亜貴に何かされるんじゃないかって、多少警戒もしてた……かも。
「……俺も、少しは緊張した」
「え?」
「純をエスコートするって言ったろ?
誰にもしたこと無いから、ちょっとは気遣った」
そう、なんだ……。
オレの、為……。
「前に付き合った女達は、自分で行きたいところ引っ張ってく奴らだったから、エスコートなんていらなかったからな」
嘲笑うように、少し口角を上げて、感情の無い目で笑う亜貴。
ムッ……ここで元カノ発言かよ!
いや、それくらいいるだろうけど!!
亜貴だし、モテるし!!
「……怒った?」
急に顔を上げるから、ちょっと焦った。
亜貴の言葉に嬉しくなったり、ムッとしてたりする自分が恥ずかしくて顔を逸らした。
「お、怒るわけないじゃん。
別に……」
てか、ズボンのくだりのこと忘れてた!!
いくらなんでも亜貴近いし、またいつもみたいに触られたら最悪だ!!
どうしよう。
どのタイミングで履けばいいかな……。
なんて少し内股にしてモジモジしてると、亜貴の頭が膝に当たった。
亜貴が寄りかかって来たんだ。
「……っ!」
今ズボン履く方法考えてるところなのに!!
「あー……家に誰かいるのって落ち着くな……」
「は……?」
独り言のように呟く亜貴。
角度が変わって、亜貴の表情は見えない。
「……また雨強くなって来たな」
「あ……」
ザーッと、滝のような音がし出した。
一瞬、気にも止めなかった。
何度も弱まったり、強くなったりを繰り返しているんだろうか。
「……泊まってく?」
「い、いや!?
帰るよ!?」
雨が降ってようが帰れるし!
亜貴の家からは駅までそんな遠くないし!
電車乗っちゃえば、全然、平気……。
「だよな。
シャワーは?どうする?」
「い、いい。
帰り濡れるかもだし、家帰ってからにするよ」
案外軽い返事に、少し驚く。
まだほんの少し湿ってるけど、短いからすぐ乾く。
亜貴の家でシャワーとか、やっぱり気が引ける。
「そ。
じゃ、飯作ってくるわ」
「チャーハンでいい?」と立ち上がろうとする亜貴に、ハッとする。
人んち上がっといて(しかも一人暮らしの学生の家に!)作らせるのは悪いでしょ!
ただでさえ今日色々やってもらったのに……
ここはオレが何か作らねば……!
「あ、亜貴!
オレがやるよ!!」
サイドテーブル化してるカラーボックスにココアを置いて、一緒に立ち上がる。
「いや、いいよ。
てか純、料理出来んの?」
「で、出来るよそれぐらい!
ほ、ほら、オレも休ませてもらったし、亜貴も……っ!」
慌てすぎて、亜貴をベッドに座らせようとしたのに、自分も重心を崩して倒れてしまった。
……完全に、オレが押し倒してます。(汗)
「………」
「……/////」
無表情に、何も言わずに見つめられて。
……いや、何か言ってよ!
ドジだな、とか、何か、ツッコミ入れてもらわないと恥ずかしさで死ぬ!!
「純……」
「は、はい……」
「お前は俺に気なんか遣わなくていいから。
じゃないと、割に合わない」
そう言って、顔にかかるオレの髪を、亜貴の手が耳にかけた。
触れられた手が、熱くて、触られたところがジリジリして、ビクッとする。
何、この感じ……。
オレ、盛ってんの?
オレが?
「純…」
「は、はいっ!」
少し低い声で亜貴が呼ぶから、慌てて目を合わせる。
「……どけて」
「あ……」
無表情で、でもどこか不機嫌で…。
この体勢が亜貴にとって不満なのだと気づく。
胸が、ズキっと痛んだ。
「ご、ごめん……」
「気を付けろよ。
俺じゃなかったらヤラれてるぞ」
避けたオレと目も合わせないで立ち上がる。
「だいたい、男の家に上がって、ノーブラでズボンも履かずにいたら、やって下さいって言ってるようなもんだからな。
ホント警戒心無いっていうか、変なとこ男っぽくてムカつく」
っ……。
なんも、言い返せないじゃんか。
「……そういうのは理央にでもやれよ。
俺じゃなくて」
静かに吐き捨てる亜貴に、ムッと顔を上げた。
なんで!
なんでそこで理央先輩が出てくるんだよ!!
オレは……今………
亜貴と一緒にいるんじゃんか。
目に涙が滲んで、亜貴の顔が見えない。
なんだか、悔しくて。
自分をコントロール出来ないことにも、うまくいかないことにも、腹が立って。
……違う。
虚しかったんだ。
ずっと、亜貴に求められてると思ってた。
初めて、こうして拒絶されたことが、虚しくて、悲しくて、寂しいと感じて。
亜貴に求められるのが、当たり前になってたけど、亜貴を求めてるのは、オレなんだ。
虚しく、雨音が窓の外から響いてくる。
さっきより大きくなった気がする。
通り雨っぽいしすぐ止むかと思ったけど、まだ止まないんだ……。
それにしても……。
遅い。
遅くないか亜貴。
結構時間経った気がする。
1人で悶々と恋愛のこと考えてたけど……
やっと今1つの結論に辿り着いて自分がまとまったのに。
亜貴は……どこ?
「………」
「………」
目を開くと、亜貴がジッとオレを見つめていた。
あまりに近くに顔があって、ビクッとして起き上がった。
「あっ……亜貴!?
いつからそこに……!」
「結構前から」
「前って……えっ!?いつ!?」
全っ然気づかなかった……!
「純寝てただろ。
普通に入ってきたけど起きないから待ってた」
「いや、声掛けろよ!」
寝てたのか……!?
一体、いつから……!
亜貴越しに、テーブルの上にマグカップが2つ乗ってるのが見える。
湯気が出てるってことは、温かいもの?
「ココア。
飲む?」
オレの視線に気づいた亜貴が、こちらに手渡す。
「あ、ありがと……」
「ん」
「てか、甘いものは苦手なんじゃないの?」
「ココアは別」
「そう、なんだ……」
亜貴はベッドを背もたれにしてテーブルに腰掛けていた。
オレもベッドに腰掛けて、亜貴を見ながらココアを啜る。
ほどよく温かくて、甘い。
亜貴は上下黒のスウェットを着ていて、ホントいつの間にって感じだ。
さっき上は持って行かなかったから、ここで着たのだろう。
全くオレは……危機管理がなってない。
あんな風に眠ってたら襲ってくださいと言ってるようなもんじゃないか。
「純」
「は、はいっ!」
急に声をかけてくるもんだから、また声が上ずった。
「なんでズボン履かねーの?」
………あ。
すっかり忘れていた。
亜貴の服があまりに大きくてスカートみたいになってるから、亜貴が朝履いて来たショーパン履けばいいか、なんて思って、そのままだ……。
他のことで頭いっぱいになり過ぎて忘れてしまった!!
「……気、張りすぎて疲れたんだろ」
「え?」
「朝からずっと俺のこと警戒するように緊張してたしな。
疲れて寝たことすら気づいてなかったみたいだし」
そう言ってテーブルを見つめながら、亜貴はココアを啜った。
た、確かに、かなり緊張してた。
亜貴に何かされるんじゃないかって、多少警戒もしてた……かも。
「……俺も、少しは緊張した」
「え?」
「純をエスコートするって言ったろ?
誰にもしたこと無いから、ちょっとは気遣った」
そう、なんだ……。
オレの、為……。
「前に付き合った女達は、自分で行きたいところ引っ張ってく奴らだったから、エスコートなんていらなかったからな」
嘲笑うように、少し口角を上げて、感情の無い目で笑う亜貴。
ムッ……ここで元カノ発言かよ!
いや、それくらいいるだろうけど!!
亜貴だし、モテるし!!
「……怒った?」
急に顔を上げるから、ちょっと焦った。
亜貴の言葉に嬉しくなったり、ムッとしてたりする自分が恥ずかしくて顔を逸らした。
「お、怒るわけないじゃん。
別に……」
てか、ズボンのくだりのこと忘れてた!!
いくらなんでも亜貴近いし、またいつもみたいに触られたら最悪だ!!
どうしよう。
どのタイミングで履けばいいかな……。
なんて少し内股にしてモジモジしてると、亜貴の頭が膝に当たった。
亜貴が寄りかかって来たんだ。
「……っ!」
今ズボン履く方法考えてるところなのに!!
「あー……家に誰かいるのって落ち着くな……」
「は……?」
独り言のように呟く亜貴。
角度が変わって、亜貴の表情は見えない。
「……また雨強くなって来たな」
「あ……」
ザーッと、滝のような音がし出した。
一瞬、気にも止めなかった。
何度も弱まったり、強くなったりを繰り返しているんだろうか。
「……泊まってく?」
「い、いや!?
帰るよ!?」
雨が降ってようが帰れるし!
亜貴の家からは駅までそんな遠くないし!
電車乗っちゃえば、全然、平気……。
「だよな。
シャワーは?どうする?」
「い、いい。
帰り濡れるかもだし、家帰ってからにするよ」
案外軽い返事に、少し驚く。
まだほんの少し湿ってるけど、短いからすぐ乾く。
亜貴の家でシャワーとか、やっぱり気が引ける。
「そ。
じゃ、飯作ってくるわ」
「チャーハンでいい?」と立ち上がろうとする亜貴に、ハッとする。
人んち上がっといて(しかも一人暮らしの学生の家に!)作らせるのは悪いでしょ!
ただでさえ今日色々やってもらったのに……
ここはオレが何か作らねば……!
「あ、亜貴!
オレがやるよ!!」
サイドテーブル化してるカラーボックスにココアを置いて、一緒に立ち上がる。
「いや、いいよ。
てか純、料理出来んの?」
「で、出来るよそれぐらい!
ほ、ほら、オレも休ませてもらったし、亜貴も……っ!」
慌てすぎて、亜貴をベッドに座らせようとしたのに、自分も重心を崩して倒れてしまった。
……完全に、オレが押し倒してます。(汗)
「………」
「……/////」
無表情に、何も言わずに見つめられて。
……いや、何か言ってよ!
ドジだな、とか、何か、ツッコミ入れてもらわないと恥ずかしさで死ぬ!!
「純……」
「は、はい……」
「お前は俺に気なんか遣わなくていいから。
じゃないと、割に合わない」
そう言って、顔にかかるオレの髪を、亜貴の手が耳にかけた。
触れられた手が、熱くて、触られたところがジリジリして、ビクッとする。
何、この感じ……。
オレ、盛ってんの?
オレが?
「純…」
「は、はいっ!」
少し低い声で亜貴が呼ぶから、慌てて目を合わせる。
「……どけて」
「あ……」
無表情で、でもどこか不機嫌で…。
この体勢が亜貴にとって不満なのだと気づく。
胸が、ズキっと痛んだ。
「ご、ごめん……」
「気を付けろよ。
俺じゃなかったらヤラれてるぞ」
避けたオレと目も合わせないで立ち上がる。
「だいたい、男の家に上がって、ノーブラでズボンも履かずにいたら、やって下さいって言ってるようなもんだからな。
ホント警戒心無いっていうか、変なとこ男っぽくてムカつく」
っ……。
なんも、言い返せないじゃんか。
「……そういうのは理央にでもやれよ。
俺じゃなくて」
静かに吐き捨てる亜貴に、ムッと顔を上げた。
なんで!
なんでそこで理央先輩が出てくるんだよ!!
オレは……今………
亜貴と一緒にいるんじゃんか。
目に涙が滲んで、亜貴の顔が見えない。
なんだか、悔しくて。
自分をコントロール出来ないことにも、うまくいかないことにも、腹が立って。
……違う。
虚しかったんだ。
ずっと、亜貴に求められてると思ってた。
初めて、こうして拒絶されたことが、虚しくて、悲しくて、寂しいと感じて。
亜貴に求められるのが、当たり前になってたけど、亜貴を求めてるのは、オレなんだ。
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