96 / 100
入れ替わり再び!……亜貴の危機
2 ☆
しおりを挟む
「……気付いてたのか」
「純ちゃん、ガード緩いからね。
まぁ、見てても分かるけど」
期待してはいなかったが、バカ純め……。
内心悪態をつきながらも、理央に隠し事を通せる気はしていなかった。
「亜貴があんなオカルト試すなんて思ってなかったけどね。
成功してるの見たら信じるしかないけど。
純ちゃんにはどうやってやらせたの?」
「……何も」
「へぇ…偶然。
純ちゃんは何を願ったのかなぁ?」
口を閉じてだんまりを決め込むと、理央は一度視線を流して微笑むだけだった。
連れてこられたのは、この前純が閉じ込められた倉庫の中。
古びたマットのカビ臭さと埃の臭いが鼻をついた。
「この中、今日は使われない。
話すならここの方が良いだろ?」
この倉庫は古くて、ほとんど開かれない。
文化祭でも隅にあるため、今回も使わないらしかった。
中の道具を何かに使っているのか、鍵は開いていた。
ただ、扉を締めると真っ暗で、目が慣れるまではよく見えない。
それだけが、不安要素ではあった。
そう思っているうちに理央によって扉が閉ざされ、視界が闇に染まる。
「で、話ってなんだ?」
「うん。
入れ替わり、治してやろうかと思って」
「は?」
移動しているらしい理央を、なんとか目で追う。
「本人たち以外にあと2人、手伝いが必要だろ?
手伝ってやるよ」
「それは、本気なのか…っ…!?」
理央がキスをする。
「りっ……っ!?」
何か、臭いのない苦い水分が、口に入って来る。
押し出そうにも、力が、強い。
水滴が落ちる。
「理央っ……おまっ……!」
「どうせ何か飲む?って聞いても、口付けてくれないだろ?
こっちの方が確実」
そう言って、真っ暗な中、また何かを口に含んで、無理矢理口に注ぎ込まれる。
防ごうと出した手をグッと握られ、簡単に引き込まれた。
「はっ…んっ……っ!」
「は…これさ、即効性で結構強いらしいんだよね。
一応女専用みたいだけど」
「な……んんっ……」
媚薬……!?
力が、入らない。
首筋に垂れた液ですら、熱を帯びてるように感じる。
「理央っ……やめ……っ!」
「亜貴…可愛いね。
ちゃんと純ちゃんになってる」
「は……クソがっ……っ」
目が、少しずつ慣れて来る。
理央は小さなボトルから液体を直接的に口に含んでいた。
また、すぐに顔が近づいて来る。
「りっ……っ……!」
言葉を待つことなく、理央に抑えられる。
「……亜貴……フフッ…可愛い」
完全、イかれてる。
ふざけてる。
理央は俺の頬を撫でた。
身体が震える。
いくら即効性とはいえ、こんなに早く……原液の量オーバーが原因だろうか?
こんな薬どこで……と思ったところで、ふと、思い出す。
こいつの家は金持ちだ。
何かしらの方法で入手したにせよ、金には困らない。
そういえば純がこいつに告白されたと言った時、様子がおかしかった。
まさか、あの時にも使った、のか?
「亜貴は僕のことホント好きだよね。
僕も、亜貴が女の子だったら、亜貴のこと好きになってたよ……」
「っ!………り…ぉ………っ」
また、キスをされる。
抵抗が出来なくなり、思わずむせり出す。
ホント、ヘドが出る。
「純ちゃんの身体で中身は亜貴……これはこれで面白いよ」
「何が…っ……!」
首筋を下から上に撫でられた。
身体が、ビクッと反応する。
「屈辱的でしょ?
恋のライバルに好きな女取られた上に女になってヤられるなんて」
「っ……!」
ゆっくり床に押し倒される。
抵抗が出来ない。
力が、入らない。
くそっ……!
「さすがに亜貴の身体は停学中だし、純ちゃんが来ることは無いだろうね。
誰も邪魔は来ないよ」
「はっ……どうせ、純に拒絶されたんだろ?
抱かせて貰えなくてイライラしてたんだな」
嫌味を返すも、理央は動じない。
「……そうだね。
亜貴が抱いたんでしょ?
トラウマなんじゃない?」
理央の唇が首筋を舐め上げる。
クソ……!
まともな話にならない。
このままじゃ、マズイ。
「純ちゃん、ガード緩いからね。
まぁ、見てても分かるけど」
期待してはいなかったが、バカ純め……。
内心悪態をつきながらも、理央に隠し事を通せる気はしていなかった。
「亜貴があんなオカルト試すなんて思ってなかったけどね。
成功してるの見たら信じるしかないけど。
純ちゃんにはどうやってやらせたの?」
「……何も」
「へぇ…偶然。
純ちゃんは何を願ったのかなぁ?」
口を閉じてだんまりを決め込むと、理央は一度視線を流して微笑むだけだった。
連れてこられたのは、この前純が閉じ込められた倉庫の中。
古びたマットのカビ臭さと埃の臭いが鼻をついた。
「この中、今日は使われない。
話すならここの方が良いだろ?」
この倉庫は古くて、ほとんど開かれない。
文化祭でも隅にあるため、今回も使わないらしかった。
中の道具を何かに使っているのか、鍵は開いていた。
ただ、扉を締めると真っ暗で、目が慣れるまではよく見えない。
それだけが、不安要素ではあった。
そう思っているうちに理央によって扉が閉ざされ、視界が闇に染まる。
「で、話ってなんだ?」
「うん。
入れ替わり、治してやろうかと思って」
「は?」
移動しているらしい理央を、なんとか目で追う。
「本人たち以外にあと2人、手伝いが必要だろ?
手伝ってやるよ」
「それは、本気なのか…っ…!?」
理央がキスをする。
「りっ……っ!?」
何か、臭いのない苦い水分が、口に入って来る。
押し出そうにも、力が、強い。
水滴が落ちる。
「理央っ……おまっ……!」
「どうせ何か飲む?って聞いても、口付けてくれないだろ?
こっちの方が確実」
そう言って、真っ暗な中、また何かを口に含んで、無理矢理口に注ぎ込まれる。
防ごうと出した手をグッと握られ、簡単に引き込まれた。
「はっ…んっ……っ!」
「は…これさ、即効性で結構強いらしいんだよね。
一応女専用みたいだけど」
「な……んんっ……」
媚薬……!?
力が、入らない。
首筋に垂れた液ですら、熱を帯びてるように感じる。
「理央っ……やめ……っ!」
「亜貴…可愛いね。
ちゃんと純ちゃんになってる」
「は……クソがっ……っ」
目が、少しずつ慣れて来る。
理央は小さなボトルから液体を直接的に口に含んでいた。
また、すぐに顔が近づいて来る。
「りっ……っ……!」
言葉を待つことなく、理央に抑えられる。
「……亜貴……フフッ…可愛い」
完全、イかれてる。
ふざけてる。
理央は俺の頬を撫でた。
身体が震える。
いくら即効性とはいえ、こんなに早く……原液の量オーバーが原因だろうか?
こんな薬どこで……と思ったところで、ふと、思い出す。
こいつの家は金持ちだ。
何かしらの方法で入手したにせよ、金には困らない。
そういえば純がこいつに告白されたと言った時、様子がおかしかった。
まさか、あの時にも使った、のか?
「亜貴は僕のことホント好きだよね。
僕も、亜貴が女の子だったら、亜貴のこと好きになってたよ……」
「っ!………り…ぉ………っ」
また、キスをされる。
抵抗が出来なくなり、思わずむせり出す。
ホント、ヘドが出る。
「純ちゃんの身体で中身は亜貴……これはこれで面白いよ」
「何が…っ……!」
首筋を下から上に撫でられた。
身体が、ビクッと反応する。
「屈辱的でしょ?
恋のライバルに好きな女取られた上に女になってヤられるなんて」
「っ……!」
ゆっくり床に押し倒される。
抵抗が出来ない。
力が、入らない。
くそっ……!
「さすがに亜貴の身体は停学中だし、純ちゃんが来ることは無いだろうね。
誰も邪魔は来ないよ」
「はっ……どうせ、純に拒絶されたんだろ?
抱かせて貰えなくてイライラしてたんだな」
嫌味を返すも、理央は動じない。
「……そうだね。
亜貴が抱いたんでしょ?
トラウマなんじゃない?」
理央の唇が首筋を舐め上げる。
クソ……!
まともな話にならない。
このままじゃ、マズイ。
0
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
元暗殺者の俺だけが、クラスの地味系美少女が地下アイドルなことを知っている
甘酢ニノ
恋愛
クラス一の美少女・強羅ひまりには、誰にも言えない秘密がある。
実は“売れない地下アイドル”として活動しているのだ。
偶然その正体を知ってしまったのは、無愛想で怖がられがちな同級生・兎山類。
けれど彼は、泣いていたひまりをそっと励ましたことも忘れていて……。
不器用な彼女の願いを胸に、類はひまりの“支え役”になっていく。
真面目で不器用なアイドルと、寡黙だけど優しい少年が紡ぐ、
少し切なくて甘い青春ラブコメ。
SSS級の絶世の超絶美少女達がやたらと俺にだけ見え見えな好意を寄せてくる件について。〜絶対に俺を攻略したいSSS級の美少女たちの攻防戦〜
沢田美
恋愛
「ごめんね、八杉くん」
中学三年の夏祭り。一途な初恋は、花火と共に儚く散った。
それ以来、八杉裕一(やすぎ・ゆういち)は誓った。「高校では恋愛なんて面倒なものとは無縁の、平穏なオタク生活を送る」と。
だが、入学した紫水高校には《楽園の世代》と呼ばれる四人のSSS級美少女――通称《四皇》が君臨していた。
• 距離感バグり気味の金髪幼馴染・神行胱。
• 圧倒的カリスマで「恋の沼」に突き落とす銀髪美少女・銀咲明日香。
• 無自覚に男たちの初恋を奪う、おっとりした「女神」・足立模。
• オタクにも優しい一万年に一人の最高ギャル・川瀬優里。
恋愛から距離を置きたい裕一の願いも虚しく、彼女たちはなぜか彼にだけ、見え見えな好意を寄せ始める。
教室での「あーん」に、放課後のアニメイトでの遭遇、さらには女神からの「一緒にホラー漫画を買いに行かない?」というお誘いまで。
「俺の身にもなれ! 荷が重すぎるんだよ!」
鋼の意志でスルーしようとする裕一だが、彼女たちの純粋で猛烈なアプローチは止まらない。
恋愛拒否気味な少年と、彼を絶対に攻略したい最強美少女たちの、ちょっと面倒で、でも最高に心地よい「激推し」ラブコメ、開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる