入れ替わるようになりまして。

天野 奏

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入れ替わり再び!……亜貴の危機

3 ☆

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「っ……ん………はぁ……」

シャツが脱がされる。
ボタンを外す手が、服が肌を擦るたび、刺激で身体が震えた。

「気持ちい?」
「っ……黙れ……あっ……」

理央の手が、太ももを撫でる。
ムカつく。
どうしても純の声が漏れる。
これ以上、理央に声を聞かせたくない。
理央には……。

「理央は……
最初から純を抱くつもりで……」

「そう。
僕、純ちゃん好きだから。
なのに……お前が邪魔するから……!」

「んっ……!」

またキスをされる。
本当に……こっちは男としてると思うと腹が立つ。

「はぁ……っ…はぁ………」
「でもちょうどいいね?
亜貴を組み敷く方がスカッとする」

フッと、理央が笑う。

バカが……!
女用の媚薬とはいえ、原液で大量に口に含んで……。
自分までおかしくなってる。
こんな状態で、話なんか通じるか。

「理央……やめろ……っ!」

耳に、舌が回る。
背中に腕が回されて、ホックが外された。

「っはぁ……っ!!」

首をなぞるようにキスが降りて、鎖骨の下、胸の方へ移動していく。

女は非力だ。
男の前では抵抗も無力で。
男女が密室にいれば、こういうことだろ。

「理央…っ……ん」

さっきから…当たってる……
下半身が、熱い。
無意識に、腰が動く。
苦しい……。
こんなの、何か突っ込まれてた方がマシだ。

「いいね。
興奮する…。
もっと、僕の名前読んでよ、亜貴」
「やっ……だ……あ!」
「フフッ…可愛い声」

身体を弄る理央の手が、エロい。
あー、純の身体。
熱くて、もうすでに、壊れてしまいそうだ。

「亜貴ちゃん、我慢しなくていいよ……?」

耳元で囁かれて、ゾワゾワと身体が震える。

誰がだ、バカ理央。

前戯長すぎ。
もう、身体は我慢出来ない。
こんな長い拷問、耐えられない。
いっそ、思い切って……

「りお…も……入れて………」

手を伸ばして、キスを促す。
もう、溺れてることにしよう。
この身体でヤッてみたい気もするし。
別に、運動だと思えば、理央が思ってるような屈辱なんか感じない。

理央の下が、脈を打つのが分かった。

「可愛い……亜貴、可愛いよ……」
「ん……」

キスをしながら、理央がベルトに手をかけた。
いいから、早く、しろ。
さっさとやって、何回か抜いて、落ち着けばいい。
でも、純の身体使われんの、やだな…。
まぁ、純じゃなくて俺だから、いいか……。

そんな風に考えながら、身を任せる様に目を閉じた。

「亜貴!!」

扉が開いて、黒い影が光の中に浮かび上がる。
眩しくて、目を細めた。
身体に余裕は無いが、心の中でフッと笑う。

助けに来た相手の姿が自分だと、なんかしっくり来ないな。

「純……」
「純ちゃん…!?」

「り・お・せ・ん・ぱ・いの…バカァああ!!」

純は思いっきり、理央の顔面を殴り飛ばした。
体勢を崩した理央は俺の上から壁の方まで吹っ飛んだ。
こいつ、手加減してないな?

「亜貴…!!  大丈夫!?」

そんなことお構いなしに、純は俺の元に駆け寄った。
触られそうになって、慌てて手を伸ばして制する。
ちょっと、敏感だから、やめて欲しい。

「媚薬…盛られてるから…触んな」
「っ…!?  媚薬って……!
どうしたらいい!?」
「どうって…どうせならやるだけやってこの苦しさから解放されたかったんだけど…純、入れてくれる?」
「やらねぇよバカ!」

冗談に、本気で怒鳴る純。
顔が赤い。
今は俺の顔だけど、確かにそこにいるのは純だと分かって、愛しくて、可愛いと思ってしまう。

俺の身体、絶対痛いのに。
全身鞭打ち状態だった身体で。
多分、純が経験したことない様な痛みばかりだろうに。

来てくれるなんて、思ってなかった…。
1人じゃ、どうにもならなかった。
純は、いつも俺を救ってくれる。

純には、敵わない。


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