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リダズ・ヴィザラムの追憶
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俺は今、大層立派な革張りのチェアに重く腰をのしかけ、ゆったりと王都のパノラマをぼんやりと一望している。
普段だったら感慨深くも無い、何も無い一日。でも今日は何となく俺の居る王都を一望したくなったんだ。
そして、思う。
ーーーあれから八年か。
長い月日が経っていることに今更ながら驚くよ。
え? ジジくさいって?
まぁ、そう言うなよ。
俺はあれから、魔王討伐での成果もとい、武功を買われ、膨大な仕事の山を抱える事となった。毎日がてんやわんやで何から手をつければいいのかわけが訳が分からない日々が続いていたが、岩の上にも三年。何となくなれない仕事もこなせる様になってきたと思う。
それも全てお前のせいだ。
今や俺の肩書きはディオーネ王都所属の冒険者協会本部長。
硬っ苦しい肩書きだが、前バングルド本部長から譲り受けた物だ。
あの人の時代よりも圧倒的に仕事量も増え、求めれる仕事の質もかなり向上している。
ただ、馬鹿みたいに奮闘していた俺が今じゃ山のように積み上がった書類に目を通す日々。
適当にちょろまかそうとしてもウチの秘書、メルサが煩いんだ。
一々あれがこう、これがどうだの確認してきやがる。少しでも的はずれな答えを言えば俺の部下なのにも関わらず講釈をたれる始末だ。どっちが偉いのか時々分からなくなるよ。
そんなこんなで俺はお前と別れてからも上手くやっている。
お前がもし、この場に居たとしたら。メルサに煩い事を言われたとしても飄々としながら勝手に消えちまうんだろうな。
お前の性格が羨ましいよ。
あの時一緒に戦った仲間たちは今でも元気にやっている。
その中で比べてしまえば俺が一番元気がないと言っても過言では無いんじゃないか。
トラモントは相変わらずアトラス冒険者協会本部をあの若さで纏めあげている。正真正銘の化け物はやはりアイツなのだろう。あの、アトラスだぜ。まぁ、俺達とは出来が違うってことだ。未知数が多過ぎるのとお互いが多忙なだけあってあれからもあまり交流が取れていないことが惜しい。いずれ、俺の代わりにやってくれるのはあいつだと思っている位だ。
それに、お前の推薦していたブレイドが今じゃ大英雄として全世界に名を轟かせている。
お前の言っていた通り、ブレイドは強過ぎる。だが、冒険者でも無ければ只の剣聖だ。大英雄としては冒険者であろうが何であろうが関係は無いのだが、よく分からない性格をしている故に扱いにくい。別に悪いやつでもない。普段はブレイ道場とか言う自前の修行場に腰を据えている。俺も行ってきたが雰囲気が凄まじく研ぎ澄まされていて居るだけで疲れる。
何を、何処を見ているのか分からない独特の波長で相手を見るらしい。俗に言う仙人と言う奴らなのか? 服着ていたのに裸を見られた気分だった。リアナだけは行かせないようにしておく。
それと、側近の奴らもお前の言う通り強者揃いだった。その中でも、元ディオーネ騎士団所属のマークス。その息子のカイセルは今現在、グランディア学園に居る。
リアナと同い歳のクセしてグランディア学園最強の剣士と来た。ブレイドを抑えたことは正解だったと思える。それに、ブレイドの愛弟子ゼクス。ディンの同い歳だ。学生とかの域を超えてアトラスの中でもかなり名が知られている。次期にディオーネでもゼクスの事で持ち切りになるだろう。学園対抗戦でもぶっちぎりの二冠だ。勿論、剣技と総合の部だ。魔法の部門は言わずもがな。オーレンの娘がゼクスを下したらしい。
とりあえずゼクスに関しては、世界代表のニューポープに成りうるとんでもない逸材だ。そんなこんなでブレイド一派はどうかしている。今までノールックだったのが不思議な位だ。まあ、普段から静かにしているから目立ちも悪目立ちもせず、白羽の矢を立たない奴らだから無理もない。
話が長くなったが、そしてムルディスト。お前が唆したお陰で今やメティウス一の美女として全世界に名を馳せている。それと、あいつは馬鹿だ。お前が踊り子ミレールに似せろって言ったよな。一目見た時、影武者かと思ったぞ。だから俺は言った。美女数十人の、写し絵を重ね合わせた完璧な平均値を算出して来いと。
そして、
「似すぎていたらそれはミレールだ。お前では無い。俺の言った通りにして出直せ」
と俺は告げた。そしたら、
「確かにそうだよね。ミスったミスった、てへぺろ」
だと。ふざけてるよな。お前とトラモントのせいだぞ。ちなみに、本物のミレールが目の前に居るみたいでめちゃくちゃ可愛かったけどな……。お前にも早く見てもらいたいもんだ。
まぁ、どうだ?
俺もなかなかやるだろう。あのままじゃムルディストに浴びせられるのは罵詈雑言、確実に非難の的になっていた。お前に唆されたムルディストを俺が救ってやったんだ。感謝しろ。それに、あいつはかなり流暢に言葉を操るようになったのと、あの無骨な体躯が何処へ消えたのか訳が分からないくらいスマートになりやがった。そこの所のメティウスの技術力に脱帽せざるを得ない。
そして、ウィンだけは死んだ訳では無いが生きているか分からない状況が長い事続いている。
バングルド爺さんに話を聞けば生きている可能性は十分に有り得るとの事だ。賢者の考える事はよく分からない事ばかりだが、今はそれに期待しておくしかできない。いつかひょっこり帰ってきたりしてな。
そして、こんな役職に着き、俺の腰は重たくなった。それでも、いくら忙しかろうが鍛錬は怠っていない。
日々力が増していく感覚がある。
もしかしたら、お前を超えたかもな。
八年前より世界にエネルギーが満ちているのもあるんだがな。なんせ、実力者が増えつつある。善も悪も分け隔たり無く。
だから、厄介な仕事の依頼が増えているんだけどな。これに関しては良いとも悪いとも言えない。
それとやはり、魔導を極める者こそ、体を鍛える必要がある事を再確認した。最近はその事関連の執筆業も大変でな。その際に、俺式のメソッドを書き連ねさせて頂いた。お前にも一度熟読して貰いたいと思っている。信者達も絶賛の一冊だ。自信を持ってオススメしたい。
絶対お前も強くなれる。
そんなこんなで多忙を極める俺はあまり帰郷する事も出来ずにディグル村の事ではウチの爺に迷惑をかけている。
だが、ディグル村は俺達が居なくても上手く回っているらしい。話に聞くところ、お前の所のディンがめちゃくちゃなまでに魔物を狩り尽くしているって話だ。そんなのにうつつを抜かしているのかグランディア学園への催促をしても全く反応が無い。
リアナももう、グランディア学園へと入学出来る歳になっている。この機会、逃すと逃さないじゃ今後大きく左右されるのは分かるだろう?アイツらがどうなっているのかザイモールを無理矢理行かせたんだが……。ディンにとんでもないちょっかいをだしてきやがったらしい。
三年前、とある呪術師がディンにとんでもない呪いをかけ、それを解放したってだけなんだが。
そこに多大な影響を及ぼしかねない大問題が生じた。……らしい。あくまでもミザリーとか言うチビの言う事だ。やる事やっておいてザイモールは若干拗ね気味だったけどな。あいつも何考えているのかよくわからん。
そんでもって今日、俺は久しぶりに愛する娘と、お前の弟子にめちゃくちゃちょっかい出されたお前の息子と再会する訳だ。
お前に伝えたいことは沢山ある。でも、先程ウチの受付から連絡が来た。
そろそろ、時間だ。
肩肘張らずに、少しはお前らしく振舞ってみるとするか。
コンコン。
ドアがノックされた。
俺は王都のパノラマを一望しながらドアに背を向け返事をする。
「あいよ」
ドアが開き、開口一番。
「うわぁ、すっげえなこの部屋」
陽気な声が聞こえる。
来たぜ。
ライド、お前の息子が。
普段だったら感慨深くも無い、何も無い一日。でも今日は何となく俺の居る王都を一望したくなったんだ。
そして、思う。
ーーーあれから八年か。
長い月日が経っていることに今更ながら驚くよ。
え? ジジくさいって?
まぁ、そう言うなよ。
俺はあれから、魔王討伐での成果もとい、武功を買われ、膨大な仕事の山を抱える事となった。毎日がてんやわんやで何から手をつければいいのかわけが訳が分からない日々が続いていたが、岩の上にも三年。何となくなれない仕事もこなせる様になってきたと思う。
それも全てお前のせいだ。
今や俺の肩書きはディオーネ王都所属の冒険者協会本部長。
硬っ苦しい肩書きだが、前バングルド本部長から譲り受けた物だ。
あの人の時代よりも圧倒的に仕事量も増え、求めれる仕事の質もかなり向上している。
ただ、馬鹿みたいに奮闘していた俺が今じゃ山のように積み上がった書類に目を通す日々。
適当にちょろまかそうとしてもウチの秘書、メルサが煩いんだ。
一々あれがこう、これがどうだの確認してきやがる。少しでも的はずれな答えを言えば俺の部下なのにも関わらず講釈をたれる始末だ。どっちが偉いのか時々分からなくなるよ。
そんなこんなで俺はお前と別れてからも上手くやっている。
お前がもし、この場に居たとしたら。メルサに煩い事を言われたとしても飄々としながら勝手に消えちまうんだろうな。
お前の性格が羨ましいよ。
あの時一緒に戦った仲間たちは今でも元気にやっている。
その中で比べてしまえば俺が一番元気がないと言っても過言では無いんじゃないか。
トラモントは相変わらずアトラス冒険者協会本部をあの若さで纏めあげている。正真正銘の化け物はやはりアイツなのだろう。あの、アトラスだぜ。まぁ、俺達とは出来が違うってことだ。未知数が多過ぎるのとお互いが多忙なだけあってあれからもあまり交流が取れていないことが惜しい。いずれ、俺の代わりにやってくれるのはあいつだと思っている位だ。
それに、お前の推薦していたブレイドが今じゃ大英雄として全世界に名を轟かせている。
お前の言っていた通り、ブレイドは強過ぎる。だが、冒険者でも無ければ只の剣聖だ。大英雄としては冒険者であろうが何であろうが関係は無いのだが、よく分からない性格をしている故に扱いにくい。別に悪いやつでもない。普段はブレイ道場とか言う自前の修行場に腰を据えている。俺も行ってきたが雰囲気が凄まじく研ぎ澄まされていて居るだけで疲れる。
何を、何処を見ているのか分からない独特の波長で相手を見るらしい。俗に言う仙人と言う奴らなのか? 服着ていたのに裸を見られた気分だった。リアナだけは行かせないようにしておく。
それと、側近の奴らもお前の言う通り強者揃いだった。その中でも、元ディオーネ騎士団所属のマークス。その息子のカイセルは今現在、グランディア学園に居る。
リアナと同い歳のクセしてグランディア学園最強の剣士と来た。ブレイドを抑えたことは正解だったと思える。それに、ブレイドの愛弟子ゼクス。ディンの同い歳だ。学生とかの域を超えてアトラスの中でもかなり名が知られている。次期にディオーネでもゼクスの事で持ち切りになるだろう。学園対抗戦でもぶっちぎりの二冠だ。勿論、剣技と総合の部だ。魔法の部門は言わずもがな。オーレンの娘がゼクスを下したらしい。
とりあえずゼクスに関しては、世界代表のニューポープに成りうるとんでもない逸材だ。そんなこんなでブレイド一派はどうかしている。今までノールックだったのが不思議な位だ。まあ、普段から静かにしているから目立ちも悪目立ちもせず、白羽の矢を立たない奴らだから無理もない。
話が長くなったが、そしてムルディスト。お前が唆したお陰で今やメティウス一の美女として全世界に名を馳せている。それと、あいつは馬鹿だ。お前が踊り子ミレールに似せろって言ったよな。一目見た時、影武者かと思ったぞ。だから俺は言った。美女数十人の、写し絵を重ね合わせた完璧な平均値を算出して来いと。
そして、
「似すぎていたらそれはミレールだ。お前では無い。俺の言った通りにして出直せ」
と俺は告げた。そしたら、
「確かにそうだよね。ミスったミスった、てへぺろ」
だと。ふざけてるよな。お前とトラモントのせいだぞ。ちなみに、本物のミレールが目の前に居るみたいでめちゃくちゃ可愛かったけどな……。お前にも早く見てもらいたいもんだ。
まぁ、どうだ?
俺もなかなかやるだろう。あのままじゃムルディストに浴びせられるのは罵詈雑言、確実に非難の的になっていた。お前に唆されたムルディストを俺が救ってやったんだ。感謝しろ。それに、あいつはかなり流暢に言葉を操るようになったのと、あの無骨な体躯が何処へ消えたのか訳が分からないくらいスマートになりやがった。そこの所のメティウスの技術力に脱帽せざるを得ない。
そして、ウィンだけは死んだ訳では無いが生きているか分からない状況が長い事続いている。
バングルド爺さんに話を聞けば生きている可能性は十分に有り得るとの事だ。賢者の考える事はよく分からない事ばかりだが、今はそれに期待しておくしかできない。いつかひょっこり帰ってきたりしてな。
そして、こんな役職に着き、俺の腰は重たくなった。それでも、いくら忙しかろうが鍛錬は怠っていない。
日々力が増していく感覚がある。
もしかしたら、お前を超えたかもな。
八年前より世界にエネルギーが満ちているのもあるんだがな。なんせ、実力者が増えつつある。善も悪も分け隔たり無く。
だから、厄介な仕事の依頼が増えているんだけどな。これに関しては良いとも悪いとも言えない。
それとやはり、魔導を極める者こそ、体を鍛える必要がある事を再確認した。最近はその事関連の執筆業も大変でな。その際に、俺式のメソッドを書き連ねさせて頂いた。お前にも一度熟読して貰いたいと思っている。信者達も絶賛の一冊だ。自信を持ってオススメしたい。
絶対お前も強くなれる。
そんなこんなで多忙を極める俺はあまり帰郷する事も出来ずにディグル村の事ではウチの爺に迷惑をかけている。
だが、ディグル村は俺達が居なくても上手く回っているらしい。話に聞くところ、お前の所のディンがめちゃくちゃなまでに魔物を狩り尽くしているって話だ。そんなのにうつつを抜かしているのかグランディア学園への催促をしても全く反応が無い。
リアナももう、グランディア学園へと入学出来る歳になっている。この機会、逃すと逃さないじゃ今後大きく左右されるのは分かるだろう?アイツらがどうなっているのかザイモールを無理矢理行かせたんだが……。ディンにとんでもないちょっかいをだしてきやがったらしい。
三年前、とある呪術師がディンにとんでもない呪いをかけ、それを解放したってだけなんだが。
そこに多大な影響を及ぼしかねない大問題が生じた。……らしい。あくまでもミザリーとか言うチビの言う事だ。やる事やっておいてザイモールは若干拗ね気味だったけどな。あいつも何考えているのかよくわからん。
そんでもって今日、俺は久しぶりに愛する娘と、お前の弟子にめちゃくちゃちょっかい出されたお前の息子と再会する訳だ。
お前に伝えたいことは沢山ある。でも、先程ウチの受付から連絡が来た。
そろそろ、時間だ。
肩肘張らずに、少しはお前らしく振舞ってみるとするか。
コンコン。
ドアがノックされた。
俺は王都のパノラマを一望しながらドアに背を向け返事をする。
「あいよ」
ドアが開き、開口一番。
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