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路肩に咲く花
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僕たち 3人は 行く宛もなく
ただただ 歩いていた。
目的地を 誰が言う訳でもなく
何かを喋る訳でもなく
ただただ 道なりに 歩いていた。
何故 あんな事をしてしまったのだろう?
計画があったものでもなく
その場 盛り上がり の 集団心理
実行犯は2人 気の弱い僕は見張り役
『賽銭泥棒』
小学生の子供なら
「コラっ!」の ゲンコツ
ひとつで おさまった ものを…
その後が まずかった。
その神社に 何百年も伝わる
〈御神体〉の 鏡 を よりによって
割ってしまったのだ!
2人が どうして そんな 余計な事を
しなのか 今だに理解出来ない。
とんだ とばっちりだ。
この 2人 は 町内でも名の知れた
『稀代の悪』
クソガキ中のクソガキ
この町に 引っ越ししてきたばかりの
僕は何故か この 2人 とウマがあった
出校前 早朝に スーパーに入り込んで
お菓子を たらふく 盗んだり
ドアロックのかかってない
車から 現金を盗んだり
雨の日 建築中の一軒家に 入り
柱やら壁を 根こそぎ破壊したりもした
子供心に 殺人とクスリ 以外は
概ね やった 自負がある。
(こんな事 自慢にも ならないし
到底 人前で 言える事ではないが…)
そんなこんなの 悪事の集大成が
〈御神体〉 破壊 という
神社はもちろん
町長 校長 担任 家族 をも巻き込む
前代未聞の 大事件 となった。
この 悪党2人に 責任感や罪悪感など
到底 ある訳もなく
これから起こりうるであろう
説教 やら 諸々の 面倒な事から逃げる為
僕たちは 3人は 家出 をし
行く宛なく 155号線 を
ただ ただ 西へ 歩いていた。
空き缶を 蹴飛ばしたり
石ころを 蹴飛ばしたり
道端に咲いている いろんな花を
むしって 投げたり
唾を吐いたり 踏み潰したりし
皆が 三人三様の 行き場の無い
もどかしさを かたちに していた。
どれくらい 歩いただろう
かれこれ 3時間くらい は たったと思う
着よう気ままな 薄着で来た為
陽が陰ってくると 少し 寒い
ポケットに手を突っ込んで
西陽が眩しいから
俯向きながら歩いていると
「キィー キィー キィー」
後ろから ブレーキ音が 近づいて来る
見覚えのある 車 が
ゆっくり 止まろうとしている
しばらくしたら 運転席と 歩いている
僕が 真横に並んだ
そして 視線を 向けた
『お父さん…?』
『お父さん』
口には ださなかった いや 出なかった
ココロ の中で 呟いた
『どうして ここが わかったの?』
『探してくれたの?』
いろんな 感情が 交差する中
ドアが 開いた
怒らなかった 叱らなかった
何も 言わなかった …
横顔が 少し 微笑んでいたかもしれない
その日 はじめて 僕たちは
お互いを 見つめ合った
何か 言おうとした
何か 言いかけた …けど…
何も 言えなかった そして うつむいた
路肩に 白い花が咲いていた
西陽に照らされ
ゆらゆら 揺れている
僕たちは 3人は
花を 踏まないように 車に乗った
ただただ 歩いていた。
目的地を 誰が言う訳でもなく
何かを喋る訳でもなく
ただただ 道なりに 歩いていた。
何故 あんな事をしてしまったのだろう?
計画があったものでもなく
その場 盛り上がり の 集団心理
実行犯は2人 気の弱い僕は見張り役
『賽銭泥棒』
小学生の子供なら
「コラっ!」の ゲンコツ
ひとつで おさまった ものを…
その後が まずかった。
その神社に 何百年も伝わる
〈御神体〉の 鏡 を よりによって
割ってしまったのだ!
2人が どうして そんな 余計な事を
しなのか 今だに理解出来ない。
とんだ とばっちりだ。
この 2人 は 町内でも名の知れた
『稀代の悪』
クソガキ中のクソガキ
この町に 引っ越ししてきたばかりの
僕は何故か この 2人 とウマがあった
出校前 早朝に スーパーに入り込んで
お菓子を たらふく 盗んだり
ドアロックのかかってない
車から 現金を盗んだり
雨の日 建築中の一軒家に 入り
柱やら壁を 根こそぎ破壊したりもした
子供心に 殺人とクスリ 以外は
概ね やった 自負がある。
(こんな事 自慢にも ならないし
到底 人前で 言える事ではないが…)
そんなこんなの 悪事の集大成が
〈御神体〉 破壊 という
神社はもちろん
町長 校長 担任 家族 をも巻き込む
前代未聞の 大事件 となった。
この 悪党2人に 責任感や罪悪感など
到底 ある訳もなく
これから起こりうるであろう
説教 やら 諸々の 面倒な事から逃げる為
僕たちは 3人は 家出 をし
行く宛なく 155号線 を
ただ ただ 西へ 歩いていた。
空き缶を 蹴飛ばしたり
石ころを 蹴飛ばしたり
道端に咲いている いろんな花を
むしって 投げたり
唾を吐いたり 踏み潰したりし
皆が 三人三様の 行き場の無い
もどかしさを かたちに していた。
どれくらい 歩いただろう
かれこれ 3時間くらい は たったと思う
着よう気ままな 薄着で来た為
陽が陰ってくると 少し 寒い
ポケットに手を突っ込んで
西陽が眩しいから
俯向きながら歩いていると
「キィー キィー キィー」
後ろから ブレーキ音が 近づいて来る
見覚えのある 車 が
ゆっくり 止まろうとしている
しばらくしたら 運転席と 歩いている
僕が 真横に並んだ
そして 視線を 向けた
『お父さん…?』
『お父さん』
口には ださなかった いや 出なかった
ココロ の中で 呟いた
『どうして ここが わかったの?』
『探してくれたの?』
いろんな 感情が 交差する中
ドアが 開いた
怒らなかった 叱らなかった
何も 言わなかった …
横顔が 少し 微笑んでいたかもしれない
その日 はじめて 僕たちは
お互いを 見つめ合った
何か 言おうとした
何か 言いかけた …けど…
何も 言えなかった そして うつむいた
路肩に 白い花が咲いていた
西陽に照らされ
ゆらゆら 揺れている
僕たちは 3人は
花を 踏まないように 車に乗った
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