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本編
ロダの成長②
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今、ロキ医師の住居内のリビングでは、三巳とロダが対面に座っています。
ロハスに発破を掛けられたロダが、勢いそのままに三巳の元へ突撃したのです。
ローテーブルを挟んで座る三巳とロダの周りには、ちびっ子達が興味津々に目を輝かせて隠れる様に成り行きを見守っています。
椅子の背や三巳の尻尾からはみ出して顔を覗かせるちびっ子達を、ロダは全く気にする事無く真剣に三巳の目を見据えています。椅子に座る背もシャンと伸びて、緊張感からか、時折唾を飲み込む様子も見て取れます。
「さて、じゃあ用件を聞こうか」
三巳も真剣な面持ちでロダの目を見据えて言いました。何しに来たか知ってはいても一応話を進める為に聞いたのです。気分は娘を持つ母親なのです。
ロダは大きく深呼吸すると、口を開きました。
「リリをください!」
「は?」
勢いで真剣に言い切ったロダに、三巳は想定していた内容と一足飛びどころか全飛び位に違っていたので、内容が飲み込めずに聞き返しました。
ロダも自分の言った事が何か違うと気付いて、「あれ?」と首を傾げて言った事を脳内で反芻させます。
三巳とロダが上手く言葉を飲み込めない中、純真無垢なちびっ子達は直ぐ様言葉通りに受け止めました。一呼吸後、一斉に「「「おおおーーー!!!」」」と大歓声です。
余りの迫力に三巳もロダもビクッと体を震わせます。三巳は耳をピンと立てて毛も逆立てています。三巳とロダは脳内にハテナマークを乱立させて、狂喜乱舞しているちびっ子達を見る事しか出来ません。
「「「ロダ兄ちゃんがケッコンのあいさつしたー!」」」
「!?」
「!おー!そういうやつか!」
ちびっ子達に言われて漸く言葉が飲み込めたロダは狼狽し、三巳は喉に引っかかった骨が取れたかの様な爽快さでポンと手を叩きました。
「ヘタレと思いきやいやはや。中々やりよるな、ロダよ。しかし娘はそう簡単にはやれんぞい」
「!?」
ニヤニヤ笑いで悪ノリした三巳が、頑固親父も斯やといった態度で踏ん反り返って言いました。
ロダは更に狼狽して真っ赤な顔で口をアワアワ開閉させています。
「違うよ!?あ、いや違くないけど!何れはそうなれたら良いなって思うけど今は恋人から始めたいっていうか……!」
腕をブンブン回したり、顔を隠す様に絡めたり、忙しない動きでロダは捲し立てます。
三巳とちびっ子達は、半眼ジト目で口元をニヤつかせて楽しそうにロダの奇行を見守ります。
暫く妄想奇行を繰り広げていたロダは、視線に気付いてプシューと湯気を出して縮こまってしまいました。
「ロダは見てて飽きないなー。
取り敢えず水飲んで落ち着こうか」
三巳はクスクス笑って良く冷えたお水を手渡しました。
受け取ったロダは、ラッパ飲みで勢いよく飲み干すと、大きく息を吐き出して気を緩めます。
「うぅ……こんな筈じゃ無かったのに……」
「えー?ミオラは感動したよー?」
「感動したよねー、なまケッコンのあいさつ凄かったー!」
肩を落とすロダの周りで、ちびっ子達がワイのワイのと楽しそうにお喋りを始めました。
恥ずかしさから顔を隠して隙間からちびっ子達を除いていたロダは、次第にその純粋さに癒されてフッと口が緩みました。一度深く深呼吸をすると、改めて三巳に向き直ります。
「結婚の挨拶は何れ必ずしてみせるよ。
でも今はまず、観光旅行に同行させて下さい」
赤い顔のまま開き直って結婚宣言をしたロダは、深々と頭を下げてお願いしました。
三巳は目を瞬かせると、子供の成長を見守る大人の顔になりました。
(あんなに小さかったロダも、いつの間にかこんなに大きくなってたんだなー)
ロダのオシメも変えた事のある三巳は、感慨深く尻尾を揺らしました。
「そうだな。三巳は構わないぞ。
同行も、結婚もな。
でもな、それは全部リリの意思が尊重される。リリが良ければそれで良いんだ。
だからロダは三巳を気にせず全部リリに伝えれば良い」
「うん……、はい。ありがとう、三巳」
三巳に言われたロダはスッキリとした顔で、頭を上げました。
「リリはまだ仕事中?」
「仕事中だなー。今日は夕方までだった筈だぞ?
出直すか?」
「ううん。待たせて貰っていいかな」
「構わんけど、漏れ無くちびっ子達の遊びに付き合う事になるぞー」
「ロダ兄ちゃんも遊んでくれるのー!?」
「やったー!」
「何して遊ぶー!?」
三巳がちびっ子達を前に出して言うと、ロダが何か言う前に、ちびっ子達は目を輝かせてロダに引っ付きました。ちびっ子達の中ではもう、ロダは遊んでくれるものになっている様です。
ロダも懐かれて嬉しそうにちびっ子達の頭を撫でます。
「最近遊んでやれなかったもんね。
いいよ。何して遊ぼうか」
ロダが快諾すればちびっ子達も大歓声で踊り狂いました。
「きゃー!ロダお兄ちゃんと遊べるー!」
「鬼ごっこ!?モンスターごっこ!?」
「お水!魔法見たい!」
その後、リリが仕事から戻るまでちびっ子達に揉みくちゃに遊ばれたロダは、疲労困憊で燃え尽きていました。
ロハスに発破を掛けられたロダが、勢いそのままに三巳の元へ突撃したのです。
ローテーブルを挟んで座る三巳とロダの周りには、ちびっ子達が興味津々に目を輝かせて隠れる様に成り行きを見守っています。
椅子の背や三巳の尻尾からはみ出して顔を覗かせるちびっ子達を、ロダは全く気にする事無く真剣に三巳の目を見据えています。椅子に座る背もシャンと伸びて、緊張感からか、時折唾を飲み込む様子も見て取れます。
「さて、じゃあ用件を聞こうか」
三巳も真剣な面持ちでロダの目を見据えて言いました。何しに来たか知ってはいても一応話を進める為に聞いたのです。気分は娘を持つ母親なのです。
ロダは大きく深呼吸すると、口を開きました。
「リリをください!」
「は?」
勢いで真剣に言い切ったロダに、三巳は想定していた内容と一足飛びどころか全飛び位に違っていたので、内容が飲み込めずに聞き返しました。
ロダも自分の言った事が何か違うと気付いて、「あれ?」と首を傾げて言った事を脳内で反芻させます。
三巳とロダが上手く言葉を飲み込めない中、純真無垢なちびっ子達は直ぐ様言葉通りに受け止めました。一呼吸後、一斉に「「「おおおーーー!!!」」」と大歓声です。
余りの迫力に三巳もロダもビクッと体を震わせます。三巳は耳をピンと立てて毛も逆立てています。三巳とロダは脳内にハテナマークを乱立させて、狂喜乱舞しているちびっ子達を見る事しか出来ません。
「「「ロダ兄ちゃんがケッコンのあいさつしたー!」」」
「!?」
「!おー!そういうやつか!」
ちびっ子達に言われて漸く言葉が飲み込めたロダは狼狽し、三巳は喉に引っかかった骨が取れたかの様な爽快さでポンと手を叩きました。
「ヘタレと思いきやいやはや。中々やりよるな、ロダよ。しかし娘はそう簡単にはやれんぞい」
「!?」
ニヤニヤ笑いで悪ノリした三巳が、頑固親父も斯やといった態度で踏ん反り返って言いました。
ロダは更に狼狽して真っ赤な顔で口をアワアワ開閉させています。
「違うよ!?あ、いや違くないけど!何れはそうなれたら良いなって思うけど今は恋人から始めたいっていうか……!」
腕をブンブン回したり、顔を隠す様に絡めたり、忙しない動きでロダは捲し立てます。
三巳とちびっ子達は、半眼ジト目で口元をニヤつかせて楽しそうにロダの奇行を見守ります。
暫く妄想奇行を繰り広げていたロダは、視線に気付いてプシューと湯気を出して縮こまってしまいました。
「ロダは見てて飽きないなー。
取り敢えず水飲んで落ち着こうか」
三巳はクスクス笑って良く冷えたお水を手渡しました。
受け取ったロダは、ラッパ飲みで勢いよく飲み干すと、大きく息を吐き出して気を緩めます。
「うぅ……こんな筈じゃ無かったのに……」
「えー?ミオラは感動したよー?」
「感動したよねー、なまケッコンのあいさつ凄かったー!」
肩を落とすロダの周りで、ちびっ子達がワイのワイのと楽しそうにお喋りを始めました。
恥ずかしさから顔を隠して隙間からちびっ子達を除いていたロダは、次第にその純粋さに癒されてフッと口が緩みました。一度深く深呼吸をすると、改めて三巳に向き直ります。
「結婚の挨拶は何れ必ずしてみせるよ。
でも今はまず、観光旅行に同行させて下さい」
赤い顔のまま開き直って結婚宣言をしたロダは、深々と頭を下げてお願いしました。
三巳は目を瞬かせると、子供の成長を見守る大人の顔になりました。
(あんなに小さかったロダも、いつの間にかこんなに大きくなってたんだなー)
ロダのオシメも変えた事のある三巳は、感慨深く尻尾を揺らしました。
「そうだな。三巳は構わないぞ。
同行も、結婚もな。
でもな、それは全部リリの意思が尊重される。リリが良ければそれで良いんだ。
だからロダは三巳を気にせず全部リリに伝えれば良い」
「うん……、はい。ありがとう、三巳」
三巳に言われたロダはスッキリとした顔で、頭を上げました。
「リリはまだ仕事中?」
「仕事中だなー。今日は夕方までだった筈だぞ?
出直すか?」
「ううん。待たせて貰っていいかな」
「構わんけど、漏れ無くちびっ子達の遊びに付き合う事になるぞー」
「ロダ兄ちゃんも遊んでくれるのー!?」
「やったー!」
「何して遊ぶー!?」
三巳がちびっ子達を前に出して言うと、ロダが何か言う前に、ちびっ子達は目を輝かせてロダに引っ付きました。ちびっ子達の中ではもう、ロダは遊んでくれるものになっている様です。
ロダも懐かれて嬉しそうにちびっ子達の頭を撫でます。
「最近遊んでやれなかったもんね。
いいよ。何して遊ぼうか」
ロダが快諾すればちびっ子達も大歓声で踊り狂いました。
「きゃー!ロダお兄ちゃんと遊べるー!」
「鬼ごっこ!?モンスターごっこ!?」
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その後、リリが仕事から戻るまでちびっ子達に揉みくちゃに遊ばれたロダは、疲労困憊で燃え尽きていました。
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