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おとぎ話7
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「あら、そう?」
「飲むなら間違いなく自分自身でしょうね。でも今は少し、この世界に興味が沸いてきたところでもあります。どんな風に変わったのか、昴流が何を成し遂げたのか。それを見てみたい。だから今のところは、この薬が使われることは無いでしょうね」
「あら、貴方にとってはつい先日のことなのに嬉しい変化ね。彼の気持ちを考えると私も嬉しいわ。でも薬は受け取ってね。判断こそ貴方に委ねたものの、35年前、貴方から受けた依頼については、それで応えたことにして欲しいのよ、殺し屋としての私がね」
「何から何までありがとうございます。貴女に、御面さんに出会えて本当に良かった」
「私もよ。これからも昴流君のことは影から見守っていきたいとは思っているけれど」
「ありがとうございます。御面さんは、まさに命の恩人だ」
「それ、殺し屋に言う台詞じゃないのよね」
「いや、案外そういうものなのかも知れません。綺麗だと思っていた物語の裏側が汚れているように、殺し屋の内側は聖者のようにあるのかも知れませんね」
「汚れた手を褒め過ぎよ。では、私はもう行くわね。何かあればこの病院に来て頂戴。もう現役は退いてしまったけれども、これでもここの病院を管理していたこともあるのよ、口は聞けるわ。今はこうして、ただ日向ぼっこをしながら散歩をするだけのお婆さんですけどね」
「ありがとう。本当に、ありがとうございました」
御面は慈愛に満ちた表情で答え、ゆっくりと歩いて去って行った。
「飲むなら間違いなく自分自身でしょうね。でも今は少し、この世界に興味が沸いてきたところでもあります。どんな風に変わったのか、昴流が何を成し遂げたのか。それを見てみたい。だから今のところは、この薬が使われることは無いでしょうね」
「あら、貴方にとってはつい先日のことなのに嬉しい変化ね。彼の気持ちを考えると私も嬉しいわ。でも薬は受け取ってね。判断こそ貴方に委ねたものの、35年前、貴方から受けた依頼については、それで応えたことにして欲しいのよ、殺し屋としての私がね」
「何から何までありがとうございます。貴女に、御面さんに出会えて本当に良かった」
「私もよ。これからも昴流君のことは影から見守っていきたいとは思っているけれど」
「ありがとうございます。御面さんは、まさに命の恩人だ」
「それ、殺し屋に言う台詞じゃないのよね」
「いや、案外そういうものなのかも知れません。綺麗だと思っていた物語の裏側が汚れているように、殺し屋の内側は聖者のようにあるのかも知れませんね」
「汚れた手を褒め過ぎよ。では、私はもう行くわね。何かあればこの病院に来て頂戴。もう現役は退いてしまったけれども、これでもここの病院を管理していたこともあるのよ、口は聞けるわ。今はこうして、ただ日向ぼっこをしながら散歩をするだけのお婆さんですけどね」
「ありがとう。本当に、ありがとうございました」
御面は慈愛に満ちた表情で答え、ゆっくりと歩いて去って行った。
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