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FUMAN7
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「確かに良くなった点も沢山あるんだ、例えば老人の孤独死対策とかね。でもその反動は介護職の需要に出る。で、その働き口を新たに発生したフューマン産業で受ける訳だけど限界もある。だってそれすらフューマンに挿げ替わって行くのだから。そればかりか今やフューマンに置き換えられない仕事の方が少ないと思うよ。正確で迅速な判断、行動が出来る分、士業や医師ですら仕事は危うい。今はまだ団体の代表としての顔を持つ僕達経営層だって今後どうなるか解らない。……ああ、決まってこう言われるよ。信用が、ニーズが、等の感情論。そして臨機応変さが、なんて不確かな主張をね。敢えて反論せずともいずれ気付かれると思うから気にはしないけどね。ともかく、そう言う状況になると新たに困窮する人が出るのは自明の理だったんだよね」
「出生率等、色々なことに影響が出そうな問題だな」
「まさにそう。馬鹿を除く人間なら解るから逐一言わないけど、社会構造が大きく変わっていることは確かだよね」
「何かが変わればまた何か、って奴だな」
「そうだね。でも変わらないこともある」
「それは何?」
「ヒューマンにフューチャーを掛けてフューマンとしたところで、この国の人間がそれをフマンと読むことに変わりはない、ってことだよ」
「もしかして昴流は、人間に失望していたりでもするのか?」
「どうだろうね、そう見える?」
それ以上、大君に踏み込むことはできなかった。
「出生率等、色々なことに影響が出そうな問題だな」
「まさにそう。馬鹿を除く人間なら解るから逐一言わないけど、社会構造が大きく変わっていることは確かだよね」
「何かが変わればまた何か、って奴だな」
「そうだね。でも変わらないこともある」
「それは何?」
「ヒューマンにフューチャーを掛けてフューマンとしたところで、この国の人間がそれをフマンと読むことに変わりはない、ってことだよ」
「もしかして昴流は、人間に失望していたりでもするのか?」
「どうだろうね、そう見える?」
それ以上、大君に踏み込むことはできなかった。
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