フューマン

nandemoE

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男二人4

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「色々な意味で凄い世界だな」

「それでも男が子を成そうと思えば子宮を借りねばならない。今はまだフューマンが子を宿すことはできないからね。だから、むしろ男女間の価値で言えばまだ男性の方が低いんだよ。僕はそれを平等にしたいと思っている」

「今はまだ? 平等に?」

「察しが良いね父さん。そうだよ、技術的な話で言えば人工子宮を用いた出産については父さんの時代ですら既に見通しがついていた。つまり、もう既に完成しているんだ。ただ、それをフューマンに実装させないのは倫理だとか何だとか、つまらない問題があるからさ。少しさ、女って生き物は調子に乗り過ぎたんだよ。年々出生率が下がっているのだって、そんな女共に対する男達のノーの声なんじゃないのか」

「昴流、まさか」

「……今だから言うとさ。僕、あの女がしたことを理解していたんだ。だから僕から父さんを奪ったあの女が許せなかった。あの時代のルールが許せなかった。だから僕は父さんを救ってそれをぶっ壊すと決めた。これは僕にとって女共に対する復讐、宣戦布告だ。仇討ちをさせてもらう……僕は、父の仇を討つ!」

「いや俺死んでないよ」

「ああそうだった」

「お前、相当に酔ってるだろ」
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