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第三話
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春先になって、大学の時の先輩から結婚式の招待状が届きました。
私が大学のとき入っていたコーラス部ではずいぶんと世話になったので、先輩も私のことを覚えていたのと思いうれしくなりました。
式の当日はコーラス部の女の子達も数人呼ばれていて、隣り合わせの席に固まって座りました。
結婚相手の男性は、大学の時交際していた男の子とばかり思っていたのですが、見かけない顔で職場結婚だと言う事でした。
「あのときの彼氏とはどうなったのかしらね」と女の子同士でヒソヒソ話をして盛り上がりましたが他の人に聞かれたらどうするのかしらと私は黙っていました。
式が無事に終わったあと、他の先輩たちに「久しぶりだからちょっとお茶でも飲んでいきましょう」と誘われました。
ほかにもコーラス部の女の子達が数人招待されていたので、式のあとちょっとお茶でも飲んでいこうという話になりました。
私も少しだったらお茶くらいはいいと思ってついて行ったのですが、話が弾んでなかなかお開きにはなりませんでした。
その内に旦那からメールが届いて、「今日は、近くの回転寿司で食事をすませるから、ゆっくりして来てもいいよ」と連絡してきました。
私は旦那が気をきかせてくれたのだとは思いましたが、旦那が機嫌を悪くしたのではと半分は心配な気持ちでした。
ようやく話を続けるのにも疲れた様子で会話が途切れると誰かが「そろそろ私帰らないと旦那に叱られちゃうから」と言い出してくれて私はホットしました。
帰ろうとすると和恵さんに呼び止められました。
「ねえ、心理学用語辞典借りたままになってるでしょう、今日返すから取りに来てよ、ねえいいでしょう」と言うので私は帰りに寄ることにしました。
和恵さんのアパートは大学の近くで、よくクラブのコンパの後みんなで一緒に集まっては夜遅くまで騒いだのが思い出でした。
アパートへ曲がる路地を入ると懐かしくて涙がでそうになりました。
和恵さんは大学のとき住んでいたアパートの前を通り過ぎると少し離れたマンションに私を案内しました。
「いちおう引っ越ししたの、すぐ近くなんだけど、お風呂ないと不便でしょう」と言われて、私は部屋に入りました。
すぐに書棚に案内されましたが、大学の時使った教科書がまだそのまま並べられていて、私は懐かしさで胸がいっぱいになりました。
一番目のつくところに、私が大学の時使っていた心理学用語辞典がきちんとおいてありました。
本を受け取った後、お茶を飲みながらおしゃべりをしていると隣の部屋のドアが開いて男性が裸で入ってきました。
下半身が大きく盛り上がっていて、私は目のやり場に困ってしまいました。
男性は平気な顔をして、台所で水を飲むと和恵さんの胸に手をやり、揉み始めました。
私がびっくりしていると和恵さんは「いまね、この人と住んでるのよ、アダルトビデオの男優してるの、だからすごいのよ、あなたも試してみる」と言いながら熱い鉄柱を手にして、舌先を這わせました。
私が返事をしないでいると「ねえ、試してみたいそうよ」と男に言いました。
男はすぐに私の両足をひっぱって床に寝かせると、上からのしかかってきました。
私の身体を襲う欲望は、嵐のような激しさでした。
支配者の欲望に従順に従うことだけが、私に許された最後の希望でした。
私の体は空高く放り上げられたまま、落ちることを許されずに回り続けました。
私の体中に欲望の電流が流し込まれて止まらなくなり、体中が許しを求めて震え始めました。
時計の針が止まると、永遠の時間が私の体を支配していました。
天国にまで放り投げられた私の体は、至福の喜びを目指して昇り続けました。
男は私の身体を至福の楽園まで投げ上げると、次の瞬間に奈落の底に突き落としました。
私が大学のとき入っていたコーラス部ではずいぶんと世話になったので、先輩も私のことを覚えていたのと思いうれしくなりました。
式の当日はコーラス部の女の子達も数人呼ばれていて、隣り合わせの席に固まって座りました。
結婚相手の男性は、大学の時交際していた男の子とばかり思っていたのですが、見かけない顔で職場結婚だと言う事でした。
「あのときの彼氏とはどうなったのかしらね」と女の子同士でヒソヒソ話をして盛り上がりましたが他の人に聞かれたらどうするのかしらと私は黙っていました。
式が無事に終わったあと、他の先輩たちに「久しぶりだからちょっとお茶でも飲んでいきましょう」と誘われました。
ほかにもコーラス部の女の子達が数人招待されていたので、式のあとちょっとお茶でも飲んでいこうという話になりました。
私も少しだったらお茶くらいはいいと思ってついて行ったのですが、話が弾んでなかなかお開きにはなりませんでした。
その内に旦那からメールが届いて、「今日は、近くの回転寿司で食事をすませるから、ゆっくりして来てもいいよ」と連絡してきました。
私は旦那が気をきかせてくれたのだとは思いましたが、旦那が機嫌を悪くしたのではと半分は心配な気持ちでした。
ようやく話を続けるのにも疲れた様子で会話が途切れると誰かが「そろそろ私帰らないと旦那に叱られちゃうから」と言い出してくれて私はホットしました。
帰ろうとすると和恵さんに呼び止められました。
「ねえ、心理学用語辞典借りたままになってるでしょう、今日返すから取りに来てよ、ねえいいでしょう」と言うので私は帰りに寄ることにしました。
和恵さんのアパートは大学の近くで、よくクラブのコンパの後みんなで一緒に集まっては夜遅くまで騒いだのが思い出でした。
アパートへ曲がる路地を入ると懐かしくて涙がでそうになりました。
和恵さんは大学のとき住んでいたアパートの前を通り過ぎると少し離れたマンションに私を案内しました。
「いちおう引っ越ししたの、すぐ近くなんだけど、お風呂ないと不便でしょう」と言われて、私は部屋に入りました。
すぐに書棚に案内されましたが、大学の時使った教科書がまだそのまま並べられていて、私は懐かしさで胸がいっぱいになりました。
一番目のつくところに、私が大学の時使っていた心理学用語辞典がきちんとおいてありました。
本を受け取った後、お茶を飲みながらおしゃべりをしていると隣の部屋のドアが開いて男性が裸で入ってきました。
下半身が大きく盛り上がっていて、私は目のやり場に困ってしまいました。
男性は平気な顔をして、台所で水を飲むと和恵さんの胸に手をやり、揉み始めました。
私がびっくりしていると和恵さんは「いまね、この人と住んでるのよ、アダルトビデオの男優してるの、だからすごいのよ、あなたも試してみる」と言いながら熱い鉄柱を手にして、舌先を這わせました。
私が返事をしないでいると「ねえ、試してみたいそうよ」と男に言いました。
男はすぐに私の両足をひっぱって床に寝かせると、上からのしかかってきました。
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私の体中に欲望の電流が流し込まれて止まらなくなり、体中が許しを求めて震え始めました。
時計の針が止まると、永遠の時間が私の体を支配していました。
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