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第五十話
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旦那が珍しく二人で今度芝居を見に行こうと言い出しました。
大学の時の友達が劇団に入っていて、今度公演があるので誘われたそうです。
私も何度か会ったことのある男の子なので、なるほどあの子が劇団に入って役者になったのねと思い一緒に見に行くことにしました。
芝居が始まってみると、舞台は女装した男性の話で、出演者の男性はみな素敵なワンピース姿でした。
芝居はコミカルに進んで、女装の男性が、男装の女性と結婚するという結末でした。
最後にウェディングドレスの花嫁を、両手で抱えて花婿が舞台から下に消えていく場面がありました。
家に帰ってから、旦那が「俺あれ一度やってみたかったんだ」と言い出しました。
なんの事かと思って聞き直すと「花嫁を両手で抱えて、それでベッドまで運ぶのやってみたかったんだ」と言います。
「ちょっとやらせろよ」と言うので私は寝室で旦那の首に両腕を回しました。
旦那が私の背中に右手を回して、もう一方の手を足の下に通して持ち上げようとしました。
どうにか私が旦那の首にぶら下がって旦那が立ち上がりましたが、「これはだめだ」と言ってすぐに私を降ろしてしまいました。
「お前重すぎる、前はもっと軽かったのに、太ったんじゃないか」と言って機嫌が悪くなりました。
翌日私は体重計を買ってきて、体重を量ってみました。
大学の時より5キロも増えていて、私はどうしようもなく愕然とするだけでした。
これではいけないと思い私は、体重を落とすために何か運動を始めようと思いました。
ちょうど近所の秀美さんが駅前のフィットネスクラブでジャズダンスをしているので、一緒に行くことにしました。
女子大では体育の授業でジャズダンスもやっていたので、秀美さんよりは上手に踊れるとばかり思っていたのですが、すっかり体が硬くなっていて思うように動けませんでした。
先生の動きにやっとのことでついていくのが精一杯で、すぐに息が苦しくなり思ったよりはかなり大変でした。
前はこのくらい全然平気だったのにと思いましたが、やはり大学を出てからは全然運動をしていないので仕方ないと諦めた気持ちでした。
練習が終わったあとは、息が苦しくてしばらくは起きあがれませんでした。
しばらく休んだあと、一緒に練習をしていた秀美さんに一緒にサウナに入っていきましょう誘われました。
私は着替え室でジャージを脱いで裸になりました。
タオルを巻いてサウナにはいるとすぐに体中が汗で一杯になりました。
10分ほど汗をかいてから外にでてシャワーを浴びていると私は大変な事を見つけました。
秀美さんのお尻から太股にかけて紫色の打ち傷がまだらに広がってお尻全体が赤くあれ上がっていました。
私はびっくりして言葉も出ませんでした。
すると秀美さん「ああこれ、いまつき合っている男がいるんだけどね、ちょっと変わった趣味なの」
私はそれを聞いてあの「SM」とか言うのに違いないと気が付きました。
「この間パーティーがあってね、そのときやられたの、男の人5人で取り囲まれてね、
あんまりすごいんで気絶しそうになっちゃった。」
「よかったらあなたも呼んでもらうよう頼んでおきましょうか」と言われて私はどう答えていいのか分からなくなって「考えておきますね」と当たり障りのない答えをしました。
家に帰って食事の支度をしても旦那の帰りは遅くて夜中になりました。
なんでも、接待で遅くなったと理由をつけて客先の茨城の農協の理事長さんが一緒でした。
理事長さんを寝室に通すと旦那が私をこっそり呼びつけて「ちょっと困ってるんだが、この理事長さん趣味が変わっててね、なんというかSMてやつなんだ」
「部長の話では仕事を取るには誰かSMの相手する女紹介しないといけないんだが、今日銀座でいつも接待に使ってるクラブのママに紹介してって頼んだら、内はそうゆう店じゃありませんて、けんもほろろでね、俺はそうゆうのってよくわかんないんだよ」と言います。
私は秀美さんの事を思い出して相談してみると「あ、じゃ私がその人の相手を今夜するから、その代わりあなたが今度パーティーに出てねそれならいいでしょう」と言われました。
私はもう他にどうしようもないと思って、「かならずそうするから今夜は助けてね」と約束しました。
秀美さんは車ですぐ私の家に来ると、「ご主人さま宜しくお願いいたします」と理事長さんの足下に跪いて両手を床について、頭を床に押しつけてお辞儀をしました。
理事長さんは気分がよくなったらしくて、上機嫌でした。
二人は秀美さんの車で出かけると帰って来たのは朝方でした。
旦那がちょうど出かけるとき、私は理事長さんに朝の食事を作っていました。
「これから記念パーティーがあるんですよ、よかったら奥さんも出てくれませんか」と理事長さんが旦那に頼んでいました。
旦那は、自分がでられない替わりに私に出てくれるよう頼まれたと思ったらしく「あ、いいですよ、どうぞ連れて行って下さい、役には立ちませんが」と返事をしました。
私は一応はパーティーだからとおしゃれをして理事長さんと出かけることにしました。
新橋近くのマンションに入るとずっと上の階の部屋に案内されました。
随分変わったところでパーティーをやるのねと思っていると、部屋の中は改装してあって、入り口に受付がありなかは広い部屋になっていました。
さっそく案内されて中にはいると、部屋にはもう数人の男性が飲み物を口にしていて、部屋には秀美さんもいました。
私はなんで秀美さんが部屋にいるのかしらと思って聞いてみると「きまってるじゃないの、今日のパーティーの主賓はあなたなのよ」と言われてびっくりしました。
「今夜はあなたが奴隷になる記念パーティーなのよ」と言われて私はあらためて部屋にいる面々の顔を確かめました。
「パーティーに出てもらうからって私言ったでしょ、これがそのパーティーなの」と言われて私は事情が飲み込めてきました。
見慣れない顔はみな、いやらしそうな顔で私を見つめ返してきました。
「では、始めましょうか」と誰かが言うと、床に四つん這いに押し倒されました。
最初に鞭を降ろして来たのは理事長さんでした。
欲望の儀式が始まる予感が、私の身体を襲いました。
私の身体はゆっくりとした動きで、永遠の時の底に沈み始めました。
しだいに激しさを増す欲望には抵抗する気力もなくなるほどの荒々しさがありました。
許されない喜びの深い淵に私の体は沈み込んで戻ることができなくなりました。
私の体は空高く放り上げられたまま、落ちることを許されずに回り続けました。
支配者に従属するのが女の宿命だと私は心のそこから思い知らされました。
天高くまで飛ばされた私の身体は、燃え尽きそうになりながら空を舞い続けました。
理事長さんの欲望は私の体を十分に楽しむと、ようやく最後の一撃で私を打ち砕きました。
大学の時の友達が劇団に入っていて、今度公演があるので誘われたそうです。
私も何度か会ったことのある男の子なので、なるほどあの子が劇団に入って役者になったのねと思い一緒に見に行くことにしました。
芝居が始まってみると、舞台は女装した男性の話で、出演者の男性はみな素敵なワンピース姿でした。
芝居はコミカルに進んで、女装の男性が、男装の女性と結婚するという結末でした。
最後にウェディングドレスの花嫁を、両手で抱えて花婿が舞台から下に消えていく場面がありました。
家に帰ってから、旦那が「俺あれ一度やってみたかったんだ」と言い出しました。
なんの事かと思って聞き直すと「花嫁を両手で抱えて、それでベッドまで運ぶのやってみたかったんだ」と言います。
「ちょっとやらせろよ」と言うので私は寝室で旦那の首に両腕を回しました。
旦那が私の背中に右手を回して、もう一方の手を足の下に通して持ち上げようとしました。
どうにか私が旦那の首にぶら下がって旦那が立ち上がりましたが、「これはだめだ」と言ってすぐに私を降ろしてしまいました。
「お前重すぎる、前はもっと軽かったのに、太ったんじゃないか」と言って機嫌が悪くなりました。
翌日私は体重計を買ってきて、体重を量ってみました。
大学の時より5キロも増えていて、私はどうしようもなく愕然とするだけでした。
これではいけないと思い私は、体重を落とすために何か運動を始めようと思いました。
ちょうど近所の秀美さんが駅前のフィットネスクラブでジャズダンスをしているので、一緒に行くことにしました。
女子大では体育の授業でジャズダンスもやっていたので、秀美さんよりは上手に踊れるとばかり思っていたのですが、すっかり体が硬くなっていて思うように動けませんでした。
先生の動きにやっとのことでついていくのが精一杯で、すぐに息が苦しくなり思ったよりはかなり大変でした。
前はこのくらい全然平気だったのにと思いましたが、やはり大学を出てからは全然運動をしていないので仕方ないと諦めた気持ちでした。
練習が終わったあとは、息が苦しくてしばらくは起きあがれませんでした。
しばらく休んだあと、一緒に練習をしていた秀美さんに一緒にサウナに入っていきましょう誘われました。
私は着替え室でジャージを脱いで裸になりました。
タオルを巻いてサウナにはいるとすぐに体中が汗で一杯になりました。
10分ほど汗をかいてから外にでてシャワーを浴びていると私は大変な事を見つけました。
秀美さんのお尻から太股にかけて紫色の打ち傷がまだらに広がってお尻全体が赤くあれ上がっていました。
私はびっくりして言葉も出ませんでした。
すると秀美さん「ああこれ、いまつき合っている男がいるんだけどね、ちょっと変わった趣味なの」
私はそれを聞いてあの「SM」とか言うのに違いないと気が付きました。
「この間パーティーがあってね、そのときやられたの、男の人5人で取り囲まれてね、
あんまりすごいんで気絶しそうになっちゃった。」
「よかったらあなたも呼んでもらうよう頼んでおきましょうか」と言われて私はどう答えていいのか分からなくなって「考えておきますね」と当たり障りのない答えをしました。
家に帰って食事の支度をしても旦那の帰りは遅くて夜中になりました。
なんでも、接待で遅くなったと理由をつけて客先の茨城の農協の理事長さんが一緒でした。
理事長さんを寝室に通すと旦那が私をこっそり呼びつけて「ちょっと困ってるんだが、この理事長さん趣味が変わっててね、なんというかSMてやつなんだ」
「部長の話では仕事を取るには誰かSMの相手する女紹介しないといけないんだが、今日銀座でいつも接待に使ってるクラブのママに紹介してって頼んだら、内はそうゆう店じゃありませんて、けんもほろろでね、俺はそうゆうのってよくわかんないんだよ」と言います。
私は秀美さんの事を思い出して相談してみると「あ、じゃ私がその人の相手を今夜するから、その代わりあなたが今度パーティーに出てねそれならいいでしょう」と言われました。
私はもう他にどうしようもないと思って、「かならずそうするから今夜は助けてね」と約束しました。
秀美さんは車ですぐ私の家に来ると、「ご主人さま宜しくお願いいたします」と理事長さんの足下に跪いて両手を床について、頭を床に押しつけてお辞儀をしました。
理事長さんは気分がよくなったらしくて、上機嫌でした。
二人は秀美さんの車で出かけると帰って来たのは朝方でした。
旦那がちょうど出かけるとき、私は理事長さんに朝の食事を作っていました。
「これから記念パーティーがあるんですよ、よかったら奥さんも出てくれませんか」と理事長さんが旦那に頼んでいました。
旦那は、自分がでられない替わりに私に出てくれるよう頼まれたと思ったらしく「あ、いいですよ、どうぞ連れて行って下さい、役には立ちませんが」と返事をしました。
私は一応はパーティーだからとおしゃれをして理事長さんと出かけることにしました。
新橋近くのマンションに入るとずっと上の階の部屋に案内されました。
随分変わったところでパーティーをやるのねと思っていると、部屋の中は改装してあって、入り口に受付がありなかは広い部屋になっていました。
さっそく案内されて中にはいると、部屋にはもう数人の男性が飲み物を口にしていて、部屋には秀美さんもいました。
私はなんで秀美さんが部屋にいるのかしらと思って聞いてみると「きまってるじゃないの、今日のパーティーの主賓はあなたなのよ」と言われてびっくりしました。
「今夜はあなたが奴隷になる記念パーティーなのよ」と言われて私はあらためて部屋にいる面々の顔を確かめました。
「パーティーに出てもらうからって私言ったでしょ、これがそのパーティーなの」と言われて私は事情が飲み込めてきました。
見慣れない顔はみな、いやらしそうな顔で私を見つめ返してきました。
「では、始めましょうか」と誰かが言うと、床に四つん這いに押し倒されました。
最初に鞭を降ろして来たのは理事長さんでした。
欲望の儀式が始まる予感が、私の身体を襲いました。
私の身体はゆっくりとした動きで、永遠の時の底に沈み始めました。
しだいに激しさを増す欲望には抵抗する気力もなくなるほどの荒々しさがありました。
許されない喜びの深い淵に私の体は沈み込んで戻ることができなくなりました。
私の体は空高く放り上げられたまま、落ちることを許されずに回り続けました。
支配者に従属するのが女の宿命だと私は心のそこから思い知らされました。
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