【完結】令嬢はされるがままに

asami

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第五十二話

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 大学の時のクラブの先輩から電話があり「今度展覧会やるんだけど、見に来てくれないかしら、」と誘われました。
大学を卒業したあと、絵を描き始めた事は聞いていたのですが、銀座で個展と聞いてびっくりしてしまいました。
当日、近くのデパートでクッキーの詰め合わせを買って会場に行きました。
展覧会の会場には、大学の時のコーラス部の同級生が大勢詰めかけていました。
一通り絵を見てから帰ろうとすると、大学の時の友達みんなでお茶を飲んで行こうという話になりました。
大学の時帰りによく寄った、喫茶店にみんなで入ると話に花が咲いてなかなか帰る口実を見つけられませんでした。
ようやく話す話題もなくなって誰ともなく席を立つと、こんどは「私が払う」とかのレシートの奪い合いが始まり、私はうんざりして見ていました。
一応は「あ、私が払います」と言っては見たものの、さっさと誰か払えばいいのにと思うだけでした。
一応は一番学年が上だった先輩が払うことになりやっとお開きになりました。
帰ろうとすると和子さんに呼び止められました。
「ねえ、パソコン得意だったわよね、私のパソコンうまくインターネットにつながらないんだけど見てくれないかしら」と言われました。
「友達に古いパソコンもらったんだけどね、インターネットにつながるはずなんだけどやり方わかんなくて、友達の話では必要なものは全部そろってるって言うんだけど、私パソコンよくわかんないのよ」と言われて、断ってもまずいと思って帰りに寄ることにしました。
和子さんのアパートは大学の近くで、よくクラブのコンパの後みんなで一緒に集まっては夜遅くまで騒いだのが思い出でした。
アパートへ曲がる路地を入ると懐かしくて涙がでそうになりました。
和子さんは大学のとき住んでいたアパートの前を通り過ぎると少し離れたマンションに私を案内しました。
「いちおう引っ越ししたの、すぐ近くなんだけど、お風呂ないと不便でしょう」と言われて、私は部屋に入りました。
パソコンは部屋の隅に畳の上に置いてあり、電源を入れてみるとすぐに動き始めました。
しかし画面には何も表示がでなくて、どうも変でした。
パソコンの裏を見ると、ケーブルは何も繋がっていなくて横に置いてあるだけでした。
「ケーブルまだ繋いでないの」と私が聞いてみると、「友達に聞いたけどどこにどれ繋いでいいのか判らないから」と言われてケーブルさえ繋げばいいと思いました。
一通りケーブルを繋いで、立ち上げてみると別に問題はないようでした。
「ありがとう、よかった助かったは、こうゆう時パソコンに強い男の子とか知り合いにいると助かるんだけど、私のつきあってる男の子ってパソコン苦手なのよみんな」と言われてそんなに男の子の友達がいっぱいいるのかしらと思いました。
「お茶くらいいれるからちょっと待っててね」と和子さんが言うので、私は少しゆっくりしていくことにしました。
しばらくおしゃべりをしてから私は、「旦那が待ってるからそろそろ帰るわね」と言うと「待ってる人がいるのはいいわね」と和子さんに言われて余計なことを言ってしまったと思いました。
私はお茶のコップを台所に運んで洗ったあと、「じゃ、また今度ね」と適当に挨拶しました。
和子さんも「じゃ、またね」と言ってくたので大学生の時に戻ったような気分でした。
ドアに横にある鏡で身支度を整えてからドアを開けると外はもう真っ暗でした。



 部屋をでて来た道を戻ると、見覚えのある通りに出ました。
大学の時帰りによく通った道で、裏手の公園を抜けると別の地下鉄の駅に出ます。
乗り換えを一度せずに済むので、家に帰るにはこちらのほうが近いことを思い出して、私は公園に通じる道を急ぎました。
公園のトイレの前を通り掛かった時、すぐそばのブランコに女子高生が一人座っているのが見えました。
こんなに夜遅くにどうしたのかしらと思いましたが、気にしてもしょうがいなと思い急ぎ足で通りすぎました。
すると急に女子高生が泣き出す声が、後ろから聞こえました。
私があわてて振り向くと、女子高生は膝を抱えてしゃがみ込んで泣き続けていました。
よけいなことに関わらない方がいいとは思いましたが、引き返して「ね、どうしたの」と女子高生に声をかけてみました。
すると「もうこんなのや、もう死にたい、死なせて」と女子高生が泣きながら言います。
私はどうしたらいいのか判らなくて「死んだりしたらだめよ、絶対だめ」となだめるしか方法がありませんでした。
「家は近くなの」と聞いてみると、「すぐこそです」と女子高生が言うのでともかく家まで送っていって家族の人に任せた方がいいと思い、女子高生の手をとって立たせました。
なんとか家まで送りつけよう思って、女子校生が言う道順をたどるとマンションの前に着きました。
玄関のドアまで送ると、部屋の中には男の子が数人いて麻雀をしている最中でした。
私は女子高生が部屋に入るのを確かめて、地下鉄の駅まで行こうと思いました。
角を一つ曲がって、大通りが見えたとき私はさっきの部屋はなんだか変だったと思い返しました。
外からみる限りではワンルームマンションだし、女子高生がワンルームマンションに住んでいるはずもないし、あの男の子達はいったいなんだったんだろうと思うと急に心配になりました。
私は急ぎ足でさっきのマンションの部屋に行ってみました。
ベル鳴らしても返事がないので、ドアを開けてみると部屋の奥には麻雀台がありその周りを男の子達がズボンを膝まで下げた格好で取り囲んでいました。
「何をしてるんですか」と私が大きな声をだすと、男の子の一人が私に飛び掛かってきて、私の腕を背中の後ろでねじ上げました。
麻雀台のそばまでひっぱられると、麻雀台の上にはさっきの女子高生が両手と両足を麻雀の台に仰向けに縛られていました。
私は女子高生の上に押し倒されて、頭を女子高生の花園に押し当てられました。
私の腰を引きつけると男の子は突き通してきました。
逃げることの出来ない快楽の時が始まったことを私は思い知らされました。
抵抗する気力もないくらいに私の体はもてあそばれました。
思いもしなかった動きが急に私の身体を捕らえると、いきなりしっかりと奧まで届いてきました。
心を失って燃え続ける私の身体に、男の子は征服者の杭を力強く打ち下ろして来ました。
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