【完結】令嬢はされるがままに

asami

文字の大きさ
67 / 122

第六十七話

しおりを挟む
 コーラス部の先輩から急に電話があり「今度ね、妹が入ってるダンスクラブで公演があるんだけどね、ほら渋谷の公会堂でやるの、切符余っててこまってるんだけど見に来てくれないかしら。ねね、来てくれるわよね」と頼まれました。
妹さんは先輩より5つ年下で同じ希美大学でしたが、私が卒業してから入ったので顔を見た事はありませんでした。
今年卒業で、今度の公演は学生最後の公演になるので、なんとか友達を大勢引き連れて見に行って、姉の立場をなんとか保ちたいのが本音のようでした。
他のコーラス部の先輩や、同級生もたくさん見に来るというので、私も行かないけにはいかないと思いました。
当日は公会堂前で待ち合わせをすると、時間前には大勢の友達が集まってにぎやかになりました。
公演は、ヒップホップやジャズダンスなどの流行りのダンスにミュージカル風のストーリーを組み合わせたもので、シロートの公演の割りにはよくできていて、拍手も鳴りやまないくらいでした。
幕も下りて公演が終わると、大学の時の仲間みんなでお茶を飲んで行こうという話になりました。
大学の時帰りによく寄った、喫茶店にみんなで入ると話に花が咲いてなかなか帰る口実を見つけられませんでした。
ようやく話す話題もなくなって誰ともなく席を立つと、こんどは「私が払う」とかのレシートの奪い合いが始まり、私はうんざりして見ていました。
一応は「あ、私が払います」と言っては見たものの、さっさと誰か払えばいいのにと思うだけでした。
一応は一番学年が上だった先輩が払うことになりやっとお開きになりました。
帰ろうとすると聡美さんに呼び止められました。
「ねえ、教育六法借りたままになってるでしょう、今日返すから取りに来てよ、ねえいいでしょう」と言うので私は帰りに寄ることにしました。
聡美さんのアパートは大学の近くで、よくクラブのコンパの後みんなで一緒に集まっては夜遅くまで騒いだのが思い出でした。
アパートへ曲がる路地を入ると懐かしくて涙がでそうになりました。
聡美さんは大学のとき住んでいたアパートの前を通り過ぎると少し離れたマンションに私を案内しました。
「いちおう引っ越ししたの、すぐ近くなんだけど、お風呂ないと不便でしょう」と言われて、私は部屋に入りました。
すぐに書棚に案内されましたが、大学の時使った教科書がまだそのまま並べられていて、私は懐かしさで胸がいっぱいになりました。
一番目のつくところに、私が大学の時使っていた教育六法がきちんとおいてありました。
本を受け取った後、お茶を飲みながら話しをしていると玄関のドアががんがんとなりました。
聡美さんが急いでドアを開けると怖い顔をした男が二人立っていました。
「金は、いつ返してもらうんだ、400万だぞ、いったいどうやって返すんだ」と怖い顔で怒鳴り始めました。
私は怖くなりましたが聡美さんは平然として「今利息払いますから」と言って、下の表着を脱ぎ始めました。
パンティーも脱ぐと、すぐ男の前で膝をついて口を使い始めました。
私はびっくりして腰が抜けたように動けなくなりました。
「そっちの女もやってもらうぜ、」と言うと男が私の前に立ちました。
「有紀ちゃんお願いね、せっかくだから楽しみなさいよ、」と聡美さんが言うのが聞こえました。
私はなにをすればいいのかすぐに気がつきました。
甘い舌触りを楽しむようにあなたは腰を前に突き出して私の口いっぱいに頬張らせました。
舌先にからみつくように征服する楽しみをあなたは追い続けました。
思いがけない感触が口の中いっぱいに広がると、腰を前後に揺する勢いが逞しさを増し続けました。
支配される快感がやがて私の体中を満たして、次の瞬間にあふれ出てきました。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

処理中です...