【完結】令嬢はされるがままに

asami

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第八十九話

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 ある日の夕方、旦那がいつもより早く帰って来て、機嫌が良いので何だか心配な気がしました。
旦那に話しを聞いてみると、新しい部署に配置転換になってそれが凄い仕事だという事でした。
私は仕事の話しを聞いても訳が分からないので黙って聞いていましたが、旦那は自分の得意な分野の仕事が大張り切りでした。
しばらくして旦那は会社に泊まり込んで家に帰らない日が続きました。
日曜日の夕方に旦那が家に帰ってきたときに理由を聞いてみると、もうすぐ納期なので追い込みでチーム全員が会社に泊まり込みだいう話しでした。
「自分だけ帰るわけにもいからと」旦那に言われましたが、旦那が家に帰らないの理由は仕事だけとも思えませんでした。
私はもしかして旦那が浮気をしてるのではと心配な気持ちが沸いてきました。
翌日玄関の掃除をしていると、紫色の名刺くらいの大きさのビラが入ってるのを見つけました。
手にとってよく見ると「ランジェリーパブ、ラズベリー」と店の名前が書いてあり、裏には「アルバイト募集。人妻大歓迎」の文字が見えました。
私はきっと旦那がこのランジェリーパブに行った帰りにビラを玄関で落としたに違いないと思いました。
もしかして旦那はこのランジェリーパブの人妻と不倫をしてるのかも知れないと不審な気持がこみ上げてきました。
相談相手はいないかと思いを巡らすとやっぱり男と女の事に詳しいのは旦那の叔父と思い当たりました。
旦那の叔父にさっそく電話しましたが「相談したい事があるんです」と言った後に、叔父に何と言って話しを切り出したらいいの判りませんでした。
「あの、郵便受けにランジェリーパブのアルバイト募集のビラが入ってたんですけど」と適当に思いついたまま言ってみました。
「あ、ランジェリーパブだったらデリヘルじゃないからバイトしても大丈夫安心だよ」といきなり叔父が言うので私は困ってしまいました。
そもそも叔父の言うデリヘルってのが何のことか判りませんでした。
「デリヘルってなんですか」と何も考えもせずに思わず言葉が先にでてしまいました。
「有紀ちゃん、デリヘルで働きたいんだね、いや隠さなくてもいいんだよ」と勝手に叔父が言い出すので私は困ってしまいました。
「女だったら誰でもデリヘルで働きたいと思うからね。何しろ毎晩男とセックスできるんだからね。有紀ちゃん旦那が相手じゃ物足りないからデリヘルでバイトしたいんだろう」と叔父が勝手に決めつけるので私はびっくりしてしまいました。
「いやそうじゃないんです、ランジェリーパブってどうゆう所なんでしょうか」と私はもう一度叔父に聞き返しました。
「ランジェリーパブだったら男と遊びたい人妻にはぴったりだよ、お金も入るし楽しめるしね」と叔父はアルバイトの相談だと思ったのかどうも話しが通じませんでした。
これはしょうがないとおもって「旦那がランジェリーパブで浮気してるらしいんです」と話しの矛先を変えてみました。
すると叔父はすぐに「それだったら有紀ちゃんの旦那は浮気をしてるのに間違いないね」と言い出しました。
叔父の知り合いに浮気調査を専門にしている友達が居るので旦那の様子を調べてみるよう頼んでおいてくれる事になりました。



 翌日の夕方に叔父から電話があり「有紀ちゃんの旦那が女とラブホテルに入るのを見つけたから、一緒に二人で部屋に乗り込もう」と言われました。
相手の女性はセーラー服を着てるけど女子高生にしては化粧が濃すぎるし身体も大柄だから人妻らしいとの叔父の話でした。
叔父と一緒にホテルの近くで待ち合わせをすると、私は叔父と二人でホテルの部屋に乗りみました。
なんて言ってとっちめてやろうと思いながらドアを開けて部屋に入ると、旦那の姿を探してベッドの上やバスルームを探し回りました。
しかし何処を探しても旦那も相手の女性の姿は部屋には見当たりませんでした。
別の部屋と間違えたのかもしれないと思ってバスルームを出ようとすると目の前に叔父が立ちはだかりました。
「男が欲しいんだろう、体が男を欲しがってたまらないんだろう」といいながら叔父は私に抱きついて来ました。
私は何とか身体を捻って後ろ向きになりましたが狭いトイレで逃げ場所などありませんでした。
熱く煮えたぎった欲望を前にして、私の心は逆らう気力を失いました。
私に抵抗する余裕を与えて、私を征服するのを楽しむかのように、叔父はゆっくりと私の身体を開いてきました。
しだいに激しさを増す欲望には抵抗する気力もなくなるほどの荒々しさがありました。
許されない喜びの深い淵に私の体は沈み込んで戻ることができなくなりました。
私の体は空高く放り上げられたまま、落ちることを許されずに回り続けました。
信じられない感触が私の体中に広がると許しを請うことさえできなくなりました。
意志を失った人形の体を女の宿命が支配し続けました。
征服者が最後の至福の時を告げるのを待つしかもう希望はなくなりました。
廃墟となった私の身体を、叔父はとどめの一撃きで貫きました。
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